佐賀競馬場のコース特徴やレース傾向を徹底分析!
今回は、九州唯一の地方競馬場である「佐賀競馬場」について紹介していきます。
全国唯一の右回りパドックや赤レンガ造りのスタンドなど、オリジナリティ溢れる競馬場。
その他にも、佐賀競馬場にはさまざまな特徴が秘められています。
コースの特徴から勝率が高い騎手まで、佐賀競馬の全てを網羅していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
1965年8月8日生まれ。日本中央競馬学校中退。
元ジョッキーの父親に憧れJRA所属の騎手を目指すが一身上の都合により断念。某有名競馬場で厩務員として働いていた際にフリーライターとして訪れた福岡と意気投合し、競馬予想サイト解体新書設立に参画。
責任者を務める。
競馬歴40年。一口馬主にハマり、2021年はレッドベルオーブ他3頭を購入。
競馬予想サイト解体新書では主に検証記事を担当する。
目次
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佐賀競馬場の特徴について
もともと、佐賀競馬場は赤字を抱えていた競馬場でした。
しかし、九州にあった荒尾競馬場・中津競馬場が閉鎖されたことから、佐賀競馬場に競馬ファンが集中。
その結果、経営は好転し、2020年度には500億円近くの売上を記録しました。
見事にV字復帰した佐賀競馬場ですが、どのような特徴を持っているのでしょうか?
佐賀競馬場について押さえておきたい特徴を紹介していきます。
外枠の馬が有利な傾向がある
佐賀競馬場は、外枠の馬が有利に走れる傾向があります。
なぜなら、コースの内側の砂が深くなっているからです。
砂が深いと一蹴りにかかる力が大きくなるため、スタミナが大きく削られる。
そのため、出走時から内枠だと外枠の馬に詰められる可能性があり、外から来られたら後ろに下がるか深い砂の部分を走るしかありません。
内枠の馬は序盤から走りやすい位置のポジション取りをおこない、逃げきる体制を整えることが重要でしょう。
最後の直線は緩やかな下り坂
佐賀競馬場のホームストレートは、緩やかな下り坂となっています。
逃げ馬や先行馬が序盤でスタミナを大きく消費しても、下り坂の恩恵を受けてスピードを落とさずに走り切ることが可能です。
そのため、逃げ馬や先行馬のタイプが佐賀競馬場で好走する可能性が高いと考えられます。
しかし、これは距離が短いケースのお話。
距離が長くなると序盤から飛ばすことは難しく、中距離以上のレースでは不利になるでしょう。
直線での追い込みは難しい
佐賀競馬場では、ラストの直線で追い込むことが難しくなっています。
本競馬場はコース全体で1周1,100mのコースは、他の地方競馬場と比べて少しサイズが小さい。
加えて、最後の直線距離は200mなので、追い込みをかけ切る前にゴールしてしまいます。
そのため、佐賀競馬場では追い込みの勝率が最も低くなっています。
ラストの直線に入る前に位置取りをおこない、ストレートに入った時に逃げ切れるようなレース展開をすることが得策です。
佐賀競馬場の特徴まとめ
ここまで紹介してきた、佐賀競馬場の特徴をまとめてみました。
- 外枠の馬が有利に走りやすい
- 最後のストレートは緩やかな下り坂
- ラストの直線では追い込みをかけづらい
佐賀競馬場は圧倒的に外枠が有利で、序盤のポジション取りが上位入線へのカギをとなります。
このような特性を押さえておくことで、佐賀競馬場での的中率をグッとアップさせることにつながるでしょう。
また、各コースの特徴も異なるので、次パートで佐賀競馬場のコースに関する特徴を詳しく解説していきます。
佐賀競馬場で開催されるコース毎の特徴
ここからは、佐賀競馬場で行われるコース毎の特徴をご紹介していきます。
全部で6つのダートコースが設置されている佐賀競馬場。
距離が変わることで走り方も異なるので、それぞれのコースの特徴を確認してきましょう。
佐賀ダート1300m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 29% | 59% |
先行 | 12% | 39% |
差し | 4% | 19% |
追い込み | 1% | 7% |
第4コーナーを回りホームストレートに差し掛かる場所からスタートする佐賀ダート1,300m。
内側は砂が深く、第1コーナーに入るまでにポジション取りをしておきたいと考える騎手がほとんど。
そのため、比較的先行争いは激化しやすい傾向があります。
こちらのコースは下級馬が出走することがほとんどなので、人気が集中している外枠の馬を予想することがおすすめです。
佐賀ダート1400m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 26% | 53% |
先行 | 12% | 37% |
差し | 5% | 21% |
追い込み | 1% | 9% |
第4コーナーの奥ポケットからスタートする佐賀ダート1400m。
コース内容は1300mとほぼ変わらず、スタートからの直線が100m伸びた程度です。
スタートからの直線が伸びたことで、長めの先行争いとなります。
その先行争いの際に、外枠の馬が内枠の馬を内側にある深めの砂に追いやるケースも。
外枠の馬は走る距離が増えるものの、佐賀競馬場においては内枠より外枠の方が圧倒的に有利と言えます。
佐賀ダート1750m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 27% | 50% |
先行 | 11% | 35% |
差し | 5% | 22% |
追い込み | 3% | 13% |
向こうストレートの半ばからスタートする佐賀1750m。
最初のコーナーからは150mしかなく、序盤から先行争いが激しくなりやすいコースです。
外枠の馬はスタートから内側へ位置取りをする傾向があるので、内枠の馬は早めにポジション取りをしておきたいところ。
ですが、序盤から飛ばしてしまうと距離は1750mもあるので、ペース配分も頭に入れておきたいコースと言えます。
佐賀ダート1800m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 19% | 39% |
先行 | 13% | 36% |
差し | 5% | 25% |
追い込み | 2% | 14% |
1750mのスタート位置から少し奥の場所から出走する佐賀ダート1800m。
最初のコーナーから200mあるため、スタートダッシュを決めて良いポジションを取ることが重要です。
距離は1800mもあるので、序盤から飛ばしすぎると終盤で落ちる可能性も。
ですが、逃げ・先行馬の勝率が高いので、スタートしてからの位置取りが重要になるでしょう。
佐賀2000m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 0% | 37% |
先行 | 17% | 40% |
差し | 8% | 25% |
追い込み | 0% | 4% |
バックストレッチ側の奥ポケットからスタートする佐賀ダート2000m。
最初のコーナーまで400mも距離があるので、馬群が縦長になりやすく外枠の距離損もあまりありません。
しかし、コーナーが6回もあるので、2000mに限っては内側のポジション取りができる馬が有利なコースです。
ちなみに、本コースは「佐賀記念」といった重賞戦で使われることがほとんどなので、実力馬がしのぎを削る展開が見れられます。
佐賀ダート2500m
九州大賞典で使用される佐賀ダート2500m。
4コーナー奥のポケットからスタートし、コースを2周強します。
距離が長いので、ポジション取りよりもどこでスパートをかけるかが重要。
ですが、内側のポジションを先に取られてしまうと後半で差し切ることが難しくなるので、序盤の位置取りは大切になるでしょう。
佐賀競馬場コース特徴まとめ
ここまで、佐賀競馬場の各コースについて紹介しました。
コースごとの特徴は、以下の通り。
- 1300m:最初のコーナーまでの位置取りが激化しやすい
- 1400m : 長めの先行争いが繰り広げられる
- 1750m:序盤のポジション争いが上位のカギを握る
- 1800m:ポジション取りをしながらもスタミナにも注意しなければならないコース
- 2000m:重賞戦で使われる実力馬が熱いレースを繰り広げられるコース
- 2500m:スパートをかけるタイミングが上位入線へのカギ
以上が、佐賀競馬場におけるコース別の特徴です。
コースの距離が短いほど序盤勝負で、長くなるほどスパートをかけるタイミング勝負みたいに、コースの距離によって特徴が異なります。
佐賀競馬場で開催されるレースでは、出走馬だけでなくコースの距離も合わせて競馬予想に活かすことが大切です。
佐賀競馬場で開催されるダートグレード競走一覧(2024年最新版)
佐賀競馬場では、アツいレースを見せるダートグレード競走が年に5回出走されます。
具体的なレース名は以下の通り。
- 02月12日:佐賀記念(Jpn3)
- 08月29日:サマーチャンピオン(Jpn3)
- 11月04日:JBCレディスクラシック(Jpn1)
- 11月04日:JBCスプリント(Jpn1)
- 11月04日:JBCクラッシック(Jpn1)
どれも重要なレースですが、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
佐賀記念(Jpn3)
- コース:佐賀ダート2000m
- 対象馬:サラ系4歳以上
- 最高配当(3連単):250.3倍
- 最低配当(3連単):13.5倍
- 平均配当(3連単):70.7倍
地方・中央問わず、実力馬が揃う佐賀記念。
最高払戻金は25,030円(3連単)で、大穴が馬券に絡みにくいレースと言えます。
人気通りの決着になることが多いので、下手に穴馬を狙うより堅い買い目を購入することがおすすめです。
しかし、人気馬を中心に馬券を購入しすぎるとトリガミになる可能性もあるので、適切な数を買うようにしましょう。
サマーチャンピオン(Jpn3)
- コース:佐賀ダート1400m
- 対象馬:サラ系3歳以上
- 最高配当(3連単):369.3倍
- 最低配当(3連単):11.4倍
- 平均配当(3連単):138.4倍
JRAを含め2レースしかないハンデ戦の一つであるサマーチャンピオン。
佐賀記念に次ぐダートグレード競走として創設され、当初からG3の格付けがされました。
本レースも人気決着になることが多く、過去5年で馬券に絡んでいる馬は1〜6番人気のみ。
そのため、人気が集中している馬を狙うことで的中率を引き上げることができるでしょう。
JBCレディスクラシック(Jpn1)
- コース:佐賀ダート1860m
- 対象馬:サラ系3歳以上牝馬
- 最高配当(3連単):13045.4倍
- 最低配当(3連単):30.2倍
- 平均配当(3連単):1462.4倍
国内でおこなわれる唯一のJpn1牝馬限定ダートグレード競走「JBCレディスクラシック」
開催地は固定されておらず、昨年は大井競馬場で開催されたとのこと。
1番人気が馬券に絡む確率は90%と、人気が集中した馬は3着までに入る可能性が高いレースです。
また、2019・20年の同レースでは、1〜3番人気が3着までを独占しており、堅く決着する重賞戦と考えても良いでしょう。
JBCスプリント(Jpn1)
- コース:佐賀ダート1400m
- 対象馬:サラ系3歳以上
- 最高配当(3連単):14977.3倍
- 最低配当(3連単):50.1倍
- 平均配当(3連単):1887.3倍
国内の短距離ダートレースでは、唯一のJpn1である「JBCスプリント」
地方馬に限らず、JRA所属の馬も含めた短距離馬が目標とするレースの一つです。
最高配当額は100万円を超えていますが、過去10年では単勝オッズ1番人気が先着した回数は2回。
2番人気は2回、3番人気は1着経験が3回と、過去10年で1〜3番人気が7回も先着しています。
JBCレディスクラシック同様に、人気馬が上位を占める可能性が高いレースと言えるでしょう。
JBCクラシック(Jpn1)
- コース:佐賀ダート2000m
- 対象馬:サラ系3歳以上
- 最高配当(3連単):451.5倍
- 最低配当(3連単):5.2倍
- 平均配当(3連単):139.4倍
1着賞金1億円と地方競馬では史上最高額が動くJBCクラッシック。
JRA所属の馬がメインに活躍するケースがよく見られましたが、2021年には船場所属のミューチャリーが1着に。
過去10年で地方馬が3着以内に絡んだケースは2頭しかいなかったため、大きな衝撃を受けました。
佐賀競馬場で勝率の高い騎手(2022年度版)
※佐賀競馬場所属の騎手のみで作成したランキングになります
騎手名 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|
山口勲 | 537回 | 23.1% | 39.7% |
山田義貴 | 736回 | 16.0% | 26.6% |
飛田愛斗 | 839回 | 15.5% | 29.7% |
石川慎将 | 792回 | 12.9% | 26.0% |
田中純 | 576回 | 10.8% | 22.9% |
竹吉徹 | 652回 | 9.8% | 21.2% |
倉富隆一郎 | 625回 | 9.1% | 13.5% |
出水拓人 | 888回 | 8.9% | 18.7% |
田中直人 | 668回 | 8.7% | 17.7% |
加茂飛翔 | 708回 | 8.3% | 15.1% |
2023年シーズンの佐賀競馬場で開催されたレースで最も勝率の高い大井競馬所属騎手は・・・
「山口勲騎手」となりました。
出走回数537回に対して勝率23.1%、連対率39.7%という成績。
ここからは、山口勲騎手を含んだ佐賀競馬場で勝率の高い騎手3名をピックアップして確認していきましょう。
山口勲
- 生年月日:1970年3月28日(54歳)
- 出身:日本
- 勝利回数:5005勝(2024年8月現在)
- 獲得賞金:318億5694万
騎手の傍ら、佐賀県の調騎会騎手部会会長の一面を持つ山口勲騎手。
騎手歴は38年と大ベテランで、地方競馬では史上6人目となる通算勝利数は5005勝を記録しています。
しかし、2024年4月3日に酒気帯び運転の疑いがあったことから、騎乗を自粛。
この一件で騎手を引退かと思われましたが、同年4月23日には騎乗を再開しており、競馬ファンとしてはホッとする瞬間でもありました。
これまで積み上げてきた勝利をどこまで増やせるのかが、楽しみな騎手です。
山田義貴
- 生年月日:2004年2月17日(21歳)
- 出身:日本
- 勝利回数:243勝
- 獲得賞金:22億1549万
初出走が18歳と、競馬の未来を担う山田義貴騎手。
地方の重賞戦で3勝しており、これから大舞台の経験を積み重ねることでさらにスケールの大きな騎手になることが期待されます。
また、山田騎手の父親は現調教師の山田徹調教師で、親子が現役で活躍する家族です。
飛田愛斗
- 生年月日:2002年8月1日(23歳)
- 出身:日本
- 勝利回数:471勝
- 獲得賞金:49億1069万
中学3年生の時に、父親と一緒に競馬場へ行ったことがきっかけに騎手となった飛田愛斗騎手。
先ほどの山田騎手と同様に将来の競馬を担う騎手の一人で、2021年12月には「ヤングジョッキーズシリーズ」でチャンピオンになった実力者です。
競馬ファンからは「天才」とも呼ばれる逸材なので、競馬ファンも飛田騎手の活躍が今後も目が離せないでしょう。
佐賀競馬場の施設案内とアクセス方法について
施設案内
- 入場門・総合案内所:佐賀競馬開催時では入場料100円。場外販売は無料で入場可能
- 予想新聞販売所:競馬情報に関する専門誌が販売されている
- 駐車場:最大2300台収容可能
- パドック:全国唯一の右回りパドック。競走馬のコンディションチェックが可能。
- J-PLACE鳥栖:佐賀競馬だけでなく中央競馬まで購入できる販売所
- 食堂:ラーメンやカツ丼など、種類豊富なお食事処が満載
- スタンド:無料で見れるところから、ドリンクがついた有料で見れるスタンド席も完備
- 角場場:調教専用のコース。ウォーミングアップなどで使われる
佐賀競馬場は競馬以外にもグルメも充実しており、各階合わせて数十店舗の飲食店が並んでいます。
競馬予想で熱くなると時間を忘れて、ついついお昼を忘れてしまうこともしばしば。
そんな時は、佐賀競馬場にある飲食店に訪れて、お腹を満たしてから競馬を楽しみましょう。
佐賀競馬場のアクセス方法について
ここまで、佐賀競馬場の特徴や施設について紹介してきました。
次に、佐賀競馬場のアクセスについて解説していきます。
- 「福岡空港」「佐賀空港」から約50分
- 九州新幹線「新鳥栖駅」から約10分
- JR「鳥栖駅」から約15分
- 九州自動車道「鳥栖I.C.」から約20分
- 長崎自動車道「東脊振I.C.」から約20分
佐賀競馬場は、最寄りに公共交通機関がないので、車で向かうことがおすすめです。
上記の鳥栖・東脊振のインターチェンジであれば、20分程度で到着。
ですが、駐車場の収容台数が2300台なので、後半に注目レースが控えている場合はなるべく早めに佐賀競馬場を訪れる方が良いでしょう。
競馬予想サイト解体新書ではLINE公式アカウントにて“今週欠かせない情報“をリアルタイムで配信しています。
注目レースの激アツ情報や的中速報など、稼げる情報が盛り沢山!
配信内容はどれもLINE公式アカウントでしか手に入らない情報となっているので、厳選情報を逃さないためにも、今すぐ登録しておきましょう。
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