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【2024年版】勝率の高い騎手は?歴代騎手リーディングから最新版まで大公開!

騎手勝率TOP

競馬では、競走馬7割・騎手3割と言われるほど、レースにおいて騎手の実力というものが大きく左右されます。

その中でみなさんも一度は「最強の騎手は誰なのか?」と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

そこで今回は勝率の高い騎手を歴代騎手から現役騎手までランキング形式でまとめてみました。

勝率の計算方法やリーディングの意味に加えて、ランキングでは選手の特徴や経歴などもご紹介しているので是非最後までご覧ください!

勝率の高い騎手とは?

勝率の高い騎手」と言われても、JRAに所属している騎手たちは平均でどのくらいの勝率を残しているのかが分からないという方のために、まずは騎手の勝率について説明していきます。

中央競馬のタイトルの中には、最高勝率騎手と呼ばれる項目があり、受賞者はみな1割6分以上の成績で、中には2割5分近くに達している年もあります。

しかし、これはJRAでもトップクラスの成績であり、どんなに優秀な騎手であっても勝率は平均して1割台がほとんど。

かなり低いと感じた方がほとんどでは無いでしょうか。

それもそのはず。

競馬での勝率は、レースで1着になることを勝利とみなし「勝利数÷参加レース数」で勝率を計算しています。

つまり、単純に計算すると、ある騎手が1日の開催で12レース全てに騎乗したとしても、そのうちの1つもしくは2つが勝てればいいということが分かります。

史上初!年間勝率3割超えを達成した川田将雅騎手

川田将雅

これまで、どんなに優秀な騎手でも3割以上の勝率を残すことはできないと言われてきましたが・・・

JRAに最高勝率騎手賞が1987年に創設されてから、史上初となる年間勝率3割超えを達成した川田将雅。

騎乗数495回に対して151勝を挙げており、勝率に換算すると30.5%となります。

最高勝率騎手賞の受賞も5年連続7回目。

常に安定した成績を残すことが出来る数少ない騎手なので、川田騎手が出走するレースには今後も注目しておきましょう!

騎手リーディングとは?

続いては、騎手の実力を示す指標として使われる騎手リーディングについて説明していきます。

そもそもリーディングとは、競馬において騎手や種牝馬、調教師などの成績を示すランキングを意味しており、その中でもシーズンの勝利数を比較した騎手ランキングを「騎手リーディング」と呼んでいます。

また、そのシーズンにおいて最多勝利騎手となった人を「リディングジョッキー」と呼ぶことも覚えておきましょう。

例えば、2024年度のJRAリーディングジョッキーであれば、2024年度にJRAの主催したレースにおいて最も良い成績を挙げた騎手のことを指します。

JRA騎手リーディング【歴代勝利数TOP5】

ここからは、JRAに所属する歴代騎手の中から通算勝利数が多いジョッキーTOP5を紹介していきます。

順位 氏名 勝利数 騎乗数 勝率 重賞勝利数(G1勝利数) 現役期間
1位 武豊 4544勝 24810回 18.3% 511勝(124勝) 1987年~現役
2位 岡部幸雄 2943勝 18646回 15.8% 131勝(32勝) 1967年~2005年
3位 横山典弘 2952勝 21424回 13.8% 216勝(33勝) 1986年~現役
4位 福永祐一 2636勝 19497回 13.5% 201勝(45勝) 1996年~2023年
5位 蛯名正義 2541勝 21183回 12.0% 161勝(31勝) 1987年~2021年

通算勝利数1位は競馬を知らない方でも一度は耳にしたことがあるであろう武豊騎手

55歳となった2023年も現役を続けており、通算勝利数は4544勝と2位以下を大きく突き放しています

2位の岡部幸雄は日本競馬史上4頭目のクラシック3冠馬シンボリルドルフの主戦騎手として活躍した名手。

現役時代は武豊騎手とも熾烈なリーディング争いを繰り広げました。

続いて3位の横山典弘は祖父と父が元騎手の競馬一家に生まれた現役トップジョッキーの一人。

息子である横山和生・横山武史も騎手として活躍しており、史上初の親子3代同一G1制覇という偉業も達成しています。

4位福永祐一と5位蛯名正義は現役引退後に調教師に転身。

今後も日本競馬界に多くの名馬を誕生させてくれることでしょう。

今1番強い!JRA現役騎手勝率ランキングTOP5【2024年版】

続いては、「この騎手が乗る馬は予想に含めておけば間違いない!」といっても過言では無い、勝率が高い騎手TOP5をご紹介します。

今回は、ただ単にこれまでの通算勝率が高い順に発表していくというわけではなく、解体新書が独自の基準で勝率ランキングを作成しました。

ランキングの選考基準については以下の通り。

  • 中央競馬での活躍経験がある
  • 通算勝率が高い
  • 重賞の中でもG1勝利数が多い
  • 集計期間を2024年1月~10月までとする

中央競馬での勝利数が多いだけでも十分優秀な騎手といえます。

ただ、今回のランキングは、あくまで「今一番強い」騎手ランキング。

そこで、実力者の中でも、限られた選手しか出場できず競馬ファンからの注目度も高いG1レースでの勝利数も選考基準に加えました。

また、最強を決めるのに最もわかりやすい指標として「2024年度の勝率」をもとに順位付け

これによって、最新の最強騎手が分かるランキングとなっています。

それでは第5位から順番に見ていきましょう!

第5位:松山弘平

松山弘平

  • 生年月日:1990年3月1日(34歳)
  • 出身:兵庫県
  • 身長/体重:167cm/51kg
  • 所属:栗東
  • キャリア:16年目
  • G1勝利数:9勝
1着 2着 3着 着外 騎乗回数 勝率 連対率
88回 85回 64回 393回 630回 14.0% 27.5%

※2024年10月23日現在

5位には2022年に通算1,000勝を達成した松山弘平騎手がランクイン。

昨年は騎手リーディング4位となる113勝を挙げました。

松山騎手といえば無敗の3冠牝馬デアリングタクトの主戦騎手としても有名で、G1でも通算9勝を挙げています。

私生活では2015年に元タレントのさとう里香さんと結婚。

その他、焼肉店のアンバサダーを務めるなど競馬以外での活動も注目を集めています。

第4位:坂井瑠星

坂井瑠星

  • 生年月日:1997年5月31日(27歳)
  • 出身地:東京都
  • 身長/体重:170cm/48kg
  • 所属:栗東
  • キャリア:9年目
  • G1勝利数:11勝
1着 2着 3着 着外 騎乗回数 勝率 連対率
97回 94回 69回 336回 596回 16.3% 32.0%

※2024年10月23日現在

イケメンで有名な坂井瑠星騎手は父が元騎手で調教師の坂井英光、叔父の坂井薫人も元騎手という競馬一家で育ちました。

2017年からはオーストラリアで1年間の修行を行うなど、海外挑戦にも積極的。

騎手リーディングでも毎年順位を上げており、2023年は第4位の97勝を挙げました。

今年は10月時点で去年の勝利数と並んでおり、100勝達成も目前です。

しかし、まだまだ荒削りな部分も多く、競馬ファンからは「馬は良いけど騎手が下手くそ」といった厳しい意見も。

ただ、同世代の騎手よりは過酷な環境に身を置き多くの経験値を持っているため、今後の競馬界を背負っていく騎手になることは間違いないでしょう。

第3位:戸崎圭太

戸崎圭太

  • 生年月日:1980年7月8日(44歳)
  • 出身地:栃木県
  • 身長/体重:160cm/49kg
  • 所属:美浦
  • キャリア:13年目
  • G1勝利数:21勝
1着 2着 3着 着外 騎乗回数 勝率 連対率
106回 89回 66回 330回 591回 17.9% 33.0%

※2024年10月23日現在

3位は2024年6月に通算1500勝を達成した戸崎圭太騎手

1998年のデビュー当初は大井競馬場所属騎手として主に地方競馬で活躍していましたが、2013年に3度目の挑戦で中央競馬騎手免許試験に合格して、中央競馬への移籍を果たしました。

G1などの大舞台では開催場所を問わず勝ち切ることが出来る勝負強さが特徴的。

また、競馬とは別に私生活では地域の剣道場の代表も努めているようで、3児の父としてプライベートと本業を両立する家族思いの父親の一面も持ち合わせています。

第2位:川田将雅

川田将雅

  • 生年月日:1985年10月15日(37歳)
  • 出身:佐賀県
  • 身長/体重:159cm/51kg
  • 所属:栗東
  • キャリア:20年目
  • G1勝利数:37勝
  • 重賞騎乗予定:未定
1着 2着 3着 着外 騎乗回数 勝率 連対率
115回 67回 47回 150回 379回 30.3% 48.0%

※2024年10月23日現在

第2位は、日本競馬界のエースとの呼び声も高い川田将雅騎手

端正なルックスから女性ファンも多く、「王子」というあだ名まで付けられています。

成績を見ても6年連続100勝以上、JRA最高勝率賞を5年連続で受賞するなど誰が見ても日本競馬界のエースといえる成績を収めていました。

今シーズンも好調を維持しており、2024年10月までの勝率は30.3%。

2年連続での年間勝率3割超えも射程圏内となっています。

第1位:C.ルメール

C.ルメール

  • 生年月日:1979年5月20日(44歳)
  • 出身国:フランス
  • 身長/体重:163cm/53kg
  • 所属:栗東
  • キャリア:10年目(JRA)
  • G1勝利数:70勝
1着 2着 3着 着外 騎乗回数 勝率 連対率
136回 78回 53回 160回 427回 31.9% 50.1%

※2024年10月23日現在

映えある第1位は言わずと知れた日本競馬界最強の外国人ジョッキーC.ルメール騎手

2024年10月末までの勝率は31.9%、連対率50.1%と驚異的な数値を記録しています。

勝利数も2位の川田将雅騎手に20勝以上の差を付けており、史上2人目の勝率3割超えを達成出来るかもしれません。

そんな圧倒的な成績からはもちろん、家族思いの優しい人柄で競馬ファンからの人気も高く、2022年からはアパレルブランド「CL by C.ルメール」を設立し、競馬以外でもファンを楽しませてくれています!

【番外編】次世代のスター候補!若手注目騎手をピックアップ

ここからは番外編。

勝率ランキングでは惜しくもランクインなりませんでしたが、日本競馬界を担う存在になるであろう注目の若手騎手を3名ピックアップしてみました。

  • 佐々木大輔
  • 田口貫太
  • 永島まなみ

横山武史や坂井瑠星に続く有望株ばかりですので、今のうちから注目しておきましょう!

「佐々木大輔」

佐々木大輔

  • 生年月日:2003年11月24日(19歳)
  • 出身:茨城
  • 身長/体重:162cm/47kg
  • 所属:美浦
  • キャリア:3年目
年度 1着 2着 3着 着外 騎乗回数 勝率 連対率
累計 143回 120回 155回 1319回 1737回 8.2% 15.1%
2024年
(10/23時点)
66回 54回 69回 471回 660回 10.0% 18.2%

19歳という若さで函館リーディングのタイトルを獲得した佐々木大輔騎手

同期には1年目から活躍した今村聖奈や角田大河などがいます。

函館リーディングを獲得したことで注目度も鰻登り。

関係者からは横山武史騎手が早い時期にブレイクした時と同じ雰囲気を感じると高い評価を受けています。

2024年度は函館2歳ステークス(G3)で重賞初制覇も達成。

今後も注目しておいて損はないでしょう!

「田口貫太」

田口貫太

  • 生年月日:2003年12月10日(20歳)
  • 出身:岐阜
  • 身長/体重:156cm/44kg
  • 所属:栗東
  • キャリア:2年目
年度 1着 2着 3着 着外 騎乗回数 勝率 連対率
累計 69回 80回 70回 996回 1215回 5.7% 12.3%
2024年
(10/23時点)
34回 45回 39回 502回 620回 5.5% 12.7%

両親が共に笠松競馬所属の元騎手という競馬一家で育った田口貫太騎手

デビュー1年目の昨年は35勝を挙げて最多勝利新人賞のタイトルを獲得しました。

2024年シーズンは地方競馬での重賞初勝利に加えて、海外レース挑戦など若干20歳にして活躍の場を世界にも広げています。

まだ中央競馬での重賞レース勝利経験はないですが、今の活躍ぶりを見ればG1を制覇する日も近いでしょう。

「永島まなみ」

永島まなみ

  • 生年月日:2002年10月27日(21歳)
  • 出身:兵庫
  • 身長/体重:159cm/45kg
  • 所属:栗東
  • キャリア:4年目
年度 1着 2着 3着 着外 騎乗回数 勝率 連対率
累計 106回 94回 97回 1602回 1899回 5.6% 10.5%
2024年
(10/23時点)
26回 33回 28回 505回 594回 4.7% 10.3%

2024年6月にマーメイドS(G3)で重賞初勝利を挙げた永島まなみ騎手

7月には通算100勝も達成しました。

今年は女性騎手として注目を集めていた藤田菜七子が27歳の若さで引退を発表。

今後は永島まなみ騎手がJRAで数少ない女性騎手の第一人者として引っ張っていくことでしょう。

勝率の高い騎手ランキングまとめ

ここまで、リーディングに関する基本情報や勝率の高い騎手をランキング形式で紹介してきました。

ランクインしている騎手は、競馬ファンであれば一度は耳にしたことがあるような名前ばかりだったのではないでしょうか。

近年の競馬では世代交代が激しさを増しているため、今回紹介した若手騎手の動向にも注目しておくと予想に役立てることが出来るでしょう。

今後も随時ランキングを更新していく予定ですのでブックマークに登録しておくことをオススメします!

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