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競馬界のレジェンド横山典弘を父に持つ若手のホープ横山武史を徹底解説!

競馬界のレジェンド横山典弘を父に持つ『横山武史』。

兄もJRA騎手として活躍している横山和生で、競馬一家の3男として活躍し注目を集めています。

本記事ではそんな彼の誕生からこれまでの騎手人生を以下の項目に沿って解説していきます。

  1. 横山武史はどんな人物?
  2. これまでの成績
  3. タッグを組んだ馬
  4. 年収や今後のレース予定

まずは、横山武史騎手のプロフィールや生い立ち、現在に至るまでの経歴を紹介していこうと思います。

横山武史騎手のプロフィール

横山武史

  • 生年月日:1998年12月22日(24歳)
  • 出身地:茨城県
  • 身長/体重:164cm/45kg
  • 所属:美浦
  • キャリア:2017年〜(7年目)

1988年12月22日に横山典弘の3男として生まれ、11歳の頃(2009年)から乗馬を始めます。

同年に行われた天皇賞(秋)でカンパニーに騎乗し優勝する父の姿を見て、騎手を目指すようになりました。

競馬学校時代からデビューまで

2014年の競馬学校入学時は148cm・36kgと競馬学校史上最小だった為、居残りで筋トレを行い体を大きくしていたそうです。

武史競馬学校時代

※出典:入学時の武史(右)と父・典弘

3年次には身長も160cm近くなり、模擬レースでは10戦中3勝で総合優勝を果たしました。

卒業時のコメントで「父に追いつけるように頑張りたい」「腕が問われる天皇賞(春)で勝てる騎手になりたい」と抱負を語っています。

2017年4月16日福島9Rにヒルノサルバドール騎乗し優勝。

初騎乗から42戦目での勝利となりました。

初勝利後の活躍

2019年には父・典弘が騎乗停止処分を受けたことにより、リオンリオンとのコンビでG1とダービー初騎乗を果たします。

この年にはJRA 通算100勝も達成し、兄・和生と兄弟としては初の中央競馬騎手年間ホープ賞を受賞しています。

デビュー4年目の2020年には、同期初のJRA重賞制覇を飾ると、その後も勢いに乗り続け、年間94勝を挙げて関東リーディングジョッキーを獲得しました。

22歳という若さでのリーディングジョッキー獲得は史上最年少記録で、父・典弘も獲得しているため史上初の父子獲得となっています。

激動の2021年

年明けすぐに通算200勝を達成すると、4月には皐月賞をエフフォーリアで制し史上2番目の若さでのG1初勝利を収めています。

※初のG1制覇となった皐月賞

日本ダービーでは惜しくも2着となったものの、夏には函館と札幌でリーディングジョッキーを獲得すると、北海道競馬記者クラブ賞を受賞。

秋になっても勢いは衰えず、タイトルホルダーで菊花賞、エフフォーリアで天皇賞(秋)と2週連続でのG1制覇を達成し、親子3代同一レース制覇を成し遂げました。

自身初となる年間100勝を挙げた年末の有馬記念でもエフフォーリアで優勝。

結局この年は、年間G1・5勝や2年連続の関東リーディングジョッキーに輝き、東京競馬記者クラブ賞を受賞し、「喜怒哀楽の1年間」と振り返っています。

2022年〜現在までの活躍

2022年の横山騎手は夏に海外初騎乗を果たし、目標に掲げていたJRA通算100勝を継続したが、G1は未勝利に終わり全体的に「ふがいなかった」と語っています。

2023年シーズンに入りソールオリエンスで皐月賞を制し、1年4ヶ月ぶりのG1レース優勝を飾りました。

直近では5月7日の東京7Rで本馬場入場の際に騎乗予定のダブルスナッチが暴れだし、落馬。

同レースに出場予定であった父・典弘も駆けつけ心配されたが翌週のG1レースにも出場しているため大事には至らなかったようです。

年齢もまだ24歳と若く、これからの競馬界を背負っていく人物なので今後も多くの記録を塗り替えていってくれるでしょう。

家族ショット

※出典:父・典弘(中央)と兄・和生(左)との家族ショット

横山武史騎手とエフフォーリア

エフフォーリア

2023年2月14日に電撃引退を発表したエフフォーリア

デビューから引退まですべてのレースでコンビを組み、G1・3勝、2021年の年度別代表馬にも輝いた同馬の印象的なレースを紹介していきます。

皐月賞(2021/04/18)

デビュー戦から無敗での皐月賞制覇は1994年のナリタブライアン、2011年のオルフェーブルに続き史上3頭目。

横山騎手自身も史上3組目の同レース父子制覇を達成しました。

天皇賞・秋(2021/10/31)

3歳馬の勝利はシンボリクリスエス以来19年ぶりとなり、キャリア6戦目でのG1制覇はグレード制導入以降最小タイ記録となりました。

横山騎手もこの勝利で同レース史上初の親子3代制覇を達成しました。

有馬記念(2021/12/26)

当時歴代最多得票となる26万742票を集めてファン投票1位で出場した有馬記念でも、史上3頭目のデビュー7戦目での勝利を飾ります。

この年は最優秀3歳牝馬を満票で獲得し、オルフェーブル以来10年ぶりの3歳馬の年度代表馬選出となりました。

横山武史騎手の年収は?

騎手の年収は中央競馬と地方競馬でそれぞれ異なりますが、JRA騎手の平均年収は1,000万円とも言われています。

騎手には2つの働き方があり、1つめは厩舎所属で2つめはフリー所属になります。

年収の計算について

騎手の年収の計算は次のように算出できます。

  • (レース賞金×5%)+レース出走手当+調教馬の調教手当

ただし、調教料は1頭数千円で1日5頭まで。平地レース賞金=5%、障害競走=7%といった決まりもあります。

年度別年収(過去6年間)

年収 騎手の平均
2022年 1億51155万 3809万
2021年 1億7454万 3988万
2020年 1億67万 3966万
2019年 7030万 3766万
2018年 5277万 3948万
2017年 2860万 3936万

横山武史騎手の騎手となってから6年間のトータル年収は5億7843万、平均年収は9640万円でした。

数字だけで見ると父・典弘の全盛期の年収が1億5000万程度だったので、デビュー5年目にして父の年収を上回っており、活躍の凄さが分かります。

まとめ

本記事で紹介した横山武史騎手は、競馬界のレジェンド横山典弘を父に持ち若くして圧倒的な強さを見せる競馬界の若手のホープといえます。

大きな怪我がなければ今後20年以上第一線で活躍してくれることでしょう。

横山騎手5月の騎乗予定

会場 レース名
5/20 東京9R カーネーションカップ(エメリヨン)
5/20 東京10R 高尾特別(レフトゥバーズ)
5/21 東京5R 3歳1勝クラス(ネビュルーズ)
5/21 東京8R 是政特別(ケリーズノベル)
5/21 東京11R オークス(ペリファーニア)
5/21 東京12R 丹沢ステークス(ダノンブレット)
5/28 東京11R 日本ダービー(ソールオリエンス)

特に注目なのは5月28日に行われる日本ダービー

日本ダービーは3歳馬限定のレースで、競馬界全体においても、このレースで勝つことが「最高の栄誉」とされ「競馬の祭典」とも称されています。

横山騎手が騎乗するソールオリエンスはデビューから3戦無敗で4月の皐月賞(G1)も制しているので優勝も期待できます。

またこのレースには父・典弘と兄・和生も出場予定なので、父子対決・兄弟対決にも注目が集まります。

是非、競馬場に足を運び、生の競馬の臨場感を体験しに行ってみてください!

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