皐月賞2024を徹底考察!過去データからみた傾向や注目馬・穴馬をチェック!
競馬予想サイト解体新書の検証担当「河田 孝太郎」です。
今回は、2024年4月14日(日)に開催される皐月賞についてお話ししたいと思います。
本記事では過去の傾向からみた対策はもちろん。
注目馬と穴馬、展開予想など、勝つために必要な情報を余すことなくご紹介しているので、是非最後まで御覧ください。
目次
皐月賞の出走馬
2024年4月11日(木)、今年の皐月賞の出走馬及び枠順が発表されました。
馬番 | 馬名 | 騎手 | 連対率 |
---|---|---|---|
1 | サンライズジパング | 菅原 明良 | 50% |
2 | メイショウタバル | 浜中 俊 | 60% |
3 | エコロヴァルツ | 武 豊 | 75% |
4 | シリウスコルト | 三浦 皇成 | 40% |
5 | ミスタージーティー | 藤岡 佑介 | 50% |
6 | アレグロブリランテ | 横山 和生 | 75% |
7 | ルカランフィースト | 松山 弘平 | 50% |
8 | ジャンタルマンタル | 川田 将雅 | 100% |
9 | アーバンシック | 横山 武史 | 100% |
10 | レガレイラ | 北村 宏司 | 66% |
11 | ホウオウプロサンゲ | 菱田 裕二 | 50% |
12 | コスモキュランダ | J.モレイラ | 57% |
13 | ジャスティンミラノ | 戸崎 圭太 | 100% |
14 | シンエンペラー | 坂井 瑠星 | 100% |
15 | サンライズアース | M.デムーロ | 100% |
16 | ダノンデサイル | 横山 典弘 | 50% |
17 | ビザンチンドリーム | B.ムルザバエフ | 100% |
18 | ウォーターリヒト | 幸 英明 | 29% |
3歳牡馬クラシック1冠目となる皐月賞。
今年も実績は申し分ない多彩な顔ぶれが揃いました。
例年、皐月賞で好走した馬が5月の日本ダービーでも好走しているので、今後のクラシック戦線を占う上でも重要な1戦となります。
皐月賞2024で役立つ【厳選情報】をご紹介!
本記事をご覧になっている方の大半が「皐月賞を当てたい」「皐月賞で稼ぎたい」と考えていると思います。
そこで、本題に入る前に・・・
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---|---|---|---|
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トクスル | ワイド・3連複 | +1,497,100円 | レース前日の22時~ |
TEBIKI | 馬連・ワイド・3連複・3連単 | +442,240円 | 土日12時~ |
万馬券RUSH | ワイド | +427,600円 | レース前日21時~ |
らくらく競馬 | ワイド・馬連・3連単 | +768,680円 | レース前日22時~ |
えーあい | 複勝 | +86,300円 | レース前日22時~ |
サラブレット大学 | 複勝 | +136,600円 | 土日11時~ |
それぞれの競馬予想サイトによって公開される券種に違いがあります。
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皐月賞2024の注目馬3頭
まずは、今年の皐月賞で好走が期待される注目馬3頭をご紹介します。
シンエンペラー
- 戦績:4戦2勝[2-2-0-0]
- 年齢:牡3歳
- 血統(父):Siyouni
- 血統(母):Starlet’s Sister
世界的な良血馬として注目されるシンエンペラー。
全兄ソットサスは凱旋門賞などのフランスG1・3勝、半姉シスターチャーリーはアメリカG1・7勝を挙げています。
ここまでの戦績は4戦2勝。直近は2戦連続で2着となっていますが・・・
皐月賞と同条件の中山芝2,000mを2度経験している点は大きなアドバンテージとなるでしょう。
唯一の不安要素は鞍上騎手。
ここまでの4戦全てで異なる騎手とコンビを組んでおり、今回も坂井瑠星騎手との初タッグとなります。
テン乗りでどのような競馬を披露してくれるのか。楽しみにしておきましょう。
以下では、これまでのレース結果をはじめ、シンエンペラーの詳細についてご紹介しているので、併せてご覧ください!
ジャンタルマンタル
- 戦績:4戦3勝[3-1-0-0]
- 年齢:牡3歳
- 血統(父):パレスマリス
- 血統(母):インディアマントゥナ
デビューから無敗のジャンタルマンタル。
昨年末の朝日杯FS(G1)を制して、最優秀2歳牡馬に選ばれています。
前走の共同通信杯(G3)は「上手く走れなかった」という高野調教師のコメントがありながらの2着。
皐月賞前の最終追い切りでも、メンバー内最速のタイムをマークしていることから、力があることは間違いありません。
血統背景から200mの距離延長も問題なさそうなので、期待しておいていいでしょう。
レガレイラ
- 戦績:3戦2勝[2-0-1-0]
- 年齢:牝3歳
- 血統(父):スワーヴリチャード
- 血統(母):ロカ
1984年のグレード制導入以降、4頭目の牝馬による皐月賞挑戦。
過去3回は5着→11着→7着と結果を残せていませんが、レガレイラは牡馬相手のホープフルS(G1)を制しての参戦ということで、これまでとは違う期待感を持たせてくれます。
唯一気になるのは、これまで3戦全てで鞍上を務めたC.ルメール騎手が落馬による怪我のため欠場。
4月11日時点で鞍上は発表されていません。
ただ、馬体重が増え調整も順調に進んでいるようなので、誰が鞍上になっても問題なく走ることができるでしょう。
もし優勝すれば76年ぶりの快挙。
日曜の中山競馬場で歴史的な記録が達成されるかもしれません!
皐月賞2024の穴馬2頭
続いては、先着まではいかずともレース展開次第では馬券内に入ってきそうな穴馬2頭をご紹介!
もし、馬券内に入って来れば配当にも期待できるので馬券購入の際の参考にしてみてください。
アーバンシック
- 戦績:3戦2勝[2-1-0-0]
- 年齢:牡3歳
- 血統(父):スワーヴリチャード
- 血統(母):エッジースタイル
デビューから2連勝のあと、前走の京成杯(G3)では後方からの追い上げが届かず2着となりました。
しかし、直線での末脚は勝ち馬ダノンデサイルよりも勢いもあり、上がりも早かった印象。
中山芝2,000mを2度経験している優位さも評価できます。
また、勢いが付き始めるとスピードに乗れる脚を持っているので、前を塞がれる窮屈な競馬にならなければ、良いスピードで伸びてきそう。
力もあって中山のタフな馬場にも合っているので、穴馬として推薦します!
ビザンチンドリーム
- 戦績:2戦2勝[2-0-0-0]
- 年齢:牡3歳
- 血統(父):エピファネイア
- 血統(母):ジャポニカーラ
デビューから2連勝中のビザンチンドリーム。
前走のきさらぎ賞(G3)は混戦模様でしたが、1番人気に支持され大外からの差しで重賞初出走初勝利。
厳しい位置取りからでも勝てることを証明しました。
今回の舞台である中山競馬場は直線が短く差しは決まりづらいですが、新馬戦で阪神内回りコースを勝ちあがっているように、ある程度は対応できるでしょう。
まだまだレース経験は浅く心身ともに幼さはありますが、成長の余地は大きく、これまでの2戦で見せたパーフォーマンスは紛れもなく本物。
新馬戦で鞍上を務めたムルザバエフ騎手との再コンビということも好材料となり、一気に頂点を奪取しても不思議ではありません。
過去10年のレースからみた皐月賞の傾向を徹底分析!
ここからは上記10年のレース結果から人気・枠順・騎手・脚質の傾向をそれぞれ分析していきます。
人気
過去10年に先着した馬の人気は以下の通り。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 2-1-3-4 | 20.0% | 30.0% | 60.0% |
2番人気 | 3-1-0-6 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
3番人気 | 1-3-1-5 | 10.0% | 40.0% | 40.0% |
4~9番人気 | 4-5-5-46 | 6.6% | 15.0% | 23.3% |
10番人気以降 | 0-0-1-82 | 0.0% | 0.0% | 1.2% |
勝率だけで見れば2番人気が1番人気より高くなっています。
また、過去10年のうち7年で1~3番人気から2頭が馬券に絡んでいることも覚えておきましょう。
そのほか、中穴でおすすめなのが8番人気。
過去10年で【1-1-3-5】で複勝率は50%となっています。
一方で、10番人気以降が馬券に絡んだのは2017年のみ。
2017・2018年が大荒れの展開となったことから、「皐月賞は荒れやすい」というイメージを持っている方も多いと思いますが、数字を見ても2桁人気の馬が上位入線することは非常に稀であることが分かります。
このことから、購入点数が多くならないためにも10番人気以降は馬券から外してもいいでしょう。
枠順
過去10年の枠順別の勝率・連対率・複勝率は以下の通り。
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 3-0-0-16 | 15.8% | 15.8% | 15.8% |
2枠 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
3枠 | 0-1-0-19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
4枠 | 2-3-2-13 | 10.0% | 25.0% | 35.0% |
5枠 | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
6枠 | 2-0-2-16 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 1-3-0-23 | 3.7% | 14.8% | 14.8% |
8枠 | 1-2-2-22 | 3.7% | 11.1% | 18.5% |
過去10年でもっとも勝利が多いのが、1枠の3勝。
無敗の3冠馬コントレイルや昨年の勝ち馬ソールオリエンスも1枠からの発走でした。
舞台となる中山芝2,000mは比較的小回りで直線も短いため、ロスなく立ち回れる1枠の勝率が高いのでしょう。
一方で、1984年のグレード制導入以降の39年間勝ち馬が出ていない5枠。
今年の5枠にはレガレイラとアーバンシックが入りました。
なかでもレガレイラは牝馬ながらホープフルS(G1)を制した注目馬。
本来であれば馬券の軸におきたいところですが、データを重視するのであれば2・3着までの予想に留めておきましょう。
騎手
過去10年の勝利騎手は下記の通り。
- 2勝:横山武史・蛯名正義(引退)・福永祐一(引退)
- 1勝:C.ルメール・戸崎圭太・松山弘平・M.デムーロ
過去10年で複数勝利を挙げている現役騎手は、横山武史騎手のみ。
自身初のG1勝利も皐月賞で挙げており、昨年はソールオリエンスとのコンビで2勝目を飾りました。
また、皐月賞といえばM.デムーロ騎手。
過去10年では1勝だけですが、皐月賞通算勝利数は武豊騎手の3勝を超える、歴代最多の4勝を挙げています。
今年の皐月賞はサンライズアースに騎乗予定。
正直なところ、先着するまでの実力はないかもしれませんが、M.デムーロ騎手の手腕で馬券内入線はあるかもしれません。警戒しておきましょう。
脚質
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0-1-1-11 | 0.0% | 7.7% | 15.4% |
先行 | 4-6-3-25 | 10.5% | 26.3% | 34.2% |
差し | 5-2-5-59 | 7.0% | 9.9% | 16.9% |
追い込み | 1-1-1-47 | 2.0% | 4.0% | 6.0% |
会場となる中山芝2,000mは、スタンド側の4コーナーポケットからスタートするため、直線が長いコースになります。
さらに、コーナーもきつめで勾配もあるため、ロスを抑えて走る先行・差し勢が強い傾向にあります。
展開次第で待機勢が恵まれるケースもありますが、それでも後方から直線一気を決めるのは至難の業。
勝負どころでまくれる末脚を持った馬か、中団より前目の位置でレースを進められる先行馬を中心に馬券を組み立てましょう。
皐月賞の傾向まとめ
過去10年の傾向を踏まえた上で、皐月賞2024年における各条件に当てはまる各馬を下記にまとめてみました。
- シンエンペラー
- メイショウタバル
- ジャンタルマンタル
もちろん当日の馬体状態や直前の騎手変更等により想定していた走りにならない可能性も。
しかし、馬体・条件共に問題ない場合は過去の傾向に近い走りが期待できるでしょう。
予想の軸選びに迷っている方やワンチャンスありそうなヒモとなる馬を選びかねているという方は是非、上記の該当馬を参考にしてみてください!
皐月賞の過去10年の配当一覧
過去10年の券種別配当をまとめてみました。
年度 | 馬連 | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|
2023年 | 3,510円 | 5,520円 | 3,770円 | 24,780円 |
2022年 | 3,570円 | 7,540円 | 4,190円 | 32,840円 |
2021年 | 43,00円 | 5,510円 | 20,000円 | 82,320円 |
2020年 | 660円 | 1,120円 | 9,150円 | 26,310円 |
2019年 | 950円 | 1,140円 | 1,480円 | 4,390円 |
2018年 | 12,880円 | 23,570円 | 53,410円 | 372,080円 |
2017年 | 8,710円 | 20,720円 | 176,030円 | 1,064,360円 |
2016年 | 6,220円 | 17,680円 | 6,000円 | 70,390円 |
2015年 | 790円 | 1,530円 | 3,110円 | 12,360円 |
2014年 | 920円 | 1,900円 | 7,690円 | 33,490円 |
荒れる時はとことん荒れる傾向にある皐月賞。
2017年は9番人気→4番人気→12番人気で決着し、3連単に100万円超えの超高額配当が飛び出しました。
翌2018年にも3連単30万円超えの高配当が生まれています。
今年は例年以上に混戦が予想されるため、荒れる可能性が高いでしょう。
皐月賞が開催される中山芝2,000mの特徴
皐月賞が開催されるのは中山競馬場の芝2,000m内回り。
データ名 | 詳細 |
---|---|
回り | 左回りコース |
1周距離 | 1,667m |
直線距離 | 310m |
幅員 | 20m~32m |
高低差 | 5.3m |
フルゲート |
18頭 |
中山芝2,000mはスタンド側の4コーナーポケットからスタート。
スタート直後にいきなり傾斜2.2mの登り坂があり、非常にタフなコースになります。
最初のコーナーまでの距離は450mと長めに設定されていることから、ここでのポジション取りがレース序盤のカギになるでしょう。
また、ゴールまでに角度のキツいコーナーを4回通過します。
特に3・4コーナーは下りの傾斜となっているのでまくりも決めやすいことが特徴。
脚質問わず、4コーナーで前にいる馬ほど上位入線する確率が高くなります。
以上の点から中山2,000mは、小回りと起伏が多く立ち回りの器用さやスタミナが求められるコースと言えるでしょう。
皐月賞の基本情報
最後に、皐月賞の基本情報を解説していきます。
皐月賞の概要
日本ダービー・菊花賞と並び、3歳馬限定の「クラシック3冠レース」の初戦となる皐月賞。
牡馬、牝馬共に出走可能で可能ですが、去勢されたセン馬は出走できません。
また、本競走で5着以内に入った馬には、5月に行われる日本ダービーの優先出走権が与えられます。
レース距離は芝2,000mで、日本ダービー2,400m・菊花賞3,000mと比べると短いことから、「もっとも早い馬が勝つレース」と言われています。
その言葉通り、皐月賞では逃げ・先行馬が波乱を起こすことも少なくありません。
皐月賞2024まとめ
ここまで、2024年の皐月賞について詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか?
今年の皐月賞は例年以上の混戦模様。
予想が困難で、的中させることも容易ではないでしょう。
そこで、今回ご紹介した注目馬・穴馬を参考に馬券を組んでみてください。
また、記事の前半で紹介した競馬予想サイトを利用することで、さらなる勝率アップが見込めると思いますので、そちらも参考にしてみてください!
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