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名古屋競馬場のコース特徴やレース傾向を徹底分析!

今回は名古屋馬場の特徴についてお話したいと思います。

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2024年8月現在、日本で最も新しい競馬場である名古屋競馬場

2022年まで名古屋市にあった名古屋競馬場は、2022年4月から弥富市に移転して開催を開始しています。

本記事ではそんな名古屋競馬場の特徴から、開催されるダートグレード競争で押さえておきたいポイント、アクセス方法等について詳しくご紹介していきます。

まずは名古屋競馬場の特徴から見ていきましょう。

この記事の監修者
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解体新書プロジェクト 総責任者
福岡 裕也

1968年11月1日生まれ。慶應義塾大学卒業。

某スポーツ新聞の競馬面を16年担当。その後、独立してフリーのライターとして活動中。競馬だけではなく、競艇・競輪関連の記事やコラムを執筆する。

競馬歴27年・競艇歴30年・競輪歴25年。趣味は海外旅行。年間10回以上は海外へ。

競艇予想サイト解体新書では全体の監修・コラムの執筆を担当。

著書『解体新書〜競馬・競艇・競輪を極めた男の13の法則〜』を出版予定。

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名古屋競馬場の特徴について

2022年の移転に伴ってコースの形状や設定距離も変わった名古屋競馬場。

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1周1180mの右回りで6種類の距離のレースが設定されており、コーナーにはスパイラルカーブが採用されています。

そんな名古屋競馬場が他の競馬場と異なる点について詳しく見ていきましょう。

長い直線とスパイラルカーブ

まずは旧・名古屋競馬場と新・名古屋競馬場の詳細を比較していきます。

ともに右回り 1周距離 直線距離 高低差 コース幅
旧・名古屋競馬場 1100m 194m 平坦 23m
新・名古屋競馬場 1180m 240m 平坦 30m

旧・名古屋競馬場といえば、直線が194mと日本の競馬場で最も短く、コーナーが緩やかな競馬場として認知されていました。

それに対して、新・名古屋競馬場は直線距離が4コーナーからゴールまでが240m、直線自体は300mとかなり延長されていることがわかります。

直線距離が長くなった一方で、1周距離は80mしか延長されていないので、その分コーナーがスパイラルカーブになっているので、後方で脚を溜めていた差し・追い込み馬も比較的活躍しやすいコースとなっているでしょう。

コース幅が広く外から差しが決まりやすい

もう一つ、名古屋競馬場の特徴として知っておいてほしいのがコース幅の広さです。

地方競馬の平均的なコース幅が20m台なのに対して、30mとかなり余裕のある作りで中央競馬が開催されるコースに匹敵する広さとなっています。

コース幅が広いことで各馬がポジション取りをしやすく馬群も固まりづらいため、事故が起きにくいというメリットもあります。

さらに、外からの差しも決まりやすく末脚を生かしたレースを得意とする馬には大きなメリットと言えるでしょう。

名古屋競馬場特徴まとめ

ここまで紹介してきた名古屋競馬場の特徴を振り返っていきましょう。

  • 旧・名古屋競馬場に比べて直線距離が延長された
  • 差し・追い込み馬も活躍しやすい
  • コース幅が広い
  • 外からの差しも決まりやすい

直線距離が延長されたことによって、以前よりも差し馬・追い込み馬が好走する機会が増えたことなど。

上記の特徴を踏まえた上で勝負するのと、何も知らずに勝負するのとでは勝率にも大きな差が生まれます。

名古屋競馬場で勝つためにも上記の特徴・ポイントは欠かさず押さえておきましょう。

名古屋競馬場で好成績を残しているプロの競馬予想をご紹介!

コースの距離毎の特徴に入る前に・・・

名古屋競馬場で好成績を残しているプロの競馬予想をご紹介します。

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名古屋競馬場で開催されるコース毎の特徴

日々多くのレースが開催されている名古屋競馬場。

そんな名古屋競馬場では、ダートで6種類の距離のレースが行われます。

2022年から新設されたコースのため、他の競馬場に比べるとデータ数は少ないですが、それぞれのコースの特徴を押さえておいて損は無いでしょう。

名古屋ダート900m

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 脚質 勝率 複勝率
逃げ 65.7% 92.1%
先行 21.3% 54.3%
差し 2.4% 9.3%
追い込み 0.0% 1.7%

向正面2コーナー終わりのポケット地点からスタートする名古屋ダート900m。

主に2歳新馬戦などが行われるコースとなっています。

最初のコーナーまで距離があるので、短距離戦ですが外枠の馬でも十分勝負になる印象。

序盤からスピードで押せる馬が有利となるので、枠に囚われず逃げ・先行馬を中心に狙うといいでしょう。

名古屋ダート920m

nagoya920

 脚質 勝率 複勝率
逃げ 50.2% 77.4%
先行 12.4% 42.3%
差し 0.0% 12.1%
追い込み 0.0% 2.8%

900m戦のわずか後方からスタートする名古屋ダート920m。

古馬のレースや重賞などでも使用されるコースとなっています。

最初のコーナーまで距離がありますが、重賞などレベルの高いレースになると序盤の先行争いが激しくなる印象。

圧倒的に逃げ・先行馬有利で、差し・追い込み馬やスタートダッシュ力が弱い馬にはチャンスは回ってこないでしょう。

名古屋ダート1500m

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 脚質 勝率 複勝率
逃げ 28.7% 53.7%
先行 13.4% 38.8%
差し 4.4% 20.1%
追い込み 1.2% 6.6%

4コーナーのポケットからスタートし、コースを1周する名古屋ダート1500m。

地方競馬では最初のコーナーまで距離があるとペースが落ち着く傾向にあります。

しかし、名古屋競馬場ではコーナーがスパイラルカーブになっているためペースが落ちずにレースが進む印象。

枠順としては外枠の勝率が高く、逃げ・先行馬を中心とした買い目にするといいでしょう。

名古屋ダート1700m

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 脚質 勝率 複勝率
逃げ 17.4% 44.7%
先行 12.6% 35.8%
差し 7.2% 25.8%
追い込み 1.3% 10.4%

3コーナー横のポケットからスタートしコースを1周半する名古屋ダート1700m。

最初のコーナーまでが約200mと短く、コーナーをほぼ直角に曲がるので騎手のテクニックも重要となるコースです。

先行争いも激しく、スタートに失敗すると前に戻ることが難しい印象。

出走馬を見て、先行馬やスタートが上手い馬をチェックしておくと勝率アップに繋がるでしょう。

名古屋ダート2000m

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 脚質 勝率 複勝率
逃げ 16.1% 41.3%
先行 10.4% 29.6%
差し 9.6% 29.3%
追い込み 4.7% 19.8%

向正面の入り口からスタートし、コースを1周半する名古屋ダート2000m。

使用頻度が低く、基本的にハイレベルな馬が走ることが多いコースとなっています。

コーナーを6回通るため、コーナリングが上手い器用な馬が有利となる印象。

脚質や枠順による有利不利はそれほどなく、出走馬の実力勝負となることが多いことを頭に入れておきましょう。

名古屋ダート2100m

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※データが少ないため過去10年の名古屋グランプリ(Jpn2)を参考に表を作成しています
 脚質 逃げ 先行 差し 追込
1着 0回 10回 0回 0回
2着 2回 7回 1回 0回
3着 3回 5回 2回 0回

920m戦と同じく、2コーナーのポケットからスタートする名古屋ダート2100m。

名古屋競馬場では最長コースとなるため、スタミナが要求されます。

そのため、序盤からペースが上がることは少ない印象。

上記の表を見ても分かる通り、基本は先行馬狙いで予想を組み立てることをオススメします。

名古屋競馬場コース特徴まとめ

ここまで名古屋競馬場で開催されるコース距離毎の特徴をご紹介してきました。

特徴一覧はこちら。

  • 900m:短距離戦なので逃げ・先行馬狙い
  • 920m:圧倒的に逃げ・先行馬有利
  • 1500m : 外枠の勝率が高く、逃げ・先行馬有利
  • 1700m : コーナーでの騎手の腕も試される
  • 2000m:ハイレベルなレースが多く、実力勝負となる
  • 2100m:スタミナが要求されるが、基本は先行馬を狙う

以上が名古屋競馬場で開催されるコースの特徴です。

コースの距離によって特徴が変わるのはご理解いただけたでしょうか?

それぞれの距離ごとに様々なレースが開催されるため、押さえておいて損はないはずです。

名古屋競馬場でのレースが開催される際はこの記事を読み返しておきましょう。

名古屋競馬場で開催されるダートグレード競走一覧(2023年最新版)

日々様々なレースが開催され盛り上がりを見せる名古屋競馬場。

ここからは注目のダートグレード競走についてご紹介します。

まずは、2023年に開催されるダートグレード競争一覧を確認していきましょう。

  • 05月02日:かきつばた記念(Jpn3)
  • 12月21日:名古屋グランプリ(Jpn2)

2023年に名古屋競馬場で開催されるダートグレード競争は2回。

平場や重賞レースよりもレベルの高い戦いを見ることができ多くの注目が集まります。

今回は、そんなダートグレード競争について「予想をするにあたり押さえておきたいポイント」をご紹介したいと思います。

かきつばた記念(Jpn3)

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  • コース:名古屋ダート1500m
  • 対象馬:サラ系4歳以上
  • 最高配当(3連単):286.1倍
  • 最低配当(3連単):8.3倍
  • 平均配当(3連単):77.2倍

2022年の移転に伴い、1400mから1500mでの開催に変更されたかきつばた記念。

2024年からは開催時期も3月に変更されます。

1・2番人気がどちらも連対できなかった年は2004年の一度しか無く、基本的には1番人気または2番人気を軸に据えるのがベスト。

コースが変わったことで脚質別の成績も変動する可能性が高いですが、スプリント戦のため機動力と先行力がカギとなってくるでしょう。

名古屋グランプリ(Jpn2)

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  • コース:名古屋ダート2100m
  • 対象馬:サラ系3歳以上
  • 最高配当(3連単):171.3倍
  • 最低配当(3連単):27.1倍
  • 平均配当(3連単):82.5倍

2022年の移転に伴い、2500mから2100mでの開催に変更された名古屋グランプリ。

過去20年で地方所属馬の勝利は無く、JRA所属馬が上位独占しています。

以前の2500mでは機動力に加えてスタミナも要求されていましたが、新コースの2100mでは直線距離も240mと長く、スパイラルカーブも採用されているため、差し脚を活かせる馬が台頭してくるでしょう

名古屋競馬場で勝率の高い騎手(2022年度版)

※名古屋競馬場所属の騎手のみで作成したランキングになります

騎手名 出走回数 勝率 連対率
岡部誠 795回 27.5% 45.0%
丸野勝虎 687回 16.2% 26.5%
加藤聡一 744回 14.9% 27.3%
今井貴大 822回 14.5% 26.5%
大畑雅章 884回 12.7% 22.2%
宮下瞳 880回 10.5% 22.0%
山田祥雄 543回 8.1% 17.1%
丹羽克輝 560回 8.0% 18.0%
細川智史 605回 7.6% 15.4%
塚本征吾 749回 7.3% 16.2%

2022年シーズンの名古屋競馬場で開催されたレースで最も勝率の高い名古屋競馬所属騎手は・・・

岡部誠騎手」となりました。

出走回数795回に対して勝率27.5%、連対率45.0%という成績。

ここからは、岡部誠騎手を含んだ名古屋競馬場で勝率の高い騎手3名をピックアップして詳細を確認していきましょう。

岡部誠

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  • 生年月日:1977年3月3日(46歳)
  • 出身:日本
  • 勝利回数:4792勝
  • 通算獲得賞金:34億4,753万

2022年にシーズン299勝を挙げて名古屋リーディングに輝いた岡部誠騎手。

46歳という年齢ながら勝率・連対率ともに、2位以下を大きく突き放す圧倒的な成績を残しています。

2020年シーズンには史上12人目となる通算4000勝も達成しています。

通算5000勝に向けても視界は良好なので、名古屋競馬場で岡部騎手が乗る馬がいれば買い目に含んでおくことをオススメします。

丸野勝虎

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  • 生年月日:1974年8月13日(48歳)
  • 出身:日本
  • 勝利回数:3018勝
  • 獲得賞金:18億2,054万

2023年に騎手通算3000勝を挙げた丸野勝虎騎手。

新・名古屋競馬場で行われた最初のレースで勝利を収めた騎手となっています。

年齢は48歳でベテラン騎手ですが、成績は若い選手と比べても劣っていないので通算4000勝も期待出来るでしょう。

加藤聡一

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  • 生年月日:1995年11月11日(27歳)
  • 出身:日本
  • 勝利回数:720勝
  • 獲得賞金:5億290万

2016年にNRA優秀新人騎手賞を受賞している加藤聡一騎手。

27歳という年齢ながら2022年勝率3位につけており、若手のエース的な存在となっています。

通算1000勝に向けても年々成績を向上させ、今後の名古屋競馬を引っ張る存在となるので注目しておきましょう。

名古屋競馬場の施設案内とアクセス方法について

最後に、名古屋競馬場の施設案内とアクセス方法をご紹介します。

ご来場される際の参考にしてみてください!

施設案内

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名古屋競馬場の入場料は100円で入場ゲートにある自動改札機に直接100円を入れることで入場が可能。

レース開催日でも、15:20分以降は入場無料となっています。

スタンド席や有料指定席なども販売していますが、他の競馬場に比べると座席数も少ない印象で現代のネット販売メインのスタイルと合わせてきていることが伺えます。

名古屋競馬場のアクセス方法について

ここまで名古屋競馬場の特徴や施設を見てきました。

続いて見ていくのは名古屋競馬場のアクセス方法です。

  • 無料送迎バス:「近鉄蟹江」駅発、所要時間約25分(時刻表)
  • 無料送迎バス:「名古屋駅」駅・名鉄バスセンター発、所要時間約40分(時刻表)
  • 無料送迎バス:「サンアール名古屋」発、所要時間約40分(時刻表)

園田競馬場に訪れる方法は「バス」「車」の2種類。

徒歩圏内の駅やバス停が無いので、上記の駅や施設から運行している無料送迎バスの利用おすすめします。

車でアクセスする方は駐車できる台数に限りがあるので注意が必要です。

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駐車可能台数は第1駐車場が571台、第2駐車場が1429台となっています。

重賞やダートグレード競走など注目のレースが開催される日は、混雑が予想されますので早めの来場をオススメします。

駐車料金は無料なので、車で名古屋競馬場に行く方は覚えておきましょう。

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