ゴールドシップ産駒の特徴を完全網羅!得意距離やコース・レース別成績を調査
どうも。福岡です。
今回は、2021年にオークスを制したユーバーレーベンをはじめ、重賞レース5勝を挙げている『ゴールドシップ産駒』について詳しく触れていきたいと思います。
本記事で記載している内容がこちら。
新馬戦はもちろん、注目度の高い重賞レースでも度々目にすることが増えたゴールドシップ産駒の特徴を押さえ、自身のレース予想に役立ててみてください。
1968年11月1日生まれ。慶應義塾大学卒業。
某スポーツ新聞の競馬面を16年担当。その後、独立してフリーのライターとして活動中。競馬だけではなく、競艇・競輪関連の記事やコラムを執筆する。
競馬歴27年・競艇歴30年・競輪歴25年。趣味は海外旅行。年間10回以上は海外へ。
競艇予想サイト解体新書では全体の監修・コラムの執筆を担当。
著書『解体新書〜競馬・競艇・競輪を極めた男の13の法則〜』を出版予定。
ゴールドシップの通算成績や勝鞍について
まずは、ゴールドシップがどんな馬だったのか。
オグリキャップやメジロマックイーンと続く芦毛伝説の継承者として知られる名馬のため改めて説明する必要はないかも知れませんが、後々記載する得意条件等にリンクする部分もあるかも知れないため、詳しく解説していきます。
ゴールドシップの血統
ステイゴールド 1994 黒鹿毛 Halo系 |
サンデーサイレンス(米) 1986 青鹿毛 |
Halo 1969 黒鹿毛 |
Wishing Well 1975 鹿毛 |
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ゴールデンサッシュ 1988 栗毛 |
ディクタス(仏) 1967 栗毛 |
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ダイナサッシュ 1979 鹿毛 |
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ポイントフラッグ 1998 芦毛 |
メジロマックイーン 1987 芦毛 |
メジロティターン 1978 芦毛 |
メジロオーロラ 1978 栗毛 |
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パストラリズム 1987 黒鹿毛 |
プルラリズム(米) 1980 栗毛 |
|
トクノエイティー 1978 黒鹿毛 |
- 戦績:28戦13勝
- 獲得賞金:13億9,776万円
- 調教師:須貝 尚介(栗東)
- 馬主:小林英一ホールディングス
- セリ取引価格:-
父は3冠馬のオルフェーブルも輩出しているステイゴールド。
父父のサンデーサイレンスは米国通算成績14戦9勝(うちG1・6勝)を挙げ、アメリカ競馬殿堂入りを果たした名馬。
種牡馬となってからもディープインパクトやスティルインラブといった3冠馬を輩出し、「日本競馬史上最高の種牡馬」としても有名でした。
母のポイントフラッグは15戦1勝と目立った成績は残せず。
母父のメジロマックイーンは通算21戦12勝、親子三代での天皇賞制覇や史上初の獲得賞金10億円ホースとなっています。
調教師の須貝尚介は元・騎手でゴールドシップの母ポイントフラッグにも騎乗。
近年では最優秀2歳牡馬のドルチェモアやG1・3勝のソダシを管理している名調教師として知られています。
ゴールドシップのレース成績・受賞歴
ゴールドシップの主な勝鞍がこちら。
- 皐月賞(G1)
- 菊花賞(G1)
- 有馬記念(G1)
- 宝塚記念(G1)
- 天皇賞・春(G1)
- 阪神大賞典(G2)
「ゴルシ」の愛称で今も尚競馬ファンから愛されるゴールドシップ。
2011年のデビュー戦から2歳レコードを出して勝利すると、デビュー4戦目の共同通信杯(G3)で重賞初勝利を挙げました。
2012年には皐月賞・菊花賞を制してクラシック2冠を達成するとともに、年末の有馬記念でも勝利し、JRA賞最優秀3歳牡馬に選出されています。
4歳以降は圧勝か惨敗という極端なレース結果が多くなり、2015年の有馬記念を最後に6歳で現役を引退。
一言で表せないほどの個性を持ち人間の予想の範疇を超える”気まぐれさ”で多くの競馬ファンから愛された競走馬でした。
ゴールドシップ産駒の特徴
ここからが本番。
今後の予想に役立つゴールドシップ産駒の押さえておきたい特徴を1つずつ、詳しく解説していきます。
【特徴その①】芝・ダート共に安定感がある
ゴールドシップ産駒の2019年〜2023年7月現在までの芝・ダートの入線率を見ていきましょう。
《芝のレース結果》
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 1951回 | 131勝 | 131回 | 165回 | 172回 | 1483回 | 24% |
2023 | 367回 | 22勝 | 22回 | 26回 | 26回 | 293回 | 20% |
2022 | 570回 | 38勝 | 38回 | 56回 | 49回 | 427回 | 25% |
2021 | 483回 | 30勝 | 30回 | 42回 | 36回 | 375回 | 22% |
2020 | 412回 | 33勝 | 33回 | 33回 | 46回 | 300回 | 27% |
2019 | 119回 | 8勝 | 8回 | 8回 | 15回 | 88回 | 26% |
《ダートのレース結果》※地方競馬と中央競馬での成績を足した数値となります
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 2898回 | 204勝 | 204回 | 273回 | 294回 | 2127回 | 27% |
2023 | 715回 | 58勝 | 58回 | 57回 | 84回 | 516回 | 28% |
2022 | 1015回 | 65勝 | 65回 | 101回 | 95回 | 754回 | 26% |
2021 | 726回 | 53勝 | 53回 | 81回 | 65回 | 527回 | 27% |
2020 | 413回 | 26勝 | 26回 | 33回 | 47回 | 307回 | 26% |
2019 | 29回 | 2勝 | 2回 | 1回 | 3回 | 23回 | 21% |
ゴールドシップ産駒が初めて出走したのは2019年6月の2歳新馬戦から。
3連対率が30%を超えている年はありませんが、全体的に見て芝・ダート共に苦手にしているような数字ではないでしょう。
ゴールドシップが芝でしか走っていない馬だったことを考えると、地方競馬も合わせて出走回数が多いダートの3連対率がデビューの2019年以外は25%を超える高い数字となっていることは意外でした。
そのダートで頭角を現しているゴールドシップ産駒の1頭がメイショウゴルシ。
デビュー戦は芝レースでの出走で10着となりましたが、2戦目以降はダート路線に変更しています。
2歳時の勝利は無く迎えたデビュー5戦目となるJRA交流・甲山特別。
父ゴールドシップの2012年皐月賞を彷彿とさせるような後方から直線の差しで初勝利を飾りました。
気性が荒かったゴールドシップとは対象的に真面目で乗りやすい馬ということなので、今後さらなる活躍が期待できるでしょう。
【特徴その②】芝は1800m以上に強い
続いて、芝の距離別成績を見ていきます。
年度 | 〜1400m | 〜1800m | 〜2200m | 〜2600m | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | |
累計 | 9回 | 15回 | 14回 | 95回 | 29% | 45回 | 54回 | 68回 | 512回 | 25% | 48回 | 70回 | 55回 | 629回 | 22% | 27回 | 25回 | 34回 | 234回 | 27% |
2023 | 0回 | 1回 | 0回 | 11回 | 8% | 7回 | 6回 | 10回 | 99回 | 19% | 10回 | 16回 | 10回 | 121回 | 23% | 5回 | 3回 | 6回 | 57回 | 20% |
2022 | 2回 | 3回 | 6回 | 40回 | 22% | 15回 | 24回 | 15回 | 138回 | 28% | 13回 | 22回 | 14回 | 174回 | 22% | 6回 | 6回 | 13回 | 70回 | 26% |
2021 | 4回 | 3回 | 2回 | 14回 | 39% | 5回 | 10回 | 13回 | 113回 | 20% | 10回 | 18回 | 14回 | 174回 | 19% | 11回 | 11回 | 7回 | 72回 | 29% |
2020 | 2回 | 7回 | 4回 | 21回 | 38% | 13回 | 9回 | 19回 | 111回 | 27% | 13回 | 12回 | 15回 | 132回 | 23% | 5回 | 5回 | 8回 | 35回 | 34% |
2019 | 1回 | 1回 | 2回 | 9回 | 31% | 5回 | 5回 | 11回 | 51回 | 29% | 2回 | 2回 | 2回 | 28回 | 18% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% |
ゴールドシップ自体も中距離から長距離が得意なスタミナタイプの馬だったので、産駒にもその特徴が引き継がれています。
牡馬・牝馬共に1800m以上のレースを得意としており長距離適性が高い馬が多いのが特徴。
最も勝鞍が多い距離は1800m以上で、狙い目としては2500m以上のレースになります。
また、涼しい気候で体力が削られにくく平坦な走りやすいコースである札幌競馬場に強いというデータも出ています。
芝2600mなどゴールドシップ産駒が得意とするタフでスタミナが要求されるレースが多く組まれているのも相性がいい理由となっているのでしょう。
逆に京都・阪神・東京競馬場を苦手とし、本来であれば得意であるはずの1800mのレースでも結果を残せていません。
総括するとスタミナや馬力には優れていますが、加速してスピードを競うようなレースでは高いレベルになると勝率・連対率が低くなるということを覚えておきましょう。
【特徴その③】ダートなら中央は1800m以上・地方は1800m以下
ダートの距離別成績がこちら。
※地方競馬と中央競馬での成績を足した数値となります
年度 | 1000m〜1400m | 〜1800m | 〜2200m | 〜2600m | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 三連対率 | |
累計 | 123回 | 173回 | 174回 | 1246回 | 27% | 72回 | 95回 | 91回 | 794回 | 25% | 8回 | 5回 | 5回 | 74回 | 20% | 1回 | 0回 | 1回 | 5回 | 29% |
2023 | 34回 | 36回 | 34回 | 288回 | 27% | 23回 | 18回 | 25回 | 202回 | 25% | 1回 | 3回 | 2回 | 26回 | 19% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% |
2022 | 37回 | 64回 | 54回 | 443回 | 26% | 24回 | 36回 | 41回 | 280回 | 27% | 4回 | 1回 | 0回 | 31回 | 14% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% |
2021 | 34回 | 55回 | 53回 | 327回 | 30% | 17回 | 25回 | 11回 | 180回 | 23% | 2回 | 1回 | 1回 | 18回 | 18% | 0回 | 0回 | 0回 | 2回 | 0% |
2020 | 17回 | 18回 | 31回 | 175回 | 27% | 7回 | 15回 | 13回 | 122回 | 22% | 1回 | 0回 | 2回 | 7回 | 30% | 1回 | 0回 | 1回 | 3回 | 40% |
2019 | 1回 | 0回 | 2回 | 13回 | 19% | 1回 | 1回 | 1回 | 10回 | 23% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% | 0回 | 0回 | 0回 | 0回 | 0% |
中央競馬でダートを走る産駒は多くありませんが、1800m以上であれば比較的上位を狙える印象。
特に1900mや2400mは出走数が少ないながら勝ち馬も出ているため、芝と同じように中長距離以上を得意としているでしょう。
地方競馬では1000m~1400mでの出走数が圧倒的に多くなっており、累計の三連対率も30%に迫る好成績を残しています。
基本的にダートで走る馬は牝系がダート馬である場合がほとんどで、母や母母のダート適性を見ておくことも勝率アップに繋がるかもしれません。
【特徴その④】馬場状態別成績
芝とダートコースの良馬場、稍重、重馬場、不良馬場での産駒成績を見ていきます。
《芝コース良・稍重》
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 1774回 | 119勝 | 119回 | 147回 | 153回 | 1355回 | 24% |
2023 | 316回 | 21勝 | 21回 | 20回 | 24回 | 251回 | 21% |
2022 | 540回 | 35勝 | 35回 | 53回 | 46回 | 406回 | 25% |
2021 | 439回 | 27勝 | 27回 | 38回 | 32回 | 342回 | 22% |
2020 | 369回 | 28勝 | 28回 | 28回 | 38回 | 275回 | 16% |
2019 | 110回 | 8勝 | 8回 | 8回 | 13回 | 81回 | 26% |
《芝コース重・不良》
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 179回 | 12勝 | 12回 | 18回 | 19回 | 130回 | 27% |
2023 | 51回 | 1勝 | 1回 | 6回 | 2回 | 42回 | 18% |
2022 | 32回 | 3勝 | 3回 | 3回 | 3回 | 23回 | 28% |
2021 | 44回 | 3勝 | 3回 | 4回 | 4回 | 33回 | 25% |
2020 | 43回 | 5勝 | 5回 | 5回 | 8回 | 25回 | 42% |
2019 | 9回 | 0勝 | 0回 | 0回 | 2回 | 7回 | 22% |
《ダートコース良・稍重》※地方競馬と中央競馬での成績を足した数値となります
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 2005回 | 137勝 | 137回 | 188回 | 176回 | 1504回 | 25% |
2023 | 450回 | 33勝 | 33回 | 36回 | 30回 | 351回 | 22% |
2022 | 762回 | 50勝 | 50回 | 75回 | 75回 | 562回 | 26% |
2021 | 481回 | 34勝 | 34回 | 51回 | 38回 | 358回 | 26% |
2020 | 297回 | 19勝 | 19回 | 25回 | 32回 | 221回 | 26% |
2019 | 15回 | 1勝 | 1回 | 1回 | 1回 | 12回 | 20% |
《ダートコース重・不良》※地方競馬と中央競馬での成績を足した数値となります
年度 | 出走回数 | 勝利数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
累計 | 870回 | 67勝 | 67回 | 85回 | 95回 | 623回 | 28% |
2023 | 242回 | 25勝 | 25回 | 21回 | 31回 | 165回 | 28% |
2022 | 253回 | 15勝 | 15回 | 26回 | 20回 | 192回 | 24% |
2021 | 245回 | 19勝 | 19回 | 30回 | 27回 | 169回 | 31% |
2020 | 116回 | 7勝 | 7回 | 8回 | 15回 | 86回 | 26% |
2019 | 14回 | 1勝 | 1回 | 0回 | 2回 | 11回 | 21% |
芝では良馬場よりも重馬場のほうが成績が良く、タフな芝を得意としていたゴールドシップと似た傾向の産駒が多い印象。
また上がり3ハロンのタイムにも注目すると、35.9秒以下の早い上がりのレースよりも36秒以上のレースを得意としています。
※上がり3ハロンとはゴール600m手前からゴールまでの距離を指しています。
ゴールドシップ自身も38秒以上の上がりがかかった2012年皐月賞や2013年の宝塚記念でも勝利していることからタフな馬であったことが分かるでしょう。
全体的にこの特徴を継承している産駒が多く、スタミナや馬力には優れていますが加速してスピードを競うようなレースでは高いレベルになると勝率・連対率が低くなるということを覚えておきましょう。
ゴールドシップ産駒の特徴まとめ
改めて、ゴールドシップ産駒の特徴をまとめてみました。
- 芝・ダート共に苦手にはしていない
- 芝は牡馬牝馬共に1800m以上の長距離適性が高い馬が多い
- 札幌競馬場に強い
- ダートは中央1800m以上・ダート1000m~1400mに強い
- 良馬場より重馬場に強い
あくまでも上記のデータはほんの一部でしかありませんが、これを知っているか・知らないかでは全然違うはず。
是非これらの特徴を参考にしてみてください。
ゴールドシップ産駒の主な活躍馬
ゴールドシップ産駒として重賞レースで勝利を挙げている主な馬がこちら。
ユーバーレーベン
ゴールドシップ 2009 芦毛 Halo系 |
ステイゴールド 1994 黒鹿毛 |
サンデーサイレンス(米) 1986 青鹿毛 |
ゴールデンサッシュ 1988 栗毛 |
||
ポイントフラッグ 1998 芦毛 |
メジロマックイーン 1987 芦毛 |
|
パストラリズム 1987 黒鹿毛 |
||
マイネテレジア 2007 青毛 |
ロージズインメイ(米) 2000 青鹿毛 |
Devil His Due 1989 黒鹿毛 |
Tell a Secret 1977 黒鹿毛 |
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マイネヌーヴェル 2000 黒鹿毛 |
ブライアンズタイム(米) 1985 黒鹿毛 |
|
マイネプリテンダー 1995 栗毛 |
- 戦績:15戦2勝
- 獲得賞金:2億1,869万円
- 調教師:手塚貴久(美浦)
- 馬主:ビッグレッドファーム
- セリ取引価格:-
- 主な勝鞍:2021年優駿牝馬(G1)
ゴールドシップ産駒初のG1ホースとなったユーバーレーベン。
2歳時のデビュー戦から勝利を挙げ、4戦目の阪神ジュベナイルF(G2)では3着入線を果たしました。
3歳時からはマイルから中距離以上のレースに挑戦し、牝馬3冠レースの1つであるオークスを制覇。
しかし、オークス以降は怪我の影響もあってか目立った成績を残せず、5歳のアメリカジョッキーC(G2)で3着となったのを最後に現役を引退しました。
直近では2023年6月に受胎をしているので、今後ユーバーレーベンの産駒が芝中長距離のレースで活躍する日も近いかもしれません。
ゴールデンハインド
ゴールドシップ 2009 芦毛 Halo系 |
ステイゴールド 1994 黒鹿毛 |
サンデーサイレンス(米) 1986 青鹿毛 |
ゴールデンサッシュ 1988 栗毛 |
||
ポイントフラッグ 1998 芦毛 |
メジロマックイーン 1987 芦毛 |
|
パストラリズム 1987 黒鹿毛 |
||
オレゴンレディ(愛) 2007 鹿毛 |
Shamardal 2002 鹿毛 |
Giant’s Causeway(米) 1997 栗毛 |
Helsinki 1993 鹿毛 |
||
Oregon Trail 1999 鹿毛 |
Gone West 1984 鹿毛 |
|
Oscillate 1986 鹿毛 |
- 戦績:8戦2勝
- 獲得賞金:7,795万円
- 調教師:武市康男 (美浦)
- 馬主:サラブレットクラブ・ラフィアン
- セリ取引価格:-
- 主な勝鞍:2023年フローラS(G2)
2023年4月のサンスポ賞フローラS(G2)で重賞初制覇を果たしたゴールデンハインド。
そのままの勢いでオークスでも好走すると思われましたが、4番人気で11着と凡走しています。
次走は2023年9月9日に行われる紫苑ステークス(G3)への出走が予定されており、重賞初制覇となったフローラSと同条件の芝2000mで行われるレースのため期待しておいていいでしょう。
ウインマイティー
ゴールドシップ 2009 芦毛 Halo系 |
ステイゴールド 1994 黒鹿毛 |
サンデーサイレンス(米) 1986 青鹿毛 |
ゴールデンサッシュ 1988 栗毛 |
||
ポイントフラッグ 1998 芦毛 |
メジロマックイーン 1987 芦毛 |
|
パストラリズム 1987 黒鹿毛 |
||
アオバコリオン 1999 栗毛 |
カコイーシーズ(米) 1986 鹿毛 |
Alydar 1975 栗毛 |
Careless Notion 1970 鹿毛 |
||
コリンヌドゥブルイェール(愛) 1989 栗毛 |
Lomond 1980 鹿毛 |
|
Gold and Purple |
- 戦績:20戦4勝
- 獲得賞金:1億4,517万円
- 調教師:西園正都(栗東)
- 馬主:ウイン
- セリ取引価格:-
- 主な勝鞍:2022年マーメイドS(G3)
2023年で6歳のシーズンを迎えたウインマイティー。
重賞制覇は2022年のマーメイドS(G3)の1勝のみですが、オークス(G1)や京都大賞典(G2)では馬券内に入るなどコンスタントに結果を残しています。
直近では2年連続となったマーメイドSで2着となり宝塚記念(G1)への出走も期待されていましたが、出走を見送って2023年8月20日の札幌記念(G2)への出走が発表されています。
ゴールドシップ産駒は札幌競馬場での成績が良いというデータもあるため、注目しておいて損はないでしょう。
なんJ(競馬スレ・掲示板)での評価・評判について
なんJとは、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で発足したなんでもジュピター実況版の名称。
様々な掲示板で色々なことについて話をしている→誰かしらがその板でリアルタイムの回答をする=なんjと呼ばれる様になってきています。
ゴールドシップ産駒に関するスレッドを見てみると、
- 勝ち馬率安定してる
- マイネルラウレアに期待
- 牝馬が特に強いね
- 早熟型が多い印象
などといった、子供を含めゴールドシップの血統を評価する声が多数投稿されていました。
中には「1勝のみで終わる馬が多い」といったコメントもありましたが、ここ最近では古馬の台頭も目立ってきているのでここからの巻き返しに期待しておきましょう。
ゴールドシップ産駒のまとめ
ゴールドシップはパワーとスタミナを兼ね備えた名馬ですが、気性が荒いという難点があるため惨敗も多かった馬。
しかし、馬のいいところを引き継げる競馬ではゴールドシップのパワーとスタミナを兼ね備えた長距離型のサラブレットが生まれる可能性もあります。
現在はG1戦線で活躍している馬は出てきていませんが、パワーとスタミナが必要となる有馬記念などで活躍できる馬を輩出する種牡馬であることは間違いないので期待したいですね。
今回お伝えした産駒の情報や特徴をいち早く押さえ、自身の予想に活かすことができれば無駄な馬券代を省くことはもちろん、より効率的に稼ぐことができるので覚えておきましょう。
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