競馬の合成オッズとは?計算方法や利用する際の注意点を徹底解説!
皆さんは「合成オッズ」という言葉をご存知でしょうか。
「聞いたことがあるけど使い方や計算方法が分からない」
「使い方は分かるけど、どんなメリットがあるの?」
という方のために今回は合成オッズの計算方法や利用するメリット・注意点を徹底解説していきます。
【本記事で分かること】
この記事を読めば合成オッズについて詳しくなり、効率的に稼ぐことが出来るので是非、最後までご覧ください!
1965年8月8日生まれ。日本中央競馬学校中退。
元ジョッキーの父親に憧れJRA所属の騎手を目指すが一身上の都合により断念。某有名競馬場で厩務員として働いていた際にフリーライターとして訪れた福岡と意気投合し、競馬予想サイト解体新書設立に参画。
責任者を務める。
競馬歴40年。一口馬主にハマり、2021年はレッドベルオーブ他3頭を購入。
競馬予想サイト解体新書では主に検証記事を担当する。
目次
競馬の合成オッズとは?
競馬の合成オッズとは、「多点買いした際の複数のオッズを複合したもの」のことを指します。
合成オッズを用いることで、的中時の払い戻しオッズを事前に想定することが可能。
そのため、合成オッズに合わせて馬券代を調整すれば効率よく稼ぐことが出来るほか、トリガミを予防することも出来ます。
競馬合成オッズの計算方法
まずは合成オッズの計算方法から見ていきます。
分かりやすく説明するために下記の3頭を単勝馬券で購入したとすると・・
オッズ | 計算式 |
---|---|
8.0倍 | 1÷8.0=0.125 |
9.5倍 | 1÷9.5=0.1052 |
12.4倍 | 1÷12.4=0.08 |
合計 | 0.125+0.1052+0.08=0.3102 |
この合計0.3102を1で割ると「1÷0.3102=3.223倍」が合成オッズとなります。
したがって、上記の例通りに馬券を購入した場合、投資額の約3倍の払い戻しが見込めると判断できるでしょう。
合成オッズの目安は約4倍
競馬予想サイト解体新書が推奨している、合成オッズの目安は約4倍。
理由はレースにおける馬券売上の約3割がJRAの取り分となる点を考慮すると、合成オッズが4倍以上であれば利益を出しやすくなるからです。
そのため、算出した合成オッズが4倍以下になる場合は、収支がプラスになる可能性が低いと判断。
買い方を見直す、あるいはレースを選び直すのがおすすめです。
合成オッズを利用するメリット
合成オッズの計算方法や目安を理解していただけたと思いますが、合成オッズを利用することで、どんなメリットがあるのか?
競馬予想サイト解体新書が実際に利用してみて分かったメリットは下記の2点です。
- 資金配分で損をしない
- 最も稼ぎやすい券種・買い方が分かる
それぞれ詳しく解説していきましょう。
資金配分で損をしない
合成オッズを利用することで、資金配分で損をすることがなくなり、トリガミを防ぐことが出来ます。
資金配分の計算方法は下記の通り。
分かりやすく説明するために、オッズ2.5倍・5.8倍・8.2倍の3点を5,000円で購入していきましょう。
3点の買い目の合成オッズは、1÷(1÷2.5+1÷5.8+1÷8.2)=1.44となるので、上記の計算式に数字を当てはめていくと、
- (5,000×1.44)÷2.5=2,900円
- (5,000×1.44)÷5.8=1,200円
- (5,000×1.44)÷8.2=900円
このように3点ぞれぞれのオッズにどのくらい資金配分すればいいのか簡単に調べることが可能です。
ここから想定出来る払い戻しは、
- 2,900円×2.5倍=7,250円
- 1,200円×5.8倍=6,960円
- 900円×8.2倍=7,380円
このように、合成オッズを使って資金配分した上で的中することができれば、どの買い目でも利益を一定にすることができ、トリガミの心配もなくなるでしょう。
最も稼ぎやすい券種・買い方が分かる
合成オッズを把握しておくことで、どの券種で馬券を購入すれば最も利益が出るかが分かります。
例えば、3連単1点1,000円で合成オッズが2.5倍の時の払い戻しは1,000円×2.5倍=2,500円。
3連複1点1,000円で合成オッズが4.5倍の時の払い戻しは1,000円×4.5倍=4,500円になるような場合、的中率の高い3連複を購入した方がローリスクで稼ぐことができるというわけです。
さらに合成オッズが自分が思っていたよりも低くかった場合、券種や買い目などを変える事もできるので購入前に合成オッズを出すことが非常に重要になるでしょう。
合成オッズを利用する際の注意点
合成オッズを利用するデメリットはこれと言ってありませんでしたが・・・
利用する際の注意点はいくつか存在するため、説明していきます。
同じ券種での多点買い以外には使えない
合成オッズを導き出すには、どんな券種の組み合わせでも良いというわけではありません。
つまり、ワイドと馬連のように、どちらも外れる可能性がある組み合わせだと計算できないということです。
合成オッズを活用する際は1つの券種で多点買いした時だけにしましょう。
合成オッズが2.0倍以上になる買い目を選ばなければならない
大前提として合成オッズが2.0倍を切るような買い方をするのはオススメしません。
このような場合はトリガミになってしまう可能性が非常に高いため、確実に利益を出したいのであれば合成オッズが2.1倍以上になるような組み合わせを選ぶ必要があります。
ただ、オッズはレース始まる直前まで変動しています。
前日に予想した際には2.1倍を超えていた合成オッズが、レース直前には下がっていたなんてこともあるでしょう。
そのため、合成オッズを利用する際は、なるべくレース直前に計算することをオススメします!
競馬の合成オッズまとめ
今回は競馬の合成オッズについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
トリガミを防止出来たり、利益の出る券種が分かるといったメリットもありましたが・・・
同じ券種の多点買いにしか使えないことやレース直前のオッズを参考に合成オッズを計算しなければならないといった注意点があるのも事実。
色々な券種を購入したいという方や平日にそんな時間を取ることは出来ないという方も多いのではないでしょうか?
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