大井競馬場のコース特徴やレース傾向を徹底分析!
今回は大井競馬場の特徴についてお話したいと思います。
地方競馬最大の規模を誇り、「東京シティ競馬場(TKC)」の愛称で親しまれる大井競馬場。
本記事ではそんな大井競馬場の特徴から、開催されるダートグレード競争で押さえておきたいポイント、アクセス方法等について詳しくご紹介していきます。
まずは大井競馬場の特徴から見ていきましょう。
1968年11月1日生まれ。慶應義塾大学卒業。
某スポーツ新聞の競馬面を16年担当。その後、独立してフリーのライターとして活動中。競馬だけではなく、競艇・競輪関連の記事やコラムを執筆する。
競馬歴27年・競艇歴30年・競輪歴25年。趣味は海外旅行。年間10回以上は海外へ。
競艇予想サイト解体新書では全体の監修・コラムの執筆を担当。
著書『解体新書〜競馬・競艇・競輪を極めた男の13の法則〜』を出版予定。
目次
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南関4会場の特徴について
まずは大井競馬場を含めた南関4会場について、知っていただきましょう。
関連記事 | 都道府県 | 主要レース | 特徴 |
---|---|---|---|
大井競馬場 | 東京都 | 東京大賞典(Jpn1) | 3歳ダート3冠競走が開催 |
浦和競馬場 | 埼玉県 | さきたま杯(Jpn1) | 南関4場で直線が最も短い |
船橋競馬場 | 千葉県 | かしわ記念(Jpn1) | 高低差を付けたスパイラルカーブを唯一採用 |
川崎競馬場 | 神奈川県 | 川崎記念(Jpn1) | コーナーカーブがキツく、逃げ・先行馬が有利 |
各場それぞれの特徴をざっくりと紹介しましたが、より詳しく知りたい方はリンク先でコース毎の特徴を細かく解説しているので、確認してみてください!
大井競馬場の特徴に関しては、この後しっかりと解説させていただきます!
大井競馬場の特徴について
現在、世界中の競馬場でも唯一の左右両周りコースの競馬場となっている大井競馬場。
そんな大井競馬場には内回りと外回りのコースがあり、外回りコースの直線は地方競馬場で最長となっています。
直線距離が長いことや、出頭数の多さなどの条件が絡み合い日本一荒れやすい競馬場として競馬ファンの間でも有名。
そんな大井競馬場について詳しく見ていきましょう。
直線距離が長く差し・追い込み馬が有利
地方競馬が開催される競馬場の平均直線距離は253.3m。
それに対して、大井競馬場の外回りコースの直線距離は386mで地方競馬場最長となっています。
直線距離が長いことで、他の地方競馬場では活躍が難しい差し・追い込み脚質の馬が有利となるので覚えておきましょう。
世界初!?左右両周りコースの競馬場
大井競馬場は2021年11月19日に左回りのコースを開設し、世界で唯一の左右両周りでレースを行うことが出来る競馬場となりました。
右回り
1周あたりの距離は、内回り1400m・外回り1600m。
直線距離の長さやコースの広さは地方競馬場随一で、2000m前後のレースでは差し馬が40%近くの勝率を誇っています。
長い直線で名手とよばれる数々の騎手がバテた馬を粘らせるシーンを大迫力で見る事ができるでしょう。
左回り
2023年6月現在、左回りのコースでは1650mのレースのみを開催。
右回りのフルゲートが16頭なのに対し、左回りは12頭立ての大井所属馬のみで行われています。
運用拡大に向けてまだまだ課題が多いようなので、1人でも多くの騎手が左回りコースでの経験を積んで様々な意見を出し合って将来的には右回りのように多くのレースが開催されることを期待しておきましょう。
天候を考慮した馬選びが必要
大井競馬場は海に近い立地から、年間を通して風が強く吹き抜けるレースが多くなります。
逃げ・先行馬は風の影響を受けやすいため不利になることが多く、馬を選ぶ際には注意が必要。
また、他の地方競馬に比べて圧倒的な1番人気がおらず、実力差も小さいため荒れやすいと言われています。
上記の特徴を踏まえ、大井競馬場では逃げ馬や人気を優先にするよりも先行・差し馬を候補に上げる考え方が基本となるでしょう。
大井競馬場特徴まとめ
ここまで紹介してきた大井競馬場の特徴を振り返っていきましょう。
- 直線が長く差し・追い込み馬が有利
- 世界で唯一の左右両周りの競馬場
- 海が近く風が強いレースが多い
- 実力差が小さくレースが荒れやすい
以上が大井競馬場の特徴になります。
他の地方競馬より荒れやすい傾向にありますが、この特徴を押さえておくだけで、今までとは一味違った予想をすることができるはずです。
大井競馬で結果を残しているプロの競馬予想をご紹介!
コース特徴を紹介していく前に・・・
大井競馬場で好成績を残しているプロの競馬予想をご紹介します。
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大井競馬場で開催されるコース毎の特徴
多くのレースが開催されている大井競馬場。
そんな大井競馬場には、左右両周りに加えて内回り・外回りのコースが距離ごとに複数あります。
距離や周り方が変わることで、スタート位置が変わり特徴が異なるため、下記で紹介する特徴は必ず押さえておきましょう。
まずは、10種類の右回りコースの特徴から見ていきます。
大井ダート1000m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 36.5% | 71.8% |
先行 | 12.5% | 40.3% |
差し | 5.0% | 21.0% |
追い込み | 0.6% | 4.5% |
ゴール向正面からスタートする大井ダート1000m。
このコースでは極端な内枠か外枠が走りやすいことを覚えておきましょう。
主に新馬戦で多く組まれ、頭数が多いと枠順の有利不利も大きくなります。
距離が短いことで逃げ・先行が有利なため、買い目に含んでおくといいでしょう。
大井ダート1200m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 23.9% | 48.7% |
先行 | 10.1% | 30.9% |
差し | 3.7% | 16.8% |
追い込み | 1.3% | 6.5% |
ゴール向正面の2コーナー終わりからスタートする大井ダート1200m。
このコースでは枠順の有利不利は少ないですが、距離が短いためスタートダッシュが重要になります。
道中は脚を溜めて、最後の直線で加速できる馬が勝つ傾向。
1000mより差し・追い込みが届きますが、基本的には逃げ・先行馬が有利となるでしょう。
大井ダート1400m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 19.9% | 41.6% |
先行 | 10.7% | 32.0% |
差し | 5.3% | 19.20% |
追い込み | 2.0% | 10.0% |
第2コーナーのポケットからスタートする難コースの大井ダート1400m。
このコースではスタート直後にコーナーに差し掛かるため内枠が有利となります。
スタートしてから150mほどしか先行ポジションを取るチャンスが無いため、ゲートタイミングやスタートダッシュ力が重要。
よって、予想する際は内枠の逃げ・先行馬を買い目に含んでおくといいでしょう。
大井ダート1500m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 19.8% | 42.2% |
先行 | 10.5% | 31.8% |
差し | 5.5% | 20.1% |
追い込み | 2.3% | 10.1% |
正面スタンド前からスタートする大井ダート1500m。
1500mはレース数が少なくデータにバラつきがあるものの、内枠有利という認識で良さそうです。
スタート後の直線と最後の直線が短いため、スムーズに先行し良いポジションを取れるかどうかが重要。
予想する際は、逃げ馬かインコースの先行馬の選択をおすすめします。
大井1600m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 20.5% | 44.8% |
先行 | 11.1% | 31.7% |
差し | 5.1% | 19.8% |
追い込み | 2.0% | 9.2% |
正面スタンド右側からスタートする大井ダート1600m。
1600mは1・2枠の内枠が有利で3枠が最も悪い数値になっています。
追い込み馬は展開利が無いと好走しづらく、差し馬は先行ほど好走できない印象。
予想する際は、無難に上位入線の可能性が高い逃げ・先行馬を選択するのがいいでしょう。
大井ダート1700m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 12.8% | 37.5% |
先行 | 12.5% | 35.4% |
差し | 7.6% | 17.9% |
追い込み | 0.7% | 12.7% |
ゴールの約100m手前辺りからスタートする、年に2回ほどしか使用されない大井ダート1700m。
スタートしてから最初のコーナまでが短いため、基本的には内枠が有利となります。
レース展開はペースが落ち着きやすく、最終コーナーまで脚を温存出来るかが勝利へのカギ。
予想する際は、強い先行馬を中心にした買い目にするのがいいでしょう。
大井ダート1800m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 11.1% | 22.0% |
先行 | 12.7% | 23.4% |
差し | 6.0% | 12.6% |
追い込み | 2.8% | 6.8% |
正面スタンド右側から外回りコースを一周する大井ダート1800m。
枠順の影響は少ないものの、5・6枠が好成績を収めており外枠がやや有利となっています。
向こう正面でペースを上げていき、最後の長い直線を使って伸びて差す馬が勝つ印象。
予想の際は、外枠の末脚が強い馬を探してみましょう。
大井ダート2000m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 6.4% | 28.2% |
先行 | 9.5% | 28.4% |
差し | 7.3% | 23.2% |
追い込み | 7.1% | 13.6% |
外回りコースの第4コーナー終わりからスタートする大井ダート2000m。
6・7枠が好成績を残しており、基本的には外枠有利となっています。
牝馬限定重賞など実績がある馬が集うレースが多く行われ、折り合い重視で4コーナーまで力を温存できるかが勝負の分かれ目。
予想をする際は、外枠の先行馬を買い目に含んでおくといいでしょう。
大井ダート2400m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 20.0% | 60.0% |
先行 | 10.7% | 35.7% |
差し | 4.4% | 11.1% |
追い込み | 0% | 0% |
第3コーナー手前からスタートスタートする大井ダート2400m。
東京記念で使用されるコースでスタートから最初のコーナーまでが短いため、内枠が有利となります。
コーナーを6回通過するため、道中のペースが落ち着きやすくスローペースが多いのが特徴。
予想をする際は、上位人気の先行・逃げ馬を選択すると勝てる可能性が高いでしょう。
大井ダート2600m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 0% | 8.3% |
先行 | 16.7% | 29.2% |
差し | 5.6% | 19.4% |
追い込み | 0% | 15.0% |
向正面からスタートし、コースを1周半ほど回る大井ダート2600m。
日本の競馬場で設定されているダートの最長コースで、枠順の有利不利はほぼ無いといえます。
スタミナがあり、6個のコーナーを器用に回れる馬が優位に立つレースが多い印象。
予想の際は、上位人気や距離適性を考慮した買い目にするといいでしょう。
大井右回りコース特徴まとめ
ここまで大井競馬場で開催される右回りコースの距離毎の特徴をご紹介してきました。
特徴一覧はこちら。
- 1000m:距離が短く逃げ・先行が有利
- 1200m:枠順の有利不利はなく、スタートダッシュがカギを握る
- 1400m : スタート直後にコーナーに差し掛かるため内枠が有利
- 1500m : 直線が短いため先行して良いポジションを取ることが重要
- 1600m:内枠の逃げ・先行馬が有利
- 1700m:ペースが落ち着きやすいため最終コーナーまで脚を温存した先行馬が有利
- 1800m:外枠の末脚が強い馬が有利
- 2000m:折り合い重視で直線まで力を温存できるかが勝負の分かれ目
- 2400m:スタートから最初のコーナーが短いため内枠有利
- 2600m:スタミナがあり、コーナーの器用さがある馬が優位に立つ
以上が大井競馬場で開催される右回りコースの特徴です。
コースの距離によって特徴が変わるのはご理解いただけたでしょうか?
それぞれのコースで様々なレースが開催されるため、押さえておいて損はないはずです。
大井競馬場で右回りのレースが開催される際はこの記事を読み返しておきましょう。
大井ダート1650m
脚質 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|
逃げ | 0% | 28% |
先行 | 17% | 32% |
差し | 7% | 35% |
追い込み | 0% | 0% |
正面スタンド右側から左回りにスタートする大井ダート1650m。
最初のコーナーまでに良いポジション取りが出来るかどうかで結果がされる印象を受けました。
現状、左回りは下級クラスのみレースが行われており、追い込みや差しが決まる可能性は低い。
そのため、予想の際は左回り経験馬や外枠の先行馬を買い目に含んでおくといいでしょう。
大井左回りコース特徴まとめ
ここまで大井競馬場で開催される左回りコースの距離毎の特徴をご紹介してきました。
特徴はこちら。
- 1650m:最初のコーナーまでのポジション取りが重要
以上が大井競馬場で開催される左周りコースの特徴です。
現状、左回りは1650mしか設定されていませんが、将来的には重賞への拡大や1000m・2000mといった様々な距離も設定予定。
大井競馬場で左周りコースのレースが開催される際はこの記事を読み返しておきましょう。
大井競馬場で開催されるダートグレード競走一覧(2023年最新版)
様々なレースが開催され地方競馬随一の盛り上がりを見せる大井競馬場。
大井競馬場では様々なレースが開催されていますが、その中でも注目のダートグレード競走についてご紹介します。
まずは2024年に開催されるダートグレード競争一覧を確認していきましょう。
- 02月14日:雲取賞(Jpn3)
- 03月20日:京浜盃(Jpn2)
- 04月10日:東京スプリント(Jpn3)
- 04月24日:羽田盃(Jpn1)
- 06月05日:東京ダービー(Jpn1)
- 06月28日:帝王賞(Jpn1)
- 07月12日:ジャパンダートダービー(Jpn3)
- 10月01日:レディスプレリュード(Jpn2)
- 10月02日:ジャパンダートクラシック(Jpn1)
- 10月03日:東京盃(Jpn2)
- 12月29日:東京大賞典(G1)
2024年に大井競馬場で開催されるダートグレード競争は11回。
Jpn1やG1など上のランクに行くほどレベルの高い戦いを見ることができます。
そんなダートグレード競争について「予想をするにあたり押さえておきたいポイント」をご紹介したいと思います。
TCK女王盃(Jpn3)
- コース:大井ダート1800m
- 対象馬:サラ系4歳以上
- 最高配当(3連単):9973.8倍
- 最低配当(3連単):24.4倍
- 平均配当(3連単):1173.3倍
上位2頭にエンプレス杯(Jpn2)の優先出走権が与えられるTCK女王盃。
そんなTCK女王盃は大井ダート1800mで開催されます。
大井ダート1800mの特徴は最後の直線が長く、差し・追い込みが決まりやすいこと。
普段から大井競馬場を主戦とする騎手や瞬発力に秀でた馬を注目しておきましょう。
※2024年より園田競馬場に施行競馬場が変更。大井競馬場での本競走は2023年が最後となりました。
東京スプリント(Jpn3)
- コース:大井ダート1200m
- 対象馬:サラ系4歳以上
- 最高配当(3連単):1024.3倍
- 最低配当(3連単):29.8倍
- 平均配当(3連単):284.9倍
春先のダートスプリントレースは限られているため、JRA所属馬の本気度も高い東京スプリント。
そんな東京スプリントは大井ダート1200mで開催されます。
大井ダート1200mの特徴は以前まで差し・追い込みが決まりやすかったが、近年では逃げ馬の台頭が見受けられる印象。
過去20年のデータでは1番人気が高い勝率を誇っており、秋に同会場・同条件で行われる東京盃(Jpn2)を参考にするといいでしょう。
羽田盃(Jpn1)
- コース:大井ダート1800m
- 対象馬:サラ系3歳牡馬・牝馬
- 最高配当(3連単):451.9倍
- 最低配当(3連単):451.9倍
- 平均配当(3連単):451.9倍
2024年より中央地方交流3歳ダート三冠競走の1冠目として新設されたJpnⅠ競走。
中央・地方所属を問わず3歳牡馬・牝馬限定が出走可能です。
また、競走で5着以内の中央所属馬上位3頭及び地方所属馬の上位3頭は、同じく新設されたダート3冠競走の2冠目となる東京ダービーへの優先出走権が付与されます。
そんな羽田盃は大井ダート1800mで開催。
中央・地方から集まった3歳ダートの猛者がしのぎを削る戦いは要注目です!
帝王賞(Jpn1)
- コース:大井ダート2000m
- 対象馬:サラ系4歳以上
- 最高配当(3連単):23897.9倍
- 最低配当(3連単):18.7倍
- 平均配当(3連単):2455.3倍
国内トップクラスのダート馬が出走し、上半期のダート王者を決める帝王賞。
そんな帝王賞は大井ダート2000mで開催されます。
大井ダート2000mの特徴はスタートから最初のコーナが500m、最後の直線も385.5mと長いこと。
逃げ・先行馬の勝率が高いですが、末脚をしっかり伸ばせる馬かどうかも予想の際に見ておきましょう・
また、迷信ではありますがこのレースを2連覇した馬はいないようなので、前年王者を予想に含める際には注意が必要です。
ジャパンダートダービー(Jpn3)
- コース:大井ダート2000m
- 対象馬:サラ系3歳
- 最高配当(3連単):7707.3倍
- 最低配当(3連単):27.6倍
- 平均配当(3連単):1453.6倍
3歳馬ダート王者を決める一戦で、後のダート重賞戦線の活躍を占うジャパンダートダービー。
そんなジャパンダートダービーは大井ダート2000mで開催されます。
レベルの高い馬が集まるため、上位人気以外の馬が馬券に絡み波乱な展開となることが多い印象。
先団よりも少し後ろの位置から差し脚を活かせる馬が優勢となるでしょう。
東京盃(Jpn2)
- コース:大井ダート1200m
- 対象馬:サラ系3歳以上
- 最高配当(3連単):4159.4倍
- 最低配当(3連単):19.2倍
- 平均配当(3連単):588.5倍
11月に行われるJBCスプリント(Jpn1)の前哨戦となる東京盃。
そんな東京盃は大井ダート1200mで開催されます。
毎年のように地方馬が上位を賑わせ、波乱傾向が強く馬券妙味を求めやすいレースとファンの間では有名。
圧倒的な実力馬でなければ逃げて勝つことは難しいため、中団から後方待機の差し馬が台頭しやすくなっています。
レディスプレリュード(Jpn2)
- コース:大井ダート1800m
- 対象馬:サラ系3歳以上牝馬
- 最高配当(3連単):14317倍
- 最低配当(3連単):6.7倍
- 平均配当(3連単):1580.6倍
11月に行われるJBCレディスクラシック(Jpn1)の前哨戦となるレディスプレリュード。
そんなJBCレディスクラシックは大井ダート1800mで行われます。
このレースで4着以内となった馬は、過去10年で7回JBCレディスクラシックを制覇している最重要プレップレース。
じっくりと脚を溜めた馬の末脚勝負となるため、スタミナのある逃げ・先行馬を買い目に含めると良いでしょう。
JBCレディスクラシック(Jpn1)
- コース:大井ダート1800m
- 対象馬:サラ系3歳以上牝馬
- 最高配当(3連単):13405.4倍
- 最低配当(3連単):16.3倍
- 平均配当(3連単):1466.7倍
ダート牝馬路線の頂点を決める国内ダート馬の祭典、JBCレディスクラシック。
そんなJBCレディスクラシックは各地方競馬場の持ち回り開催のため2023年は大井ダート1800mで行われます。
過去に逃げ切り勝ちを収めた馬が1頭もいないということを頭に入れておきましょう。
持ち回り開催のためコース形態も多種多様となりますが、基本的には正攻法の立ち回りが求められるレースとなります。
枠順では2枠がの好走率が高く、先行馬が有利な傾向にあることを踏まえた予想をするといいでしょう。
JBCスプリント(Jpn1)
- コース:大井ダート1200m
- 対象馬:サラ系3歳以上
- 最高配当(3連単):23,897.9倍
- 最低配当(3連単):18.7倍
- 平均配当(3連単):2455.3倍
ダートの最優秀スプリンターを決める大一番として知られるJBCスプリント。
そんなJBCスプリントは各地方競馬場の持ち回り開催のため2023年は大井ダート1200mで行われます。
小回りが主流となる地方競馬場ではスプリンター路線の一線級が揃うレースでは外枠が有利になりがち。
また、枠順では3から6枠が狙い目、JRA所属馬が馬券に絡まなかった年は無いということを頭に入れておきましょう。
JBCクラシック(Jpn1)
- コース:大井ダート2000m
- 対象馬:サラ系3歳以上
- 最高配当(3連単):451.5倍
- 最低配当(3連単):5.2倍
- 平均配当(3連単):124.3倍
東京大賞典と並び秋競馬を代表する古馬ダート中距離路線の王者決定戦となるJBCクラシック。
そんなJBCクラシックは各地方競馬場の持ち回り開催のため2023年は大井ダート2000mで行われます。
奇をてらうような先方が功を奏することはなく、基本的には上位人気馬が力を見せるレースが多い印象。
ペースについて行けない馬から脱落していき、脚質としては逃げ馬の勝率が最も高くなっています。
東京大賞典(G1)
- コース:大井ダート2000m
- 対象馬:サラ系3歳以上
- 最高配当(3連単):386.9倍
- 最低配当(3連単):5.6倍
- 平均配当(3連単):96.7倍
地方競馬で唯一の国際G1レースであり、年末のダート競馬の総決算として注目が集まる東京大賞典。
そんな東京大賞典は大井ダート2000mで行われます。
前走でG1やJpn1などレベルの高い馬が多く出走していますが、結果を残した馬より負けていた馬が巻き返す傾向にあることも特徴。
枠順では大外の8枠が最も高い勝率で、脚質的には直線一気の派手な追い込みが決まることも珍しくないでしょう。
大井競馬場のクラス分けについて
大井競馬場を含めた南関東4会場では同一のクラス分けが行われています。
このクラス分けが先述した重賞レースの出走条件にも関わってくるため、抑えておいて損はない情報でしょう。
南関競馬でのクラス分けについては下記の記事で詳しく解説しているため、気になる方は参考にしてみてください。
大井競馬場で勝率の高い騎手(2022年度版)
※大井競馬場所属の騎手のみで作成したランキングになります
騎手名 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|
矢野貴之 | 503回 | 25.0% | 41.7% |
御神本訓史 | 294回 | 21.4% | 34.7% |
笹川翼 | 685回 | 19.4% | 36.5% |
和田譲治 | 625回 | 14.1% | 24.0% |
藤田凌 | 531回 | 10.7% | 22.8% |
西啓太 | 520回 | 9.4% | 18.8% |
安藤洋一 | 520回 | 9.2% | 15.4% |
達城龍二 | 605回 | 8.3% | 17.9% |
藤本現暉 | 612回 | 7.8% | 15.2% |
吉井章 | 523回 | 5.9% | 13.4% |
2023年シーズンの大井競馬場で開催されたレースで最も勝率の高い大井競馬所属騎手は・・・
「矢野貴之騎手」となりました。
出走回数503回に対して勝率25.0%、連対率41.7%という成績。
ここからは、矢野貴之騎手を含んだ大井競馬場で勝率の高い騎手3名をピックアップして確認していきましょう。
矢野貴之
- 生年月日:1984年8月3日(39歳)
- 出身:日本
- 勝利回数:2587勝
- 獲得賞金:87億6640万
2022年にジョッキー人生20年目で通算2000勝を挙げた矢野貴之騎手。
騎乗スタイルは先行を得意としており、重賞レースでは通算47勝を挙げています。
大井競馬場で、矢野貴之騎手が乗る馬がいれば買い目に含めるといいでしょう。
真島大輔
- 生年月日:1983年7月8日(40歳)
- 出身:日本
- 勝利回数:2476勝
- 獲得賞金:79億1183万
2023年3月31日をもって騎手を引退し、調教師に転身した真島大輔騎手。
2012年には初の大井騎手会所属騎手となりました。
真島騎手は2017年のJBCクラシックで交流重賞初勝利を果たすと同時に、同競走の地方所属馬による初制覇を成し遂げています。
今後、ジョッキーとしてレースに出ることはありませんが、真島大輔が調教師として育てた馬どんな活躍をするのか期待しましょう。
笹川翼
- 生年月日:1994年7月17日(29歳)
- 出身:日本
- 勝利回数:1977勝
- 獲得賞金:71億8409万
デビュー年の2013年には43勝を挙げ、NARグランプリ優秀新人騎手勝を受賞した笹川翼騎手。
2022年には通算1500勝を大井競馬場所属騎手としては史上最速で達成しています。
28歳という若さながら様々な記録を達成している笹川騎手が乗る馬がいるレースには注目しておきましょう。
大井競馬場の施設案内とアクセス方法について
施設案内
- G-FRONT:ゴール前の特等席での観戦が可能・フードコートや売店あり
- L-WING:コースを一望できる観戦席で、レストランやグルメコーナーも充実
- 4号スタンド:観戦型レストランやグループ・カップル向けの観戦席あり
- ウマイルスクエア:2016年にオープンしたイベントスペース
- 正門:大井競馬場のメインゲート、バスや駅からのアクセスはこちらから
- 北門:東京モノレール「大井競馬場駅前」から徒歩2分
- パドック:競馬界初の自動追尾カメラを配備し、競走馬を間近で見られる場所
- 総合サービスカウンター:場内案内・指定席発券などができ、困った際はこちらで相談
- ふるさとコーナー:ばんえい競馬・ホッカイドウ競馬・名古屋競馬の馬券を販売
- ハイセイコー馬像:TCKで6連勝し中央競馬移籍後、国民的アイドルホースとなった馬
- ギャラリーオブオーナー:TCKで活躍した名馬の写真や騎手の勝負服などを展示
- トゥインクルステージ:ゲストを招いてのトークショーやミニコンサートを実施
- イルミネーション:ナイター競馬開催時に設置される
- 休憩所:席数130席と70インチと40インチのモニターを設置
- センターサークル:2016年にトゥインクルレース30周年を記念して制作され、フォトスポットとしておすすめ
大井競馬場では3月から12月までトゥインクルレースというナイター競馬も開催されています。
冬にはイルミネーションも開催され、デートやレジャーにもおすすめ。
飲食店なども充実しているため、競馬に興味がない方もぜひ一度足を運んでみてください!
大井競馬場のアクセス方法について
競馬ファンの中では「TCK」と呼ばれることもある大井競馬場。
そんな大井競馬場のアクセス方法を見ていきましょう。
- 東京モノレール:「大井競馬場前」駅下車、徒歩2分
- 京浜急行:「立会川」駅(エアポート急行停車)下車、徒歩12分
- 都営バス:「目黒駅前」(JR目黒駅東口1番のりば)乗車、所要時間約35分
- 都営バス:「品川駅高輪口」(JR品川駅高輪口2番のりば)乗車、所要時間約18分
東京競馬場に訪れる方法は「電車」「モノレール」「バス」「車」の4種類。
車でアクセスする方は駐車できる台数に限りがあるので注意が必要です。
駐車台数の上限は1471台で、レース後半につれて訪れる人が増えるため、車でアクセスする方は早めに行くことをオススメします。
また、駐車料金は1,000円かかるため車で大井競馬場に行く方は覚えておきましょう。
参照
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