ロードカナロア産駒の特徴を完全網羅!得意距離やコース・レース別成績を調査
どうも。福岡です。
今回は、G1通算9勝を誇るアーモンドアイを輩出し、2023年の種牡馬リーディングでも1位となっている『ロードカナロア産駒』について詳しく触れていきたいと思います。
本記事で記載している内容がこちら。
新馬戦はもちろん、注目度の高い重賞レースでも度々目にすることが増えたロードカナロア産駒の特徴を押さえ、自身のレース予想に役立ててみてください。
1968年11月1日生まれ。慶應義塾大学卒業。
某スポーツ新聞の競馬面を16年担当。その後、独立してフリーのライターとして活動中。競馬だけではなく、競艇・競輪関連の記事やコラムを執筆する。
競馬歴27年・競艇歴30年・競輪歴25年。趣味は海外旅行。年間10回以上は海外へ。
競艇予想サイト解体新書では全体の監修・コラムの執筆を担当。
著書『解体新書〜競馬・競艇・競輪を極めた男の13の法則〜』を出版予定。
ロードカナロアの通算成績や勝鞍について
まずは、ロードカナロアがどんな馬だったのか。
言わずと知れた名馬のため改めて説明する必要は無いかもしれませんが、後々記載する得意条件等にリンクする部分もあるかもしれないため、詳しく解説していきます。
ロードカナロアの血統
キングカメハメハ 2001 鹿毛 Mr.Prospector系 |
Kingmambo(米) 1990 鹿毛 |
Mr.Prospector 1970 鹿毛 |
Miesque 1984 鹿毛 |
||
マンファス(愛) 1991 黒鹿毛 |
ラストタイクーン(愛) 1983 黒鹿毛 |
|
Pilot Bird 1983 鹿毛 |
||
レディブラッサム 1996 鹿毛 |
Storm Cat(米) 1983 黒鹿毛 |
Storm Bird 1978 鹿毛 |
Terlingua 1976 栗毛 |
||
サラトガドゥー(米) 1989 鹿毛 |
Cormorant 1974 鹿毛 |
|
Super Luna 1982 鹿毛 |
- 戦績:19戦13勝
- 獲得賞金:6億6,995万円
- 調教師:安田隆行(栗東)
- 馬主:ロードホースクラブ
- セリ取引価格:-
父は通算8戦7勝、種牡馬としても2010年・2011年にJRA総合リーディングサイアーを受賞したキングカメハメハ。
父父KingmamboはマイルG1を3勝しており、種牡馬としてもエルコンドルパサーといった1999年の年度代表馬も輩出しています。
一方で、母のレディブラッサムは通算24戦5勝ですが、重賞などレベルの高いレースの出走経験は無し。
母父のStormCatは種牡馬として2歳リーディングサイアーを7回獲得。種付け料約6000万円という高額な値段で取引され日本でも話題を集めました。
調教師の安田隆行はJRAの元騎手で、現役時代は伝説の名馬とも称されるトウカイテイオーに騎乗していたことでも有名です。
ロードカナロアのレース成績・受賞歴
ロードカナロアの主な勝鞍がこちら。
- 香港スプリント(G1)
- 安田記念(G1)
- スプリンターズステークス(G1)
- 高松宮記念(G1)
現役時代のロードカナロアは母レディブラッサムと似て短距離向きの馬体をしており、実際に短距離レースで多くの実績を残しています。
2012年には、日本競馬界で鬼門とされるほど難しいとされた香港スプリント(G1)を制覇し日本所属馬として初の快挙を達成。
その後の安田記念(G1)や高松宮記念(G1)といったスプリントレースでも勝利を挙げています。
中でも特に圧巻だったのが、引退レースとなった2013年の香港スプリント。
前年の優勝馬として出走し世界中の強豪が集まる中、1200mという短距離レースながら直線だけで5馬身差をつける圧巻の走りを見せつけました。
そんなロードカナロアは現役を引退して10年経った今でも、「最強スプリンター」として競馬ファンから愛されています。
ロードカナロア産駒の特徴
ここからが本番。
今後の予想に役立つロードカナロア産駒の押さえておきたい特徴を1つずつ、詳しく解説していきます。
【特徴その①】芝・ダート共に高い連対率を記録
ロードカナロア産駒の2017年〜2023年7月現在までの芝・ダートの入線率を見ていきましょう。
《芝のレース結果》
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 5501回 | 623勝 | 623回 | 526回 | 423回 | 3929回 | 29% |
2023 | 574回 | 58勝 | 58回 | 59回 | 43回 | 414回 | 28% |
2022 | 1127回 | 109勝 | 109回 | 102回 | 73回 | 843回 | 25% |
2021 | 1038回 | 114勝 | 114回 | 90回 | 74回 | 760回 | 27% |
2020 | 1047回 | 114勝 | 114回 | 89回 | 87回 | 757回 | 28% |
2019 | 912回 | 109勝 | 109回 | 100回 | 73回 | 630回 | 31% |
2018 | 620回 | 82勝 | 82回 | 66回 | 52回 | 420回 | 32% |
2017 | 183回 | 37勝 | 37回 | 20回 | 21回 | 105回 | 43% |
《ダートのレース結果》※地方競馬と中央競馬での成績を足した数値となります
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 10023回 | 1390勝 | 1390回 | 1154回 | 994回 | 6485回 | 35% |
2023 | 1549回 | 170勝 | 170回 | 182回 | 166回 | 1031回 | 33% |
2022 | 2537回 | 336勝 | 336回 | 267回 | 237回 | 1697回 | 33% |
2021 | 2147回 | 274勝 | 274回 | 211回 | 208回 | 1454回 | 32% |
2020 | 1778回 | 277勝 | 277回 | 233回 | 182回 | 1086回 | 39% |
2019 | 1335回 | 236勝 | 236回 | 190回 | 143回 | 766回 | 43% |
2018 | 635回 | 95勝 | 95回 | 65回 | 55回 | 420回 | 39% |
2017 | 42回 | 2勝 | 2回 | 6回 | 3回 | 31回 | 26% |
ロードカナロア産駒が初めて出走したのは2017年6月の2歳新馬戦から。
ロードカナロア自身は芝を主戦とした競走馬でしたが、地方競馬も合わせるとダートでの出走回数が多くなっていました。
成績を見ると芝では毎年3割近い3連対率であることに加えて、ダートでは30%を下回っている年はないほど安定した成績を残し、特にどちらかを苦手としていることは無い印象。
ただ、重賞などレベルの高いレースになると芝での勝率・連対率・複勝率がダートを上回っているため、芝・ダート兼用ながら芝のほうがやや優勢な種牡馬と考えていいでしょう。
種付け頭数も年々減少傾向にありますが、2022年の種牡馬リーディングではディープインパクト産駒に次ぐ成績を残しているため、今後もアーモンドアイに続く大物を輩出する可能性は高いでしょう。
【特徴その②】基本的には1200m~1600mを得意としている
続いて、芝の距離別成績を見ていきます。
年度 | 〜1400m | 〜1800m | 〜2200m | 〜2600m | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | |
累計 | 312回 | 231回 | 190回 | 1832回 | 29% | 234回 | 212回 | 171回 | 1562回 | 28% | 65回 | 72回 | 53回 | 467回 | 29% | 12回 | 11回 | 9回 | 66回 | 33% |
2023 | 23回 | 24回 | 9回 | 185回 | 23% | 31回 | 23回 | 23回 | 165回 | 32% | 3回 | 9回 | 10回 | 52回 | 30% | 1回 | 3回 | 1回 | 12回 | 29% |
2022 | 49回 | 40回 | 31回 | 402回 | 23% | 44回 | 38回 | 31回 | 304回 | 27% | 15回 | 19回 | 10回 | 120回 | 27% | 1回 | 5回 | 1回 | 16回 | 33% |
2021 | 72回 | 50回 | 38回 | 370回 | 30% | 33回 | 30回 | 31回 | 283回 | 25% | 8回 | 10回 | 5回 | 91回 | 20% | 1回 | 0回 | 0回 | 16回 | 5% |
2020 | 55回 | 41回 | 41回 | 354回 | 28% | 33回 | 38回 | 25回 | 302回 | 24% | 20回 | 8回 | 15回 | 89回 | 33% | 6回 | 2回 | 6回 | 11回 | 56% |
2019 | 54回 | 38回 | 34回 | 263回 | 32% | 41回 | 43回 | 31回 | 287回 | 29% | 13回 | 18回 | 7回 | 72回 | 35% | 1回 | 1回 | 1回 | 8回 | 27% |
2018 | 41回 | 30回 | 24回 | 192回 | 33% | 33回 | 29回 | 23回 | 185回 | 31% | 6回 | 7回 | 5回 | 40回 | 31% | 2回 | 0回 | 0回 | 3回 | 40% |
2017 | 18回 | 8回 | 13回 | 66回 | 37% | 19回 | 11回 | 7回 | 36回 | 51% | 0回 | 1回 | 1回 | 3回 | 40% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% |
ロードカナリア自身の現役時代と同じように1200m~1600mを得意とする産駒が多いのが特徴。
ただ、父キングカメハメハと同じように母系の良さを引き出す力もあり、母系次第で中長距離以上もこなせる産駒も輩出しています。
牡馬は芝2500mの目黒記念(G2)を勝利したキングオブコージを筆頭に距離が伸びても勝率はそれほど落ちません。
しかし、世代限定戦では中距離まで対応できても、古馬になると短距離での出走に戻るパターンが多いことも覚えておきましょう。
牝馬は1800mになると勝率が落ち、2000m以上もアーモンドアイを除くと勝率は8%程度なので、基本的にはマイル以下が適正距離となっています。
【特徴その③】ダートでは1800m以下が好成績
ダートの距離別成績がこちら。
※地方競馬と中央競馬での成績を足した数値となります
年度 | 1000m〜1400m | 〜1800m | 〜2200m | 〜2600m | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | |
累計 | 1053回 | 869回 | 738回 | 4535回 | 37% | 125回 | 265回 | 234回 | 1812回 | 26% | 21回 | 19回 | 22回 | 133回 | 32% | 1回 | 1回 | 0回 | 5回 | 0% |
2023 | 124回 | 132回 | 115回 | 670回 | 36% | 42回 | 44回 | 45回 | 329回 | 28% | 4回 | 6回 | 6回 | 31回 | 34% | 0回 | 0回 | 0回 | 1回 | 0% |
2022 | 252回 | 191回 | 164回 | 1152回 | 35% | 80回 | 70回 | 69回 | 513回 | 30% | 3回 | 6回 | 4回 | 32回 | 29% | 1回 | 0回 | 0回 | 0回 | 100% |
2021 | 218回 | 168回 | 158回 | 1034回 | 34% | 59回 | 41回 | 46回 | 383回 | 28% | 5回 | 1回 | 4回 | 37回 | 21% | 0回 | 1回 | 0回 | 0回 | 100% |
2020 | 196回 | 178回 | 148回 | 789回 | 40% | 74回 | 53回 | 30回 | 282回 | 36% | 7回 | 2回 | 4回 | 12回 | 52% | 0回 | 0回 | 0回 | 3回 | 0% |
2019 | 190回 | 148回 | 104回 | 547回 | 45% | 44回 | 40回 | 37回 | 206回 | 37% | 2回 | 2回 | 2回 | 12回 | 33% | 0回 | 0回 | 0回 | 1回 | 0% |
2018 | 79回 | 47回 | 46回 | 315回 | 35% | 16回 | 16回 | 7回 | 96回 | 29% | 0回 | 2回 | 2回 | 9回 | 31% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% |
2017 | 2回 | 5回 | 3回 | 28回 | 26% | 0回 | 1回 | 0回 | 3回 | 25% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% |
上記でも述べたように、芝で活躍した種牡馬でありながら、ダートでも安定した成績を残しているのがロードカナロア産駒になります。
ただし、芝では母系次第で適正距離が広くなっていましたが、ダートになると1800m以上では徐々に成績を落としていることを頭に入れておきましょう。
それでも全体的に見て3連対率が30%を超える年が多く、特に新馬戦や未勝利戦などレベルが低いレースに関しては人気の割に好走することが多いので馬券に含めておくことをオススメします。
【特徴その④】芝はやや重まで◎、ダートは万能
芝とダートコースの良馬場、稍重、重馬場、不良馬場での産駒成績を見ていきます。
《芝コース良・稍重》
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 5059回 | 586勝 | 586回 | 485回 | 396回 | 3592回 | 29% |
2023 | 489回 | 54勝 | 54回 | 52回 | 36回 | 347回 | 29% |
2022 | 1075回 | 104勝 | 104回 | 99回 | 72回 | 800回 | 26% |
2021 | 953回 | 104勝 | 104回 | 82回 | 69回 | 698回 | 27% |
2020 | 936回 | 104勝 | 104回 | 84回 | 80回 | 668回 | 29% |
2019 | 848回 | 105勝 | 105回 | 88回 | 68回 | 587回 | 31% |
2018 | 590回 | 80勝 | 80回 | 62回 | 51回 | 397回 | 33% |
2017 | 168回 | 35勝 | 35回 | 18回 | 20回 | 95回 | 43% |
《芝コース重・不良》
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 442回 | 37勝 | 37回 | 41回 | 27回 | 337回 | 24% |
2023 | 85回 | 4勝 | 4回 | 7回 | 7回 | 67回 | 21% |
2022 | 52回 | 5勝 | 5回 | 3回 | 1回 | 43回 | 17% |
2021 | 85回 | 10勝 | 10回 | 8回 | 5回 | 62回 | 27% |
2020 | 111回 | 10勝 | 10回 | 5回 | 7回 | 89回 | 20% |
2019 | 64回 | 4勝 | 4回 | 12回 | 5回 | 43回 | 33% |
2018 | 30回 | 2勝 | 2回 | 4回 | 1回 | 23回 | 23% |
2017 | 15回 | 2勝 | 2回 | 2回 | 1回 | 10回 | 33% |
《ダートコース良・稍重》※地方競馬と中央競馬での成績を足した数値となります
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 6978回 | 975勝 | 975回 | 800回 | 695回 | 4508回 | 35% |
2023 | 1065回 | 117勝 | 117回 | 134回 | 110回 | 704回 | 34% |
2022 | 1876回 | 247勝 | 247回 | 201回 | 188回 | 1240回 | 34% |
2021 | 1399回 | 170勝 | 170回 | 133回 | 124回 | 972回 | 31% |
2020 | 1244回 | 193勝 | 193回 | 154回 | 125回 | 772回 | 38% |
2019 | 941回 | 177勝 | 177回 | 135回 | 103回 | 526回 | 44% |
2018 | 417回 | 70勝 | 70回 | 37回 | 42回 | 268回 | 36% |
2017 | 36回 | 1勝 | 1回 | 6回 | 3回 | 26回 | 28% |
《ダートコース重・不良》※地方競馬と中央競馬での成績を足した数値となります
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 3045回 | 415勝 | 415回 | 354回 | 299回 | 1977回 | 35% |
2023 | 484回 | 53勝 | 53回 | 48回 | 56回 | 327回 | 32% |
2022 | 661回 | 89勝 | 89回 | 66回 | 49回 | 457回 | 31% |
2021 | 748回 | 104勝 | 104回 | 78回 | 84回 | 482回 | 36% |
2020 | 534回 | 84勝 | 84回 | 79回 | 57回 | 314回 | 41% |
2019 | 394回 | 59勝 | 59回 | 55回 | 40回 | 240回 | 39% |
2018 | 218回 | 25勝 | 25回 | 28回 | 13回 | 152回 | 30% |
2017 | 6回 | 1勝 | 1回 | 0回 | 0回 | 5回 | 17% |
芝では日刊スポシンザン記念(G3)を制したアーモンドアイや京王杯スプリングで(G2)で惜しくも2着となったステルヴィオなどオープンクラスで結果を残しており、良・稍重馬場は苦戦していない印象を受けます。
しかし、重・不良馬場では近年成績を落とし3連対率が20%を下回る年もあるので予想の際は注意が必要となるでしょう。
一方でダートでは中央・地方共に馬場状態に左右されず、3連対率30%超えを連発しています。
特に東京・新潟競馬場ダートコースの相性が良く、これらの競馬場でロードカナロア産駒が出走する際は、本命馬として馬券の軸にするといいでしょう。
ロードカナロア産駒の特徴まとめ
改めて、ロードカナロア産駒の特徴をまとめてみました。
- 芝・ダート共に安定した成績
- 芝・牡馬は1600m~1800mが狙い目
- 芝・牝馬は1600m~2000mが狙い目
- ダートは適正距離が広く万能型が多い
- 馬場状態に左右されない馬が多い
- 東京・新潟競馬場のダートコースに出走する際は注目
あくまでも上記のデータはほんの一部でしかありませんが、これを知っているか・知らないかでは全然違うはず。
是非これらの特徴を参考にしてみてください。
ロードカナロア産駒の主な活躍馬
ロードカナロア産駒として重賞レースで勝利を挙げている馬やこれからの活躍が楽しみな馬がこちら。
レッドルゼル
ロードカナロア 2008 鹿毛 Mr.Prospector系 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo(米) 1990 鹿毛 |
マンファス(愛) 1991 黒鹿毛 |
||
レディブラッサム 1996 鹿毛 |
Storm Cat(米) 1983 黒鹿毛 |
|
サラトガドゥー(米) 1989 鹿毛 |
||
フレンチノワール 2005 鹿毛 |
フレンチデピュティ(米) 1992 栗毛 |
Deputy Minister 1979 黒鹿毛 |
Mitterand 1981 鹿毛 |
||
パープルホワイト 1996 鹿毛 |
フジキセキ 1992 青鹿毛 |
|
カノープス 1990 鹿毛 |
- 戦績:25戦9勝
- 獲得賞金:2億3,825万円(中央)・1億1,000万円(地方)
- 調教師:安田隆行(栗東)
- 馬主:東京ホースレーシング
- セリ取引価格:-
- 主な勝鞍:2021年JBCスプリント(G1)
2018年9月にデビューしたレッドルゼル。
ロードカナロア産駒らしく、主に1200m~1600mのレースで活躍しています。
デビュー戦は3着に敗れるも2戦目で初勝利を飾ると、その後のレースでは馬券内に入る好走を連発。
5歳時の2021年に根岸S(G3)で重賞初勝利を飾り、地方競馬のスプリンター決定戦であるJBCスプリントも制覇しています。
次走は未定ですが7歳という馬齢を考えると、そこまで多くのレースには出走できないですが秋以降の出走を楽しみにしておきましょう。
パンサラッサ
ロードカナロア 2008 鹿毛 Mr.Prospector系 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo(米) 1990 鹿毛 |
マンファス(愛) 1991 黒鹿毛 |
||
レディブラッサム 1996 鹿毛 |
Storm Cat(米) 1983 黒鹿毛 |
|
サラトガドゥー(米) 1989 鹿毛 |
||
ミスペンバリー 2002 鹿毛 |
モンジュー(愛) 1996 鹿毛 |
Sadler’sWells(米) 1981 鹿毛 |
Floripedes 1985 鹿毛 |
||
Stitching 1992 鹿毛 |
ハイエステイト(愛) 1986 黒鹿毛 |
|
Itching 1989 黒鹿毛 |
- 戦績:26戦7勝
- 獲得賞金:3億170万円
- 調教師:矢作芳人(栗東)
- 馬主:広尾レース
- セリ取引価格:-
- 主な勝鞍:2022年ドバイターフ(G1)
競馬ファンからは「パンくん」の愛称で親しまれているパンサラッサ。
大逃げのレーススタイルを得意とし、G1通算・2勝を挙げています。
また、海外遠征も積極的に行っており、直近レースは3戦連続海外での出走となっています。
次走は8月2日にイギリスで行われ世界最高峰のマイル戦として知られるサセックスS(G1)を予定していましたが怪我のために断念。
秋以降の復帰を目指しているようなので、今後もパンサラッサの海外挑戦を応援していきましょう。
ダノンスコーピオン
ロードカナロア 2008 鹿毛 Mr.Prospector系 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo(米) 1990 鹿毛 |
マンファス(愛) 1991 黒鹿毛 |
||
レディブラッサム 1996 鹿毛 |
Storm Cat(米) 1983 黒鹿毛 |
|
サラトガドゥー(米) 1989 鹿毛 |
||
レキシールー(加) 2011 鹿毛 |
Sligo Bay 1998 鹿毛 |
Sadler’sWells(米) 1981 鹿毛 |
Angelic Song 1988 鹿毛 |
||
Oneexcessivenite 2000 鹿毛 |
In Excess 1987 黒鹿毛 |
|
Favored One 1992 鹿毛 |
- 戦績:12戦4勝
- 獲得賞金:2億3,190万円
- 調教師:安田隆行(栗東)
- 馬主:ダノックス
- セリ取引価格:-
- 主な勝鞍:2022年NHKマイルC(G1)
カナダの年度代表馬レキシールーを母に持つダノンスコーピオン。
デビューから2連勝を飾ると、翌2022年のアーリントンC(G3)・NHKマイルC(G1)で重賞2連勝を果たします。
しかし、直近レースでは上位人気ながら凡走が続いているため、秋以降のレースで立て直しが出来るのかに注目が集まります。
ベラジオオペラ
ロードカナロア 2008 鹿毛 Mr.Prospector系 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo(米) 1990 鹿毛 |
マンファス(愛) 1991 黒鹿毛 |
||
レディブラッサム 1996 鹿毛 |
Storm Cat(米) 1983 黒鹿毛 |
|
サラトガドゥー(米) 1989 鹿毛 |
||
エアルーティーン 2012 栗毛 |
ハービンジャー(英) 2006 鹿毛 |
Dansili 1996 黒鹿毛 |
Penang Pearl 1996 鹿毛 |
||
エアマグダラ 2003 栗毛 |
サンデーサイレンス(米) 1986 青鹿毛 |
|
エアデジャヴー 1995 鹿毛 |
- 戦績: 5戦3勝
- 獲得賞金:1億1,802万円
- 調教師:上村洋行(栗東)
- 馬主:林田祥来
- セリ取引価格:4,851万(2022年千葉サラブレットセール)
- 主な勝鞍:2023年フジテレビ賞スプリングS(G2)
通算5戦3勝で注目の3歳馬のベラジオオペラ。
大混戦となった2023年の日本ダービー(G1)でも4着となるなど注目度も鰻登りとなっています。
調教師の上村洋行は元騎手として知られており、日本ダービーには4度の騎乗経験がある名ジョッキー。
ベラジオオペラの次走は9月24日に阪神競馬場で行われる神戸新聞杯(G2)に出走予定。上村調教師との重賞2勝目を決めることが出来るのか、期待しておきましょう。
なんJ(競馬スレ・掲示板)での評価・評判について
なんJとは、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で発足したなんでもジュピター実況版の名称。
様々な掲示板で色々なことについて話をしている→誰かしらがその板でリアルタイムの回答をする=なんjと呼ばれる様になってきています。
ロードカナロア産駒に関するスレッドを見てみると、
- 世界のロードカナロア
- ダートでも強すぎる
- 晩成型が多くて6・7歳でも重賞勝てるのスゴイ
- 2歳馬も注目馬多いな
などといった、子供を含めロードカナロアの血統を評価する声が多数投稿されていました。
中には「晩成型が多いから3歳馬はあまり期待できない」といったコメントもありましたが、ここ最近では上記で紹介したベラジオオペラやダノンスコーピオンを兄に持つ2歳新馬・ダノンキラウェアのような注目も若手が多く出走しているので、クラシックレースで活躍する馬が出てくる日も近いのではないでしょうか。
ロードカナロア産駒のまとめ
年度 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種付け料 | 500万 | 500万 | 500万 | 500万 | 800万 | 1500万 | 2000万 | 1500万 | 1500万 | 1200万 |
種付け頭数 | 250頭 | 276頭 | 267頭 | 250頭 | 294頭 | 245頭 | 179頭 | 155頭 | 131頭 | – |
サイアーリーディング | – | – | – | 40位 | 7位 | 3位 | 2位 | 2位 | 2位 | 1位(7/30日現在) |
2023年7月30日時点でロードカナロア産駒はサイアーリーディングで昨年1位のディープインパクトやキタサンブラックなどを凌いで1位になっています。
種付け頭数が年々減少傾向にある中でサイアーリーディングの順位が高いということは、質の高い産駒が増えてきているということでしょう。
現在はロードカナロア自身と同じように1200m~1600mを得意としている産駒が多くなっています。
ですが、産駒の特徴でもお伝えした通り、母系の血統次第では中長距離以上もこなせる産駒が増えてきているため、今後ロードカナロア産駒がクラシックレースに出走した際には母系の成績も見ておくといいでしょう。
今回お伝えした産駒の情報や特徴をいち早く押さえ、自身の予想に活かすことができれば無駄な馬券代を省くことはもちろん、より効率的に稼ぐことができるので覚えておきましょう。
競馬予想サイト解体新書ではLINE公式アカウントにて“今週欠かせない情報“をリアルタイムで配信しています。
注目レースの激アツ情報や的中速報など、稼げる情報が盛り沢山!
配信内容はどれもLINE公式アカウントでしか手に入らない情報となっているので、厳選情報を逃さないためにも、今すぐ登録しておきましょう。
旧アカウントに登録していた方も、リニューアルされた新規アカウントへの切り替えをお願いします。