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世界最強馬イクイノックスが電撃引退!通算成績や今後についてを徹底解説!

年度代表馬に選ばれたイクイノックスの次走とコレまでの結果について詳しく紹介

どうも。管理人の福岡です。

今回は2023年11月30日、人気・実力共に絶頂の中、突如引退を発表した「イクイノックス」の現役生活を振り返っていこうと思います。

イクイノックスの基本情報は下記の通り。

馬名 評価(★10満点) 獲得賞金 主な勝鞍 血統(父・母) セリ取引価格 通算成績 生産者 調教師 馬主 POG投票数
イクイノックス ★★★★★★★★★★ 17億5,655万円 23″ジャパンC(GI) キタサンブラック
シャトーブランシュ
10戦8勝【8-2-0-0】 ノーザンファーム 木村哲也(美浦) シルクレーシング

2022年度の代表馬・世界ランキング1位の誰もが認める世界最強馬。

数々の実力馬たちを差し置いて、G1レース6連勝を果たすなど驚異的な走りを披露してくれました。

今回の引退を惜しむ声も多くあげられていますが、なぜこのタイミングで引退に至ったのか。

また、キタサンブラック産駒初の種牡馬として今後活躍する子を残すことが出来るのか。

これまでの実績や引退理由、種牡馬としての今後などを紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事の監修者
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競馬予想サイト解体新書 責任者
河田 孝太郎

1965年8月8日生まれ。日本中央競馬学校中退。

元ジョッキーの父親に憧れJRA所属の騎手を目指すが一身上の都合により断念。某有名競馬場で厩務員として働いていた際にフリーライターとして訪れた福岡と意気投合し、競馬予想サイト解体新書設立に参画。

責任者を務める。

競馬歴40年。一口馬主にハマり、2021年はレッドベルオーブ他3頭を購入。

競馬予想サイト解体新書では主に検証記事を担当する。

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引退を表明したイクイノックスの今後について

現役引退を発表し、社台スタリオンステーションでの種牡馬入りが決定しているイクイノックスですが、キタサンブラック産駒の種牡馬入りは初めてのこと。

どのような馬と掛け合わせるのが良いのかなど、すでに物議を醸しています。

同じシルクレーシングに所属したG1・9勝馬アーモンドアイとの配合も十分に可能。

将来的には、父母合わせてG1・15勝、総獲得賞金40億円超えのドリームベイビーが誕生するかもしれません。

そんなイクイノックスは来年24年に種牡馬としてのセカンドキャリアをスタートさせ、初年度産駒は25年に誕生予定

イクイノックスの子どもたちが日本競馬界をにぎやかすのは、27年夏以降となります。

種牡馬入り後のイクイノックスに関しての情報は、まだ確定していない情報が多いため今後も追記していく予定ですので更新をお待ち下さい!

イクイノックスの血統

キタサンブラック

2012 鹿毛 Halo系

ブラックタイド

2001 黒鹿毛

サンデーサイレンス(米)
1986 青鹿毛

ウインドインハーヘア
1991 鹿毛

シュガーハート

2005 鹿毛

サクラバクシンオー
1989 鹿毛
オトメゴコロ
1989 栗毛

シャトーブランシュ

2010 鹿毛

キングヘイロー

1995 鹿毛

ダンシングブレーヴ
1983 鹿毛
グッバイヘイロー
1985 栗毛

ブランシェリー

1998 栗毛

トニービン
1983 鹿毛
メゾンブランシュ
1989 鹿毛

父は演歌歌手・北島三郎が馬主で、G1通算7勝を挙げているキタサンブラック

2016・17年のJRA賞年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬にも選ばれ、多くの実績を残しています。

通算獲得賞金ランキングでも3位にランクインし、競馬をやったことがない人でも名前を聞いたことがあるでしょう。

母は2015年にマーメイドS(G3)を制したシャトーブランシュとなっています。

キタサンブラック産駒には、23年の皐月賞馬ソールオリエンスや22年の朝日杯セントライト記念(G1)を制したガイアフォースなど実績を残している馬が多く在籍。

キタサンブラック産駒の特徴は下記で詳しく紹介しているので、本記事とあわせて確認してみてください!

イクイノックスの全競走成績と主な達成記録

まずは、2023年11月30日に現役生活の幕を閉じたイクイノックスの全競走成績を確認しておきましょう。

日付 競馬場 R レース名 コース 馬場 頭数 人気 着順 性齢 騎手 馬体重 タイム 着差 勝ち馬(2着馬)
2023/11/26 東京 12 ジャパンC(G1) 芝2400m 18 1 1 牡4 C.ルメール 498(+4) 2.21.8 4馬身 (リバティアイランド)
2023/10/29 東京 11 天皇賞・秋(G1) 芝2000m 11 1 1 牡4 C.ルメール 494(+2) 1.55.2 2.1/2馬身 (ジャスティンパレス)
2023/06/25 阪神 11 宝塚記念(G1) 芝2200m 17 1 1 牡4 C.ルメール 492(–) 2.11.2 クビ (スルーセブンシーズ)
2023/03/25 メイダン 8 ドバイシーマC(G1) 芝2410m 10 1 1 牡4 C.ルメール 2.25.6 3.1/2馬身 (ウエストオーバー)
2022/12/25 中山 11 有馬記念(G1) 芝2500m 16 1 1 牡3 C.ルメール 492(+4) 2.32.4 2.1/2馬身 (ボルドグフーシュ)
2022/10/30 東京 11 天皇賞・秋(G1) 芝2000m 15 1 1 牡3 C.ルメール 488(+4) 1.57.5 1馬身 (パンサラッサ)
2022/05/29 東京 11 東京優駿(G1) 芝2400m 18 2 2 牡3 C.ルメール 484(-8) 2.21.9 クビ ドウデュース
2022/04/17 中山 11 皐月賞(G1) 芝2000m 18 3 2 牡3 C.ルメール 492(+10) 1.59.8 1馬身 ジオグリフ
2021/11/20 東京 11 東京スポーツ杯2歳S(G2) 芝1800m 12 1 1 牡2 C.ルメール 482(+8) 1.46.2 2.1/2馬身 (アサヒ)
2021/08/28 新潟 5 2歳新馬 芝1800m 15 2 1 牡2 C.ルメール 474(–) 1.47.4 6馬身 (メンアットワーク)

主な達成記録

続いてご紹介するのはイクイノックスが現役時代に達成した記録について。

達成した記録を見れば「世界最強」と言われる理由が分かると思いますので、早速見ていきましょう。

総獲得賞金歴代1位

イクイノックスはジャパンカップに勝利したことで総獲得賞金は「22億1544万61000円」に。

その結果、父・キタサンブラックの18億7,684万、これまで1位だったアーモンドアイの19億1,526万円を抜き歴代ランキング1位に浮上。

長いJRAの歴史の中で史上初となる「20億円ホース」誕生となりました。

史上最多タイG1・6連勝

テイエムオペラオー(2000年天皇賞・春~01年天皇賞・春)、ロードカナロア(12年スプリンターズS~13年香港スプリント)に続く史上3頭目。

この2頭はいずれも6連勝の合間にG2での敗戦があり、G1のみ6戦全勝での達成は史上初となっています。

芝2000m世界レコード

海外を含めた芝2000mの世界レコードは1999年9月26日にチリG1レースで記録された1分55秒4とみられています。

イクイノックスが天皇賞・秋で記録した1分55秒2は、2011年の天皇賞・秋でトーセンジョーダンが記録した1分56秒1を0.9秒、世界記録を0.2秒更新する驚異的な数字となりました。

史上最速の5戦目で古馬G1制覇

G1を初制覇した22年天皇賞・秋は84年のグレード制導入以後、史上最速となる5戦目で古馬G1制覇

同年の有馬記念は史上最速6戦目でのVとなりました。

レーティング世界1位

国際競馬統括機関連盟(IFHA)が2023年11月10日に発表した、1/1~11/5までに実施された世界の主要レースが対象となる「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でレーティング129ポンドの1位をキープ。

ジャパンC圧勝後にはエルコンドルパサーと並ぶ、日本歴代最高タイのレーティング136ポンドに認定されています。

イクイノックスはどんな馬だった?レース結果を交えて解説!

キャリア10戦で8勝(うちG1・6勝)を挙げたイクイノックスですが、ここまで注目されるようになったのはどのレースからなのか。

イクイノックスについて詳しく知らない方の為に、これまでの競争結果とレース内容をわかりやすく解説していきます。

【1戦目】デビュー戦から風格あり!期待の2歳馬爆誕

キタサンブラックの星として名高いイクイノックスのデビュー戦について紹介

2022年11月13日に開催された新潟5R・2歳新馬戦のレース結果がこちら。

【新潟5R】芝/左回り|距離1,800m|曇り/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 2枠2番 イクイノックス 2番人気 牡2 474(0) C.ルメール 1:47.4 3-3
2 5枠9番 メンアットワーク 8番人気 牡2 436(0) 菅原明良 1:48.4 6 8-10
3 4枠6番 サークルオブライフ 4番人気 牝2 486(0) M.デムーロ 1:48.6 1 8-6

単勝オッズ4.6倍の2番人気に支持されたイクイノックスは、好スタートを切るとそのまま先頭に立つ勢いで道中を追走し、2番手の好位で第4コーナーに突入。

直線の長い新潟競馬場を活かすと、もったまま最後の300mに差し掛かるとエンジン全開。

後続馬をあっという間に引き離し、6馬身差の圧勝劇となりました。

鞍上のC.ルメール騎手は「レース前はまだ緩いと思っていたけど、すぐに反応してくれてエンジンのかかりが早いし、とてもいい脚を使ってくれた。伸びしろがあってパワーアップしてくれたら楽しみ」とコメント。

次代を担う名馬が誕生しました。

【2戦目】出世レースを制してクラシック戦線の主役に名乗りを挙げる!

イクイノックス東スポ杯

2021年11月20日に開催された東京11R・東京スポーツ杯2歳S(G2)のレース結果がこちら。

【東京11R】芝/左回り|距離1,800m|晴れ/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 1枠1番 イクイノックス 1番人気 牡2 482(+8) C.ルメール 1:46.2 9-10-8
2 3枠3番 アサヒ 4番人気 牡2 498(+2) 田辺祐信 1:46.6 2.1/2 6-6-6
3 2枠2番 テンダンス 6番人気 牡2 486(-4) 和田竜二 1:46.7 3/4 3-4-4

単勝オッズ2.6倍の1番人気に支持されたイクイノックス。

序盤は後方4番手からレースを進めます。中盤からは鞍上のルメール騎手が馬群の外に持ち出し、最後の直線に突入します。

直線に入ってからは他の馬との違いを見せつける末脚を披露。

2着のアサヒが記録した上がり3ハロン33.5秒を0.6秒上回る32.9秒を記録し、後方からの豪快な差し切り勝ちを決めました。

デビュー2戦2勝で重賞初勝利を達成し、今年からG3→G2へと昇格した本レースの記念すべき勝ち馬に。

ちなみにこの勝利はキタサンブラック産駒にとってのJRA重賞初勝利となりました。

鞍上のルメール騎手も「リズムに乗ってすごい加速だった。最後は楽勝でしたね。」と高評価のコメント。

G1馬を多数輩出する出世レースを勝利し、来年のクラシック戦線の主役に名乗りをあげました!

【3戦目】G1初挑戦は無念の2着も今後に向けて収穫のあるレースに

惜しくも2着に敗れてしまったイクイノックスの皐月賞について紹介します

2022年4月17日に開催された中山11R・皐月賞(G1)のレース結果がこちら。

【中山11R】芝/右回り|距離2,000m|曇り/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 7枠14番 ジオグリフ 5番人気 牡3 494(-4) 福永祐一 1:59.7 5-5-6-3
2 8枠18番 イクイノックス 3番人気 牡3 492(+10) C.ルメール 1:59.8 1 7-5-4-3
3 6枠12番 ドウデュース 1番人気 牡3 496(-8) 武豊 2:00.0 1.1/4 15-15-16-14

東スポ杯2歳ステークスを勝利し、勢いに拍車をかけて挑んだ皐月賞。

ドウデュース・ジオグリフ・ダノンベルーガなど、多数の有力馬を相手に単勝オッズ5.7倍の3番人気に支持されたイクイノックスは、スタートで若干立ち遅れると中団を追走。

早めに折り合いがつきマイペースなタイムで外側から早めに仕掛けていくと、第4コーナーを過ぎる頃には持ったまま先団を捉えますが、最後の直線はジオグリフの一気差し。

無念の2着となりました。

C.ルメール騎手は「休み明けでもすごく良い競馬ができた。外枠で残念ながら馬を我慢させることができなかったけど、このまま成長できればダービーは大きなチャンス」とコメント。

陣営的にもとても悔しいレースにはなりましたが、結果以上に収穫のある一戦でした。

【4戦目】またもや2着!ダービー馬の栄冠は勝ち取れず

またもや2着に惜敗したイクイノックスのダービーの結果とレース内容を紹介

2022年5月29日に開催された東京11R・東京優駿(G1)のレース結果がこちら。

【東京11R】芝/左回り|距離2,400m|晴れ/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 7枠13番 ドウデュース 3番人気 牡3 490(-6) 武豊 2:21.9 13-14-14-14
2 8枠18番 イクイノックス 2番人気 牡3 484(-8) C.ルメール 2:21.9 クビ 16-16-16-14
3 2枠3番 アスクビクターモア 1番人気 牡3 472(-2) 田辺祐信 2:22.2 2 2-2-2-2

向かえたダービーは、単勝オッズ3.8倍の2番人気。

勝ち馬ジオグリフよりも競馬ファンの支持を得たイクイノックスは、大外枠からまぁまぁのスタートで向こう正面を”いつも通り”のマイペースで中団後方。

1番人気のドウデュースよりも前を走る形で第4コーナーに入ると、坂の手前で前が塞がるアクシデントを外に持ち出すことで立て直しますが、直線伸びるもドウデュースを捉えきれず。

惜しくも2着という結果に終わりました。

鞍上のC.ルメール騎手も「ペースが早く流れに乗れなかったけどリズム重視で運んだ。4コーナーの手応えは良かったし、直線もいい形で交わせると思ったけど、相手が最後にひと伸びした。結果的に18枠番枠は厳しかった」とコメント。

誰もが手にしたいダービーの栄光は馬の実力だけでなく、枠番やペースなど運や展開をも見方につけなくてはならない、そんな難しい壁であることを再認識させられるレースでした。

とは言え、イクイノックスの持つ末脚は本物。

次のタイトルこそ、しっかり手にしてもらいたいですね。

【5戦目】末脚爆発!悲願のGI制覇!

悲願のGIとなったイクイノックスの秋の天皇賞のレース結果と内容について紹介

202年10月30日に開催された東京11R・天皇賞秋(G1)のレース結果がこちら。

【東京11R】芝/左回り|距離2,000m|晴れ/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 4枠7番 イクイノックス 1番人気 牡3 488(+4) C.ルメール 1:57.5 10-10-9
2 2枠3番 パンサラッサ 7番人気 牡3 472(+2) 吉田豊 1:57.6 1 1-1-1
3 3枠5番 ダノンベルーガ 4番人気 牡3 500(+6) 川田将雅 1:57.7 クビ 11-11-11

惜敗の続くなか、3歳で向かえた秋の天皇賞。

実力馬揃いの古馬を押しのけ、単勝オッズ2.6倍の1番人気に支持されたイクイノックスは、スタートで隣の枠のシャフリヤールに少し馬体を当てられますが、特に問題なくそのまま中団へ。

先頭を行くパンサラッサの大逃げを見越してか、徐々にペースを落とし脚を貯める体制に入りつつ単独で走れる位置を確保すると、坂を登り始めてから外に持ち出してエンジン全開。

「パンサラッサがこのまま逃げ切るのでは!?」

東京競馬場の誰もがそう思ったラスト100mで、大外一気の差し切り勝ち!

皐月賞・ダービーの無念を晴らすGI初勝利となりました。

C.ルメール騎手は「パンサラッサを見ていませんでしたが、直線に向いて彼をみたら15馬身くらいあって心配しましたが、反応はすごく良かった。これが初GIだけど最後ではない。スタミナもあるしジャパンカップ、有馬記念でも大きなチャンスがある」とコメント。

誰が見てもイクイノックスの強さが伝わる、歴史に残るレースとなりました。

【6戦目】GI2勝目!圧倒的な強さに皆が感服!

有馬記念を制したイクイノックスのレース結果と内容を紹介

2022年12月25日に開催された中山11R・有馬記念(G1)のレース結果がこちら。

【中山11R】芝/右回り|距離2,500m|晴れ/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 5枠9番 イクイノックス 1番人気 牡3 492(+4) C.ルメール 2:32.4 8-9-6-3
2 2枠3番 ボルドグフーシュ 6番人気 牡3 498(+2) 福永祐一 2:32.8 2.1/2 14-14-15-6
3 3枠5番 ジェラルディーナ 3番人気 牝3 470(0) C.デムーロ 2:33.1 1.1/2 14-14-11-12

1年の締めくくり。競馬界で最も注目を浴びる有馬記念。

ファン投票では294,688票の第3位でしたが、凱旋帰国したタイトルホルダーを抑えて単勝オッズ2.3倍の1番人気に支持されたイクイノックス。

スタートもしっかり決まり、折り合いを欠くことなく中段付近に抑えると、第3コーナーの手前から少しペースを上げて好意に寄せると、第4コーナーでは持ったままの形で先団へ。

先頭を走るタイトルホルダーをあっさり捉えると、最後はムチを入れることなく2馬身差の快勝

馬の違いを見せつけました。

C.ルメール騎手はレース後に「2度あることは3度ある。僕にとってクリスマスの日は、2005年にハーツクライでこのレースを勝ち、2016年はサトノダイヤモンドで勝っていますから、今日も本当に嬉しく思います」とコメント。

人馬一体の最高の競馬に、競馬ファンも大満足のレースでした。

【7戦目】海外G1初挑戦でも圧倒的な強さを見せつける!

HORSERACING-EMIRATES/

2023年3月25日に開催されたメイダン8R・ドバイシーマC(G1)のレース結果がこちら。

【メイダン8R】芝/左回り|距離2,410m|晴れ/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 7番 イクイノックス 1番人気 牡4 C.ルメール 2:25.65
2 8番 Westover 4番人気 牡4 ムーア 3.1/2
3 9番 Zagrey 8番人気 牡4 スミヨン 2.1/2

天皇賞・有馬記念とG1・2連勝で迎えたドバイシーマC。

これまでは中団からレースを進めることが多かったイクイノックスですが、今回はスタートから意表を突いた逃げの手に出ると、直線に入ってもそのスピードが衰えることなく、終始1着を保ったまま後続を突き放して圧勝しました。

2着の4番人気ウエストオーバーに3馬身半差、勝ちタイム2分25秒65はコースレコード。

競馬の本場である英国メディアもあまりの圧勝劇に「日本には正真正銘の怪物がいる」と最大級の賛辞を送っていました。

レース後の4月13日に発表されたワールドベストレースホースランキングでは、2016年のエイシンヒカリ以来7年ぶりとなる世界No.1ホースに選出。

名実ともにイクイノックスが現役世界一であるということが証明されるレースとなりました!

【8戦目】これが世界1の走りだ!豪快な差し切りで競馬ファンを湧かせる!

イクイノックス宝塚記念

2023年6月25日に開催された阪神11R・宝塚記念(G1)のレース結果がこちら。

【阪神11R】芝/右回り|距離2,200m|曇り/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 3枠5番 イクイノックス 1番人気 牡4 492(0) C.ルメール 2:11.1 16-16-13-9
2 3枠6番 スルーセブンシーズ 10番人気 牝4 446(-2) 池添謙一 2:11.2 クビ 17-17-16-12
3 5枠9番 ジャスティンパレス 2番人気 牡4 470(-2) 鮫島克駿 2:11.4 1 12-13-11-9

初の関西遠征、帰国後初戦ということで疲労が心配されていた宝塚記念。

歴代最多の21万6379票を集めて、単勝オッズ1.3倍の1番人気に支持されたイクイノックス。

前走のドバイシーマCとは対象的に、レース前半はまさかの後方2番手から追走し会場をどよめかせましたが、鞍上のルメール騎手は慌てることなく3コーナー付近から大外に持ち出して前方進出を開始します。

直線に入ると次々とライバルたちを交わしていき、最後はスルーセブンシーズをクビ差で交わしてのゴール。

これが世界No.1の実力だ。と言わんばかりの豪快な差し切りで格の違いを見せつけG1・4連勝を飾りました。

【9戦目】G1・5連勝&史上3頭目の天皇賞連覇で国内敵なしか!?

イクイノックス天皇賞2023

2023年10月29日に開催された東京11R・天皇賞秋(G1)のレース結果がこちら。

【東京11R】芝/左回り|距離2,000m|晴れ/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 6枠7番 イクイノックス 1番人気 牡4 494(+2) C.ルメール 1:55.2 3-3-3
2 6枠6番 ジャスティンパレス 6番人気 牡4 468(-2) 横山武史 1:55.6 2.1/2 10-10-10
3 7枠9番 プログノーシス 3番人気 牡5 474(-2) 川田将雅 1:55.8 1.1/4 11-11-10

11年ぶりに天皇陛下が観戦に訪れた天皇賞・秋。

11頭立てながら昨年のダービー馬ドウデュースや天皇賞・春を制覇したジャスティンパレスなどの豪華メンバーが集った中で、単勝オッズ1.3倍の1番人気に推されました。

スタートをしっかりと決め、道中は3番手でレースを進めます。

そのまま直線に入ると、前を行くガイアフォースを簡単にかわすと鞍上のルメール騎手はターフビジョンを確認する余裕も見せる圧倒的な走りを見せつけました。

勝ち時計の1分55秒2は従来の記録を0.9秒も更新する圧巻のJRAレコード。

シンボリクリスエス・アーモンドアイに続く史上3頭目の天皇賞・秋連覇を達成しました。

次走は11/26のジャパンカップ(G1)へ出走予定。

今年の三冠牝馬リバティアイランドとの直接対決で現役最強を決める大一番になることは間違いないでしょう!

【10戦目】天下無敵!”世界最強”が歴史的決戦を制す!

イクイノックスジャパンカップ

2023年11月26日に開催された東京12R・ジャパンカップ(G1)のレース結果がこちら。

【東京12R】芝/左回り|距離2,400m|曇り/良

着順 枠・馬番 馬名 人気 性齢 馬体重 騎手 タイム 着差 通過
1 1枠2番 イクイノックス 1番人気 牡4 498(+4) C.ルメール 2:21.8 3-3-3-3
2 1枠1番 リバティアイランド 2番人気 牝3 470(-6) 川田将雅 2:22.5 4 4-4-4-4
3 8枠17番 スターズオンアース 5番人気 牝4 496(+12) ビュイッ 2:22.6 1 4-4-4-4

3冠牝馬・リバティアイランドとの直接対決で注目を集めたジャパンカップ。

2番枠からどう立ち回るのか。鞍上のルメール騎手のエスコートにも注目が集まりました。

レースは好スタートを決めると3番手をキープ。

昨年の天皇賞・秋を彷彿とさせるパンサラッサの大逃げに場内が湧く中でも、慌てることなく淡々と自分のリズムを刻み続けます。

3番手のまま直線に突入すると、ラスト2ハロンでタイトルホルダーを、ラスト1ハロン手前でパンサラッサを抜き去ると、その後は独壇場。

2着リバティアイランドの追い上げを全く寄せ付けない完璧な走りを見せ、4馬身差を付ける圧巻のゴールイン!

JRA史上最多タイのG1・6連勝を達成しました。

ウイニングランでは何度も拳を突き上げ、涙するシーンも見られたC.ルメール騎手。

「この馬の走りは信じられない、言葉もありません」

とデビュー戦から10戦全てで鞍上を務めるパートナーに最大級の賛辞を送りました。

ジャパンCを勝利したことで総獲得賞金は22億円を突破し、アーモンドアイを抜いて史上トップに。

「世界最強」を証明する驚愕の走りを見せてくれました!

イクイノックスの主戦騎手

イクイノックスの主戦騎手はC.ルメール騎手

イクイノックスの主戦騎手を務めるC.ルメール騎手について

  • 生年月日:1979年5月20日(43歳)
  • 出身国:フランス
  • 身長/体重:163cm/53kg
  • 所属:栗東
  • キャリア:9年目(JRA)

主な達成記録は下記の通り。

記録名 内容 備考
年間最多勝 215勝 2018年(772鞍騎乗)
1日最多勝 8勝 2016・2018年
騎乗機会連勝 7連勝 2019年10月19-20日
1日最多連対 9連対 2016・2017・2019年
騎乗機会連続連対 10連続 2016年11月5-6日
年間G1最多勝 8勝 2018・2020年
連続週G1制覇 4週連続 2018・2020年

達成記録を見れば分かる通り、誰もが認める日本のトップジョッキーとなっています。

デビュー戦から引退レースとなったジャパンカップの全10戦、一度も乗り代わることなく騎乗を続けていることから、ルメール騎手もイクイノックスの強さを認めていたのでしょう。

今回の引退についてC.ルメール騎手はSNSのX(旧ツイッター)を通じてメッセージを投稿。

イクイノックスと一人二役での会話をポストしました。

投稿を和訳すると、

イクイノックス『みんな、元気でね。僕はやりきったよ』

クリストフ『君は僕の最高のパートナーだったよ。引退するのも当然だよね。楽しんで!そして、ありがとう!』

しんみりするような別れの言葉をあえて添えず、大役を見事に果たした相棒を称え、ユーモアたっぷりにエールを送っていました。

イクイノックスがウマ娘に実装される日は来る!?

イクイノックスがウマ娘に実装される可能性について詳しく紹介

競馬好きからアニメ好きまで、みなさんが大好きなウマ娘プリティーダービーで、イクイノックスが実装される日は来るのかどうか・・・

結論から申し上げますと、実装される可能性は五分五分。

理由は、社台グループ管理の競走馬だからです。

父キタサンブラックや、サトノダイヤモンドなど、一部の競走馬は実装されていますが、ノーザンファーム管理下の馬だけで絞るとかなり少なく、アーモンドアイ・ディープインパクトはもちろん、実装を予定していたブエナビスタでさえ、未だ話半分の状態になっています。

加えて、仮に実装されるとしてもウマ娘の実装パターンとして、引退後の馬をメインにしてることからかなり先の話になるので、しばらくは期待しないほうが身のためです。(楽しみにしていると精神が・・・笑)

社台グループの馬を実装して欲しい声は多いと思うので、その日が来るまで長い目で見て楽しみましょう。

イクイノックス引退に関するなんJ(競馬スレ・掲示板)の反応

なんJとは、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で発足したなんでもジュピター実況版の名称。

様々な掲示板で色々なことについて話をしている→誰かしらがその板でリアルタイムの回答をする=なんjと呼ばれる様になってきています。

良くも悪くも多くの意見が飛び交う掲示板で、イクイノックス引退についての評判はどうなのか。

2ちゃんねるを始めとした、スレ板を調べていると・・・

「イクイノックス、電撃引退」

「【悲報】イクイノックスが電撃引退!」

というスレを見つけたので、内容をまとめてみました。

良い評価

  • 引退は残念。もっと見たかった
  • 引退早すぎるだろ、、、
  • 本当に強かった!お疲れ様でした!
  • 種牡馬として自身を超える馬を出してくれ!

人の上げ足を取り合い意見が一致しない印象の強い掲示板でさえも、イクイノックスを否定する意見はなく、皆がこの馬の強さを認めていました。

また、4歳での早すぎる引退を惜しむ声や種牡馬となってからの活躍を期待する声も多数。

ほかにも「イクイノックスの引退を撤回させる方法」

という面白いスレも掲載されていました。

それだけ引退を惜しむ競馬ファンが多いという証拠でしょう。

未だ日本所属馬からの勝利がない世界最高峰のレース、凱旋門賞での走りを見たかったというコメントも見られましたが、ケガのリスクを考えればジャパンカップでの引退が妥当。

種牡馬となりイクイノックス産駒から凱旋門賞を制覇する馬が出てくることを期待しておきましょう!

イクイノックス引退まとめ

以上が、現役引退を表明したイクイノックスの紹介になります。

2年3ヶ月ほどの現役生活の間のキャリアはわずか10戦。

まだまだ走る姿を見たかったという競馬ファンも多かったでしょう。

それでも走るごとに強烈なインパクトを与え、世界ナンバーワンホースのまま引退を表明したイクイノックス。

競走馬として活躍する姿が見られなくなるのは残念ですが、世界最強の遺伝子を継承する産駒の登場を楽しみにしておきましょう。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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