宝塚記念2024を過去の傾向から徹底分析！出走予定馬とレース展開を紹介

今回は、2024年6月23日に京都競馬場で行われる宝塚記念(G１)についてポイントをまとめましたのでご紹介します。

少し先週の振り返りを。

マーメイドステークスは清々しい競馬というかこれぞハンデ戦という結果でした。アリスヴェリテが斤量50キロという軽量を生かして大逃げ。前半1000m58.3秒というハイペースで引っ張りそのまま２着エーデルブルーメに２馬身をつけて完勝！鞍上の永島まなみ騎手は重賞初制覇！軽量を生かし、馬を信じた完璧な大逃げでした。2着はこれも１番人気だったら仕方ですが正攻法でそつの競馬で普通だったら勝っていただろうと思わせるエーデルブルーメ。この馬も重賞勝つのは時間の問題だろうと感じました。3着は中団から脚を伸ばしたホールネス。

馬券は軸がホールネスでした。6番人気でしたので軸としては結構狙ったのですが、見事３着に入ってくれました。

しかしアリスヴェリテが抜けており、的中馬券は複勝的中のみ。

永島まなみ騎手の重賞初制覇を見れたので、多少心のダメージは癒えましたが、宝塚記念に向けて勢いをつけれたかというと、ほんの少し。。ということでしょうか。

一応先週が単勝、複勝、３連複が的中。今週が複勝的中ということで流れは切れてないので、春のグランプリで爆発させたいところです。

本記事では、出走馬確定後に競馬予想20年筆者の独自予想とレース展望も公開します。

週末のメインレースの予想に悩んでいる方は是非最後までご覧ください。

宝塚記念とは？開催概要とコースについて紹介

宝塚記念は今年で65回を迎えます。今年は阪神競馬場の工事により京都競馬場で行われます。

言わずと知れた春のグランプリレースです。

※以下、宝塚記念の競走条件と賞金の詳細です。

勝ち馬の賞金は2億2,000万円。3歳以上の芝G1では３番目タイに賞金が高いレースとなります。

宝塚記念のコース特徴

宝塚記念は京都競馬場の芝コース、右回り芝2,200m（外回り）で行われます。

出典：JRA 京都競馬場コース紹介

スタンド前、４コーナー直後がスタート地点となります。スタートから１コーナーまでの距離はあるので、外枠の不利度合いはそこまで酷くはないレースとなります。スタート地点は向正面半ば、向正面、３コーナー手前の位置からのスタートとなります。

京都競馬場の名物といえば、3コーナーの上り坂です。外回りコースの場合、コースの高低差は4.3メートにもなり、向正面の半ばから3コーナーにかけて上り、4コーナーにかけて一気に下るレイアウト。

勾配があるのは3、4コーナーのみでそのほかはほぼ平坦。

「ゆっくり上り、ゆっくり下る」のがセオリーだと言われたコースですが、近年は下り坂で勢いをつけて直線に向かうレースが主流となりつつあります。

坂の頂上付近にあたる残り800メートルから４コーナーに向けて下る時に、ペースが上がるレースが多いです。

また４コーナーは、京都競馬場改修に伴い、カーブが以前より緩やかになりましたが、カーブはそれなりにきついので、後方の馬がポジションを上げる際に外に大きく振られないようにカーブを上手く回る器用さも必要となってきます。

最後の直線は398.7（Dコース）メートルもあるので、先行馬も下り坂からの勢いで粘れますが、差し馬も十分届く直線の長さとなります。
まぎれも少なく、馬の力がそのまま発揮されやすいコース形態となっています。

宝塚記念2024の出走登録馬

ここからは2024年6月17日現在、宝塚記念への出走が予定されている馬と特徴をご紹介します。

ドウデュース

前走はドバイターフ5着。スタートで出遅れてしまい位置取りが後方になってしまい、ポジションが悪くなってしまったこともあり、5着。有馬記念では見事な復活を成し遂げました。京都記念は勝っていますが、この時の京都記念は阪神競馬場で行われました。実は京都競馬での競馬は初。ただ、イメージ京都競馬場はあうイメージしかありません。梅雨時期なので雨で馬場が悪くなると少し割引なのではないかと思いますが、稍重、軽い重くらいだったら大丈夫じゃないかなと思います。今回は比較的小頭数ではありますし、この馬の持ち味を活かす競馬を想像すると３、４コーナーで外に回して、直線では大外にいることはほぼ確実だと思うのでそうなると比較的馬場の良いところを通って伸びてくるので、良馬場よりは末脚は削がれるかもしれませんが、確実に伸びてくると想像しています。２歳から毎年G１を勝っていて、今回勝てば２歳〜５歳で毎年G1を勝つという偉業を達成します。この馬であれば宝塚記念で偉業達成できそうだと思います。

ジャスティンパレス

前走はドバイシーマクラシック4着。昨年は天皇賞春を勝ち、宝塚記念3着。昨年の有馬記念では1番人気に支持されるも4着。競馬は後方からの競馬でしたが、３、４コーナーで騎手のイメージよりは加速ができなかったようで結果的に４コーナーで少し後ろになってしまったのが敗因のようです。この馬のイメージは長距離馬というイメージを持たれる方もいますが、2200mは十分射程圏内だと思います。2200mの神戸新聞杯も勝利しています。また、有馬記念のように小回りコースでもなく京都コースなので、３コーナーからの下り坂で加速もスムーズに行えると思います。競馬はこの馬にとってもしやすい競馬場だと思うので、力は発揮しやすいと思いますし、宝塚記念では当然主役の１頭でしょう。

シュトルーヴェ

前走は目黒記念1着。現在3連勝中、重賞2連勝中です。前走は圧巻で、トップハンデ58.5キロの斤量を背負ったにもかかわらず、上がり32.9秒の脚を使い勝利。全頭の中で2番手の上がりを使ったのは斤量56キロのメイショウプレゲの33.2秒。これを見ても末脚は鋭いと言えますし。目黒記念の２〜４着は先行勢で、この馬だけは4コーナー10番手から脚を伸ばして勝利。力があるということは間違いありません。初G1への出走ですが、鞍上はD.レーン騎手。この馬の過去の戦績を見ると外国人騎手が騎乗した時は勝率100%なので、相手はだいぶ強化されますが期待せざるをえません。G1馬達の胸を借りて思い切ったレースをしてほしいところです。

宝塚記念の過去の優勝馬一覧

次の表は宝塚記念の過去10年の優勝馬の一覧になります。

過去10年の結果を見ると1〜3番人気が1頭も馬券に絡まなかったレースは1度で圧倒的１番人気だったゴールドシップがスタートで致命的な出遅れをした2015年のレースのみです。

1〜3番人気のうち2頭が馬券圏内に入ったのは４回。2桁人気が馬券に絡んだのは３年あり、計6頭（2015年2頭、2018年2頭、2020年1頭、2023年1頭）。

意外と人気通りに決まらないレースではありますが、荒れているレースでもよくみると過去に2200mで好走していたりや根幹距離よりも非根幹距離のレースで強い競馬を見せているなど、特徴は掴みやすいので、狙い自体はつけやすいレースかと思います。このレースは実績よりも適正に注目して馬券を考える必要があります。

それでは今年はどのようなレース結果が予想されるのか、データを分析して傾向を探っていきたいと思います。

血統的側面

宝塚記念 血統別ランキング-2024年最新版-
RANK(回数)	馬名
7回	ディープインパクト
4回	ハーツクライ

過去10年の血統を見てみると一番馬券に絡んでいる種牡馬はディープインパクトで7回

次がハーツクライで4回となります。

今回出走予定でディープインパクト産駒は、ジャスティンパレス、プラダリア

ハーツクライ産駒は、ドウデュース

脚質的側面

過去5年の京都芝2200m(外)全レースの脚質別データを紹介します。（今年の宝塚記念は京都競馬場で行われる為）

脚質	勝率	連対率	複勝率
逃げ	6.9%	22.2%	29.2%
先行	12.5%	23.2%	37.1%
差し	11.9%	21.4%	30.5%
追込	2.1%	4.9%	8.2%

過去５年の脚質別データを見ると、一番複勝率が良いのは先行馬で複勝率37.1%。一番複勝率が低いのは8.2%で追込み馬。

全体で見ると先行馬、差し馬が強い傾向にある競馬場となります。京都競馬場の外回りコースなので、追込み馬もある程度馬券に絡むかと思いましたが、そこまで実際は絡んでおらず、直線一気だけだと難しそうです。います。

枠順的側面

過去5年の京都芝2200m(外)全レースの枠順別データを紹介します。（今年の宝塚記念は京都競馬場で行われる為）

過去10年の単勝人気別データを紹介します。

騎手的側面

ここからは、過去5年の京都芝2,200m(外)の騎手成績を紹介します。

京都 2,200m 騎乗回数ランキング-2024年最新版-
RANK(勝率/連対率)	騎手名
5.6%/22.2%	松山弘平
17.1%/31.4%	川田将雅
8.6%/11.4%	和田竜二

※このコースの騎乗数が多い順上位３人を記載しています。

勝利数で見ると川田将雅騎手と松山弘平騎手が6勝でトップ。2位はM.デムーロ騎手で4勝となっています。

この中で今回騎乗予定の騎手は、川田将雅騎手（ルージュエヴァイユ）となります。

宝塚記念2024出走馬確定(6月22日更新)

2024年6月23日に行われる宝塚記念の出走馬と枠順が確定しました。

馬番	馬名	騎手	連対率
1	シュトルーヴェ	Ｄ．レーン	75%
2	ジャスティンパレス	C.ルメール	50%
3	ベラジオオペラ	横山和生	75%
4	ドウデュース	武豊	54%
5	ディープボンド	幸英明	36%
6	ヒートオンビート	坂井瑠星	45%
7	プラダリア	池添謙一	38%
8	カラテ	岩田望来	24%
9	ソールオリエンス	横山武史	56%
10	ローシャムパーク	戸崎圭太	75%
11	ヤマニンサンパ	団野大成	24%
12	ブローザホーン	菅原明良	45%
13	ルージュエヴァイユ	川田将雅	54%

まずは展開予想から。

逃げるのは3番枠を引いたベラジオオペラでしょう。前走はハナを切るつもりだったようですが、スタニングローズに譲った形からの2番手から大阪杯を制しましたが、今回も積極的に前に行きそうです。ペース的には重馬場で積極的に行きたくない馬も多いでしょうからたとえベラジオオペラが大逃げを打ったとしても２番手以降、もしくは先行集団はスローペースになるのではないかと思います。道悪だった場合、もしベラジオオペラが（違う馬でもそうですが）大逃げを打って４コーナーまである程度後続を離していたらなかなか中段、後方勢は差し切るのは難しそうです。馬場が悪いだけに、重馬場適性も必要ですが、やはりスタミナがいつもの宝塚記念より必要となりそうなレースとなります。

たんぷくの注目馬と買い目を限定公開！

最後に私が注目している馬をご紹介します。日曜日昼にはこちらで公開いたしますのでお楽しみに。

◎03 ベラジオオペラ
〇02 ジャスティンパレス
▲01 シュトルーヴェ
△04 ドウデュース

宝塚記念2024攻略まとめ

ここまで、2024年6月23日に行われる宝塚記念(G1)に関する概要と過去のデータ、展開、注目馬を紹介してきました。

いよいよ春のグランプリ宝塚記念。春の締めくくり。あっという間に夏競馬ですね。歴代ファン投票獲得数１位のドウデュースがどのような競馬をするのか注目です。また今回は京都競馬場で行われる宝塚記念ということでレアなケースであり、京都巧者が穴として狙い目かなと思います。春競馬はイマイチ調子が上ってきませんでしたが、春の締めくくりとしてしっかりと馬券を的中させたいと思います。

詳しい情報と宝塚記念の予想は枠順が確定次第追記していきます。

是非続報をお待ちください。