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新潟記念2023を過去の傾向から徹底分析!出走予定馬とレース展開を紹介

今回は、2023年9月3日に新潟競馬場で行われる新潟記念(G3)についてポイントをまとめましたのでご紹介します。

少し先週の振り返りを

キーンランドカップは1番人気ナムラクレアが快勝。レースぶりも道中終始外外を回って逃げたシナモンスティックも内を開けてコーナーを回るほど内が悪く、さらに外を回らされたナムラクレア。1300mくらいは走ってるのではないかと思うくらいです。

それでも完勝。やはり展望でも申し上げた通り力が1枚違いました。馬場が悪すぎると後ろから追い込もうにも追い込めず、結果逃げたシナモンスティックが2着。3着ハナ差で2番人気トウシンマカオ。4着も道中前目で競馬したシュヴァルツカイザーと、追込み馬の出番はなし。

肝心の馬券は単勝と3連複を取りました。

最近連敗が続いていたのでようやくトンネルを抜けました。たんぷくを信じていただいた方おめでとうございます。

今後もご期待に添えるようにしっかりと予想して参ります。

今週は新潟記念。サマー2000シリーズの最終戦ということでもう夏も終わりですね。秋のG1戦線に向けて調子を上げていきたいところです。

本記事では、出走馬確定後に競馬予想20年筆者の独自予想とレース展望も公開します。

週末のメインレースの予想に悩んでいる方は是非最後までご覧ください。

この記事の監修者

競馬予想家。『たんぷくの当たる無料競馬予想』管理人。 緻密なデータ分析と有力馬診断には定評があり、Twitterのフォロワーは21,000人を超える。 過去には8度のトリプル馬単の的中を記録し、現在はnetkeibaでもウマい馬券の予想家として活躍中。 Youtubeチャンネル『地方競馬予想「たんぷく」』noteでも予想を提供するなど幅広く活動している。 小学生の頃からダビスタにハマった、根っからの競馬好き。好きなコンビはグラスワンダーと的場均騎手。

新潟記念とは?開催概要とコースについて紹介

新潟記念は、毎年新潟競馬場で行われる3歳以上の芝重賞(G3)でサマー2000シリーズの最終戦戦です。

tanpuku_niigata2023

今回で59回目という歴史が長いレースです。2001年に改修され、現在の新潟コースになり、今回行われる芝2000mは外回りで日本で最長の658.7メートルの直線を誇る新潟大賞典と並んで一番直線が長い日本重賞となります。

※以下、新潟記念の競走条件と賞金の詳細です。

競争条件 賞金
サラ系3歳以上 1着 4,300万円
JRA所属馬 2着 1,700万円
地方競馬所属馬(2頭まで) 3着 1,100万円
外国調教馬(9頭まで) 4着    650万円

勝ち馬の賞金は4,100万円。

本大会は、サマー2000シリーズの最終戦であり、このレースでサマー2000シリーズの優勝が決まります。サマー2000シリーズ第4戦の札幌記念を終えた現在のランキングは以下の通りです。

tanpuku_summer2000

ランキング上位10頭の中に今回出走してくる馬はおらず、このままプログノーシスがサマー2000シリーズ優勝の見込みです。

最終戦でサマー2000シリーズの優勝が決まるというのが盛り上がるのですが、、今年はそうはなりませんでした。

新潟記念のコース特徴

新潟記念は新潟競馬場の芝外回りコース、右回り2,000mで行われます。

新潟記念2022

出典:JRA 新潟競馬場コース紹介

今回は芝2,000mですので、向正面のポケット地点からのスタート。2,000メートルをコーナ2つで回るというシンプルなコースとなっています。ですので2,000mの約8割は直線コースとなります。

直線は658.7mでコース全体の高低差は約2mと平坦コースと分類されます。高低差が一番あるのは3コーナー入り口でそこから4コーナーに向かって下っていき直線はほぼ平坦というコース形態です。

直線が長いということが騎手の頭にもあるので、3、4コーナーでごちゃつくこともなく、比較的力通りに決まりやすいコースと言えます。

新潟記念2023の出走登録馬

ここでは2023年8月30日現在、新潟記念への出走が予定されている馬と特徴をご紹介します。

馬名 脚質 血統(父・母) 馬年齢
イクスプロージョン 差し オルフェーヴル
ファシネイション
牡5歳
インプレス 追込み キズナ
ベアトリス2
牡4歳
イーサンパンサー 追込み スズカフェニックス
レアシルウィア
牡7歳
グランオフィシエ 先行 キングカメハメハ
マーブルカテドラル
牡5歳
サウンドウォリアー 先行 マジェスティックウォリアー
クインリーグレイス
牡5歳
サトノルークス 差し ディープインパクト
リッスン
牡7歳
サリエラ 差し ディープインパクト
サロミナ
牝4歳
ノッキングポイント 差し モーリス
チェッキーノ
牡3歳
バラジ 先行 ヴァンセンヌ
シーダーアラジ
牡4歳
ファユエン 差し ヴァンセンヌ
サクラパピルス
牝5歳
フラーズダルム 差し キズナ
クーデグレイス
牝5歳
ブラヴァス 追込み キングカメハメハ
ヴィルシーナ
牡7歳
プラダリア 追込み ディープインパクト
シャッセロール
牡4歳
マイネルウィルトス 追込み スクリーンヒーロー
マイネボヌール
牡7歳
ユーキャンスマイル 追込み キングカメハメハ
ムードインディゴ
牡8歳

サリエラ

サリオス、サラキアの妹。

4歳ですが5戦しか走っておらず、全て馬券圏内という成績です。5戦中4戦が休養明けでもちろん馬券圏内。

いつも鋭い末脚を安定して発揮し新潟記念のコース形態はこの馬にとって向いていると言えるでしょう。重賞未勝利の身ですが、斤量は55.5キロ。牡馬換算で57キロとなるので軽くはありませんが、目黒記念でも背負っている斤量ですし、今回は目黒記念よりも距離は短くなるのでより適正に近い条件で競馬ができます。

ルメール騎手を鞍上に初重賞制覇はかなり現実的と言えそうです。

ファユエン

前走は関ヶ原Sを勝利。

今回の斤量は53キロ。速い上がりを使える馬で、今回は穴馬として一考したい。

おそらく距離的には2000mくらいがベスト。2走前は菊花賞4着馬ドゥラドーレスと0.2秒差。さらに4走前では函館記念を勝ったローシャムパークが5着でそれとタイム差無しの6着。これだけの馬ですが、今回はそこまで人気しないでしょうから積極的に狙っていきたい1頭です。

木幡巧也騎手にとっても重賞勝利のチャンスだと思います。

ノッキングポイント

前走は日本ダービーで15番人気でしたが5着に好走。勝ち馬タスティエーラと0.2秒差。速い上がりも使えます。

人気になりそうですが、3歳牡馬で54キロの斤量で出走できますし、何より好成績を残している左回り。ダービーでの好走をエスコートした北村宏司騎手が引き続き鞍上ですから、今回も期待です。

新潟記念過去の優勝馬一覧

次の表は新潟記念過去10年の優勝馬の一覧になります。

開催数 馬名 脚質 血統(父・母)
第58回 カラテ 3 差し トゥザグローリー
レディーノパンチ
第57回 マイネルファンロン 8 追込み ステイゴールド
マイネテレジア
第56回 ブラヴァス 8 差し キングカメハメハ
ヴィルシーナ
第55回 ユーキャンスマイル 4 追込み キングカメハメハ
ムードインディゴ
第54回 ブラストワンピース 1 差し ハービンジャー
ツルマルワンピース
第53回 タツゴウゲキ 1 先行 マーベラスサンデー
ニシノプルメリア
第52回 アデイインザライフ 8 追込み ディープインパクト
ラッシュライフ
第51回 パッションダンス 2 先行 ディープインパクト
キッスパシオン
第50回 マーティンボロ 7 差し ディープインパクト
ハルーワソング
第49回 コスモネモシン 3 差し ゼンノロブロイ
デュプレ

直線が日本の競馬場で最長のコースということで、ゆったり構えることができ、レース自体の紛れは少なそうで、中段以降でレースを進める馬にとっては競馬がしやすいコースでしょう。

実力のある先行馬は残る傾向にありますが、基本的にはスローペースの上がり勝負のレースになりやすいので、先行馬でもキレる馬だったり、スピードの持続力がある馬なら良いです。

差し馬、追込み馬では瞬発力勝負で上がりが33秒前半、32秒台を繰り出せる馬でないと分が悪いでしょう。

過去のレースを見ると後傾ラップが多く、昨年は前半と後半の3Fのタイムは後半の方が前半より2.8秒も速く、一昨年はその差は0.9秒でしたがその前の年はなんと後半の3Fの方が3.7秒も速いです。

ほぼ直線で構成されたコースなので、枠順による有利不利はあまりないし、新潟競馬も8日目ということで内よりは外の馬場の方が綺麗でしょうから、外枠の差し馬、追込み馬が有利傾向になるでしょう。

tanpuku_niigatakinenn2022

今年はどのようなレース結果となるでしょうか?データを分析して傾向を探っていきたいと思います。

血統的側面

新潟記念
血統別ランキング-2023年最新版-
RANK(回数) 馬名
10回
  • 重賞コラム用ディープインパクト産駒ディープインパクト
4回
  • 重賞コラム用ハービンジャー産駒ステイゴールド

過去5年の血統を見てみると1番馬券に絡んでいる父はディープインパクトでなんと10回。

次点が、ステイゴールドで4となります。

今回出走登録馬の中でディープインパクト産駒は、サトノルークス、サリエラ、プラダリアの3頭。

ステイゴールド産駒は、いません。

tanpuku_sariera

脚質的側面

次に過去10年の脚質別の成績を紹介します。

脚質 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0.0% 20.0% 20.0%
先行 5.6% 13.9% 22.2%
差し 6.6% 9.2% 11.8%
追込 6.4% 12.8% 23.4%

追込み馬の複勝率が23.4%と一番高い珍しいレースとなります。追込み馬の複勝率が一番高いのですが、差し馬の複勝率が一番低いという形で、中途半端に脚を溜める競馬より思い切って脚を溜めに溜めて爆発させるレースが良いというイメージでしょうか。

馬券に絡んでいる頭数を見ると、逃げ馬は2頭、先行馬は8頭、差し馬は9頭、追込馬は11頭となっています。

枠順的側面

過去10年の枠順別データを紹介します。

勝率 連対率 複勝率
1枠 11.1% 11.1% 11.1%
2枠 5.6% 5.6% 11.1%
3枠 10.5% 26.3% 31.6%
4枠 5.0% 10.0% 20.0%
5枠 0.0% 0.0% 5.0%
6枠 0.0% 10.0% 15.0%
7枠 3.8% 7.7% 15.4%
8枠 10.7% 21.4% 28.6%

複勝率は3枠が一番良く31.6%。勝率も26.3%とダントツの成績となっています。次点が複勝率28.6%の8枠となります。

馬券に絡んだ回数を見ると8回馬券に絡んでいる8枠がトップとなり、次が5回馬券に絡んでいる3枠となります。

枠順成績を全体的に見ると内枠か外枠かというと外枠の方が成績がよく、過去10年の馬券圏内馬30頭のうち、6〜8枠の馬が15頭と馬券圏内馬の半数以上が6〜8枠から出ています。外枠重視で考えていきましょう。

騎手的側面

ここからは、過去5年の新潟芝2,000mの騎手成績を紹介します。

小回りコースで、コースが全体的に平坦ですから、加速するタイミングや馬群を捌くタイミング等、騎手の力量も問われますので騎手の成績もしっかりと予想に加味しましょう。

新潟 2,000m
騎乗回数ランキング-2023年最新版-
RANK(勝率/連対率) 騎手名
2.5%/10.0%
  • tanpuku_tumura津村明秀
10.0%/16.7%
  • tanpuku_miurakousei三浦皇成

3.6%/17.9%

  • tanpuku_sugawara菅原明良

※このコースの騎乗数が多い順上位3人を記載しています。

勝利数で見るとは戸崎圭太騎手が6勝。次が西村淳也騎手の5勝。3番手は4人いて、M.デムーロ騎手、亀田温心騎手、丸山元気騎手、横山和生騎手の4勝となっています。

この中で今回騎乗予定の騎手は、三浦皇成騎手(バラジ)、菅原明良騎手(インプレス)、戸崎圭太騎手(イクスプロージョン)、M.デムーロ騎手(マイネルウィルトス

新潟記念2023出走馬確定(9月2日更新)

2023年9月3日に行われる新潟記念の出走馬と枠順が確定しました。

馬番 馬名 騎手 連対率
1 サリエラ C.ルメール 80%
2 グランオフィシエ 菱田裕二 47%
3 ノッキングポイント 北村宏司 50%
4 サトノルークス 永野猛蔵 38%
5 イクスプロージョン 戸崎圭太 33%
6 ブラヴァス 内田博幸 38%
7 フラーズダルム 松岡正海 27%
8 インプレス 菅原明良 45%
9 ユーキャンスマイル 石橋脩 34%
10 ファユエン 木幡巧也 24%
11 バラジ 三浦皇成 44%
12 イーサンパンサー 小林美駒 26%
13 プラダリア 池添謙一 36%
14 マイネルウィルトス M.デムーロ 43%

14頭立てとなりました。新潟競馬場は土曜日、日曜日とも晴れそうで、良馬場での開催となりそうです。末脚勝負になるレースとなりそうです。

ここからは、私なりのレース考察を交えて予想を公開していきたいと思います。

まずは展開予想から。

出走馬の展開予想
先団 中団 後方

①サリエラ

②グランオフィシエ

③ノッキングポイント

⑪バラジ

④サトノルークス

⑤イクスプロージョン

⑩ファユエン

⑬プラダリア

⑭マイネルウィルトス

⑥ブラヴァス

⑦フラーズダルム

⑧インプレス

⑨ユーキャンスマイル

⑫イーサンパンサー

絶対逃げるという馬はおらず、強いて言えば、バラジが先手を奪うのでは?というくらい。今回先団を形成する馬もなかなか不明瞭ですが、枠順的にも内枠の馬が先団を形成しそう。サリエラも本来は脚を溜める馬ですが、スローペースが見込まれて、さらに内枠ですから、普通に出ればそのまま前目で競馬できるし、スローペースにもかかわらずあえて、後ろに下げていかないと思われます。ルメール騎手的にも折り合い重視の末脚勝負なので、位置取りは逃げなければ良い程度に思っていると思います。

スローペースが見込まれる以上、速い上がりが使える馬が能力を発揮できるレースとなりそうで、上がりの脚重視で馬券予想をおこなっても良さそうです。

たんぷくの買い目を限定公開!

最後に私が注目している馬をご紹介します。日曜日昼にはこちらで公開いたしますのでお楽しみに。

ファユエン
注目馬画像

注目ポイント

前走は関ヶ原Sを勝利。
速い上がりを使える馬で今回の斤量は53キロということで期待したい。今回のメンバー的に力関係が不明瞭ではあるものの、2走前は菊花賞4着馬ドゥラドーレスと0.2秒差。さらに4走前では函館記念を勝ったローシャムパークが5着でそれとタイム差無しの6着。これだけ見ると重賞でもやれないことはないのではないでしょうか。今回はそこまで人気しないでしょうから積極的に狙っていきたい1頭です。

ユーキャンスマイル
注目馬画像

注目ポイント

前走は目黒記念7着。今回は休み明け。去年の新潟記念は2着で、2019年にこのレースを勝利しています。昨年のこのレースは2019年の新潟記念以来のG3への出走で見事2着という結果となりました。
今年も昨年の新潟記念以来のG3出走となります。陣営のこのレースへの相性の良さを感じていそうです。
2019年も昨年もこのレースは休み明けでの出走で、1、2着。そしてこの馬自身の鉄砲実績は(3.1.0.3)と比較的得意で、成績全体を見ると休み明けは得意としていると思います。
2度あることは3度あるということで今回も好走に期待します。

サリエラ
注目馬画像

注目ポイント

前走は目黒記念3着。
サリオス、サラキアの妹。
5戦して全て馬券圏内という成績。5戦中4戦が休養明けという休み休み使ってきた形で休み明けでもきっちりと仕上げることができ結果を出せるタイプなのは間違い無いでしょう。
この馬の武器はなんといっても鋭い末脚を安定して発揮できることで、新潟記念のコース形態は向いているといえます。距離もちょうど良い距離ですし、初重賞制覇に向けて視界良好です。

◎ 01 サリエラ ルメール
○ 13 プラダリア 池添
▲ 03 ノッキングポイント 北村宏

予想日 レース名 グレード
9月3日(日) 新潟記念 G3
買い方  
組み合わせ  

単勝/馬連/3連複フォーメーション

1列目

  • 1

2列目

  • 13
  • 3

3列目

  • 13
  • 3

  • 11
  • 10
  • 14
  • 18
  • 9
  • 2

新潟記念2023攻略まとめ

ここまで、2023年9月3日に行われる新潟記念(G3)に関する概要と過去のデータ、注目馬を紹介してきました。

夏の新潟開催も終わりです。いよいよ秋競馬へと突入していきます。新潟2,000コースは東京競馬場とコース形態は似ていて、意外とこのレース(コース)の勝ち馬は天皇賞秋で好走しています。(サンレイポケットは新潟大賞典1着後、天皇賞秋4着、ユーキャンスマイルは新潟記念1着後天皇賞秋4着等)

今回出走するサリエラや3歳馬ノッキングポイントもここで好走すれば秋の進む路線が変わってくるでしょうから、このレースでのパフォーマンス含め秋競馬の備えという意味でもこのレースを注目すべきレースです。

詳しい情報と新潟記念の予想は枠順が確定次第追記していきます。

是非続報をお待ちください。

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