中京記念2024を徹底予想！過去の傾向から2024年の出走予定馬を一挙解説！

今回は、2024年7月21日に中京競馬場で行われる中京記念(G3)についてポイントをまとめましたのでご紹介します。

少し先週の振り返りを。

函館記念はホウオウビスケッツが完勝でした。巴賞での完勝は実力通りでした。むしろ巴賞より成長しているとすら感じました。鞍上の岩田騎手ももっと大きいところをというコメントも出ていたように、今年の一番の上がり馬はこの馬になるかもしれません。

本命のサヴォーナは３、４コーナーで外からポジションを上げていき、直線でも外から脚を伸ばしてきましたが、4着まで。結果的に２番手追走のホウオウビスケッツ。逃げたアイスヴァールが3着。２着のグランディアは5番手からの抜け出しと前のポジションにつけた馬たちが有利という展開となりました。思ったよりも内馬場が良かったのかなと思います。

馬券はもちろん外れ。。２週連続の大爆発を狙いましたが不発でした。

今週は中京記念ですが、しっかりとペースを読み違えないように予想をしていきたいと思います。

本記事では、出走馬確定後に競馬予想20年筆者の独自予想とレース展望も公開します。

週末のメインレースの予想に悩んでいる方は是非最後までご覧ください。

中京記念とは？開催概要とコースについて紹介

中京記念は今年で72回を迎えます。

今年は小倉競馬場で行われます。2021年、2022年と小倉競馬場で行われましたが、2年ぶりに小倉競馬場で行われます。サマーマイルシリーズですが、1800mです。サマーマイルシリーズの第２戦となります。

※以下、中京記念の競走条件と賞金の詳細です。

勝ち馬の賞金は4,100万円。3歳以上のG3レースでは１着賞金最高額タイとなっております。

中京記念のコース特徴

中京記念は小倉競馬場の芝コース、右回り1,800mで行われます。

出典：JRA 小倉競馬場コース紹介

今回は芝1,800mですので、スタンド前からスタートしコースを1周するコースとなります。

直線は293mで、１コーナーから２コーナーに向かって上り坂(高低差3m)となり、そこからゴールまでは下っていく競馬場となります。

直線は平坦でローカル競馬場らしい、小回り、平坦、直線の短いコースとなります。

Aコース使用４週目ですので内が悪く、外側が伸びやすくなってることが容易に想像がつきますが、

土曜日のレースでトラックバイアスを見て、しっかりと馬場傾向を見極めていきたいと思います。

中京記念2024の出走登録馬

ここからは2024年7月16日現在、中京記念への出走が予定されている馬と特徴をご紹介します。

エルトンバローズ

前走は安田記念8着。勝ち馬ロマンチックウォリアーと0.6秒差。昨年のマイルチャンピオンシップでもナミュールに0.2秒差の4着とG1戦線でも健闘しています。

そんな馬が中京記念に出走してくるので間違いなく人気はするでしょう。実力ももちろん上位でしょう。

今年の中京記念は小倉芝1800mで行われますが、芝1800mの重賞もラジオNIKKEI賞と毎日王冠の2勝していますので、距離も問題ないでしょう。

小倉競馬場は小回りですし、正攻法で先行し抜け出しという競馬で実力を発揮できれば間違いなく勝利に一番近い馬だと思います。

エピファニー

前走は大阪杯10着。今回と同じ舞台である小倉芝1800mの小倉大賞典を勝っていますのでコース実績はあります。

また今回は休み明けですが、鉄砲実績もよく(2.0.0.0)となっています。休み明け2走目の成績も(2.0.0.0)ということで

フレッシュな状態で力を発揮する馬だと言えるでしょう。小倉大賞典を勝利した杉原騎手が継続騎乗ですので、馬の特徴もわかっているでしょうし、小倉芝1800mの競馬のイメージはできているでしょう。

メンバーも１頭抜けた馬がいますが、その他の中では力上位だと思うので、期待です。

ニホンピロキーフ

前走は鳴尾記念12着。マイラーズカップではソウルラッシュ、セリフォスに続いて3着と健闘。2着セリフォスとは0.1秒差。

小倉競馬場は３戦３勝。距離は1800mと2000mで勝利しています。コースの相性は言わずもがなばっちりです。

前走の負けで人気を落としそうですが、前走が実力ではないので、もう一度見直しすべき馬だと思います。田口騎手もこの馬とコンビを組んで9戦目。

田口騎手はまだ重賞を勝っていないのでこの馬で重賞をと思っていることでしょう。

中京記念の過去の優勝馬一覧

次の表は中京記念の過去10年の優勝馬の一覧になります。

過去10年の結果を見ると1〜3番人気が1頭も馬券に絡まなかったレースは2014年、2016年、2020年の3度。

２桁人気馬が馬券に絡んだのは10年中4年で4頭います。

1〜3番人気のうち2頭が馬券圏内に入ったのは2017年、2019年、2023年の3回のみ。

ハンデ戦ということでかなり難解なレースには間違いありません。その代わり、的中するとリターンは大きいレースとなります。

それでは今年はどのようなレース結果が予想されるのか、データを分析して傾向を探っていきたいと思います。

血統的側面

中京記念 血統別ランキング-2024年最新版-
RANK(回数)	馬名
7回	ディープインパクト
4回	ハーツクライ

過去10年の血統を見てみると一番馬券に絡んでいる種牡馬はディープインパクトで7回。

次がハーツクライで4回となります。

ディープインパクト産駒で今回出走するのはエスコーラとなります。

ハーツクライ産駒で今回出走するのはカテドラルとなります。

脚質的側面

過去5年の小倉競馬場の芝1800mの脚質別データを紹介します。

脚質	勝率	連対率	複勝率
逃げ	14.8%	26.5%	36.1%
先行	13.9%	27.6%	39.2%
差し	5.4%	12.1%	19.4%
追込	1.3%	2.5%	5.5%

一番複勝率が良いのは先行馬で複勝率39.2%。一番複勝率が低いのは5.5%で追込馬。

小倉競馬場は小回り競馬場で直線も短い平坦コースであるので、馬場状態にもよりますが、前につけて内の馬が有利なコースになります。３、４コーナーで外外を回って差してくるのは、レースペースの助けもしくは力差がある程度ないと難しいと思います。

枠順的側面

過去5年の小倉競馬場の芝1800mの枠順別データを紹介します。

過去10年の中京記念の単勝人気別データを紹介します。

騎手的側面

ここからは、今年7月10日までの直近3年の小倉芝1,800mの騎手成績を紹介します。

小倉 1,800m 騎乗回数ランキング-2023年最新版-
RANK(勝率/連対率)	騎手名
15.9%/30.5%	西村淳也
3.9%/10.5%	幸英明
4.4%/8.8%	富田暁

※このコースの騎乗数が多い順上位３人を記載しています。

5回以上走った騎手で複勝率が高い騎手で見ると川田将雅騎手が69.0%でトップ。次が坂井瑠星騎手51.7%。横山和生騎手が47.1%となっています。

この中で今回騎乗予定の騎手は、西村淳也騎手（エルトンバローズ）、幸英明騎手(カテドラル)、坂井瑠星騎手(エスコーラ)となります。

中京記念2024出走馬確定(7月1９日更新)

2024年7月21日に行われる中京記念の出走馬と枠順が確定しました。

馬番	馬名	騎手	連対率
1	テーオーシリウス	西塚洸二	19%
2	アルナシーム	横山典弘	37%
3	セルバーグ	和田竜二	25%
4	ワールドリバイバル	小牧太	29%
5	カテドラル	幸英明	29%
6	エピファニー	杉原誠人	47%
7	エルトンバローズ	西村淳也	58%
8	タガノパッション	M.デムーロ	16%
9	ボーデン	団野大成	42%
10	ソレイユヴィータ	吉村誠之助	33%
11	アナゴサン	松若風馬	35%
12	セオ	岩田康誠	53%
13	ニホンピロキーフ	田口貫太	50%
14	ロングラン	松山弘平	29%

まずは展開予想から。

逃げるのは枠順的にテーオーシリウスかセルバーグでしょう。ペースはハイペースになりそうでしょう。エルトンバローズは自分のペースを守りつつ逃げ馬を前に見ながら道中は折り合いに専念。直線に向いたら前の馬たちを捉え先行抜け出しの正攻法をとってくると思います。おそらく実績的にも実力的にもこの中でトップクラスですから小細工なしの競馬をしてくるでしょう。ペースも速くなりそうですし、差し、追込み馬の台頭も十分ある状況で、やはりその中ではエピファニー、ニホンピロキースあたりが伸びてくるのではないかと思います。あとは無欲の内枠でじっとしていた差し、追込み馬の上位進出も十分ありそうで、アルナシーム、タガノパッションあたりも突っ込んできそうです。

たんぷくの注目馬と買い目を限定公開！

最後に私が注目している馬をご紹介します。日曜日昼にはこちらで公開いたしますのでお楽しみに。

小倉11R 中京記念
◎06 エピファニー 杉原
◯12 セオ
▲03 セルバーグ
△07 エルトンバローズ

 

中京記念2024攻略まとめ

ここまで、2024年7月21日に行われる中京記念(G3)に関する概要と過去のデータ、注目馬を紹介してきました。

データを見ていくと難解なハンデ戦であることがよくわかりましたが、エルトンバローズの実力からしていくら人気馬が弱いからといってここは流石に馬券圏内は外さないのではないかと思ってしまいます。人気薄の馬も馬券に絡むものの馬券を検討するのは10番人気以内で良いかなと思います。

詳しい情報と中京記念の予想は枠順が確定次第追記していきます。

是非続報をお待ちください。