有馬記念2023を徹底考察!過去データからみた傾向や伏兵をチェック!
競馬予想サイト解体新書の検証担当「河田 孝太郎」です。
今回は、2023年12月24日(日)に開催される有馬記念についてお話ししたいと思います。
本記事では過去の傾向からみた対策はもちろん。
注目馬と伏兵、展開予想など、勝つために必要な情報を余すことなくご紹介しているので、是非最後まで御覧ください。
目次
有馬記念2023の出走馬と枠順(最新版)
2023年12月21日、第68回有馬記念の公開枠順抽選会が行われました。
出走馬及び枠順がこちら。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 投票 |
---|---|---|---|---|
1 | ソールオリエンス | 牡3 | 川田将雅 | 5位 |
2 | シャフリヤール | 牡5 | 松山弘平 | 46位 |
3 | ホウオウエミーズ | 牝6 | 田辺裕信 | 82位 |
4 | タイトルホルダー | 牡5 | 横山和生 | 4位 |
5 | ドウデュース | 牡4 | 武豊 | 7位 |
6 | ディープボンド | 牡6 | T.マーカンド | 9位 |
7 | アイアンバローズ | 牡6 | 石橋脩 | 85位 |
8 | ライラック | 牝4 | 戸崎圭太 | 28位 |
9 | ヒートオンビート | 牡6 | 坂井瑠星 | 72位 |
10 | ジャスティンパレス | 牡4 | 横山武史 | 3位 |
11 | ハーパー | 牝3 | 岩田望来 | 32位 |
12 | ウインマリリン | 牝6 | L.モリス | 36位 |
13 | タスティエーラ | 牡3 | R.ムーア | 6位 |
14 | プラダリア | 牡4 | B.ムルザバエフ | 35位 |
15 | スルーセブンシーズ | 牝5 | 池添謙一 | 19位 |
16 | スターズオンアース | 牝4 | C.ルメール | 13位 |
引退したイクイノックス、牝馬三冠リバティアイランドのファン投票1位・2位馬の不在は残念でしたが、今年も実績は申し分ない多彩な顔ぶれが揃いました。
昨年のファン投票1位でG1・3勝のタイトルホルダーはこれがラストラン。
ダービー馬のドウデュース・タスティエーラもファン投票で上位にランクインしています。
他にも凱旋門賞で4着に健闘し、宝塚記念ではイクイノックスにクビ差まで迫ったスルーセブンシーズ、ジャパンカップ3着のスターズオンアースなど牝馬勢にも注目。
G1馬は総勢9頭が登録しており、白熱した戦いが期待できそうです。
ここからは、有馬記念への出走が確定している注目馬について詳しく見ていきましょう!
有馬記念2023の注目馬
ジャスティンパレス
- 戦績:12戦5勝[5-2-2-3]
- 年齢:牡4歳
- 血統(父):ディープインパクト
- 血統(母):パレスルーマー
ファン投票では出走メンバーの中で最上位となる3位にランクインしたジャスティンパレス。
不調だった22年シーズンから一転、今年は阪神大賞典、天皇賞春を連勝し、宝塚記念3着・天皇賞・秋はイクイノックスに次ぐ2着と充実のシーズンを送っています。
鞍上は天皇賞・秋から引き続き横山武史騎手。
昨年の有馬記念7着よりも良い結果が期待できるでしょう。
タイトルホルダー
- 戦績:18戦7勝[7-3-0-8]
- 年齢:牡5歳
- 血統(父):ドゥラメンテ
- 血統(母):メーヴェ
今年の有馬記念が引退レースとなるタイトルホルダー。
5歳となった23年は日経賞(G2)で8馬身差Vの圧倒的な強さを見せたものの、続く天皇賞・春では競走中止となり、約5ヶ月間の休養を余儀なくされました。
休養明けの産経賞オールカマー(G2)では2着となったものの、直近のジャパンカップ(G1)ではこの馬らしいしぶとさが見られず5着に。
ただ、引退レースに向けての仕上がりは順調のようなので、4つ目のG1タイトルを獲得し有終の美を飾れるのか要注目です。
ソールオリエンス
- 戦績:6戦3勝[3-2-1-0]
- 年齢:牡3歳
- 血統(父):キタサンブラック
- 血統(母):スキア
デビューから6戦で馬券内を外したことはなく、コースや距離問わず常に安定した走りを見せているソールオリエンス。
前走の菊花賞(G1)では勝負所で外を回されるロスがありながら3着。上位2頭ドゥレッツァ・タスティエーラとは立ち回りの差が出た印象でした。
それでも直線での末脚の強さに見どころはあったため、能力の高さは示した内容と言えるでしょう。
今回の会場となる中山は皐月賞(G1)を勝っている舞台で適正は十分。
デビューから5戦でコンビを組んできた横山武史騎手から川田将雅騎手への乗り替わりも発表され、初タッグでどんな化学反応が起こるのか、楽しみにしておきましょう。
下記ではソールオリエンスのこれまでのレース内容を詳しく解説していますので、本記事と併せてご覧ください!
タスティエーラ
- 戦績:6戦3勝[3-2-0-1]
- 年齢:牝3歳
- 血統(父):サトノクラウン
- 血統(母):パルティトゥーラ
有馬記念が古馬との初対戦となる23年のダービー馬・タスティエーラ。
今年初戦の共同通信杯(G3)は4着に敗れたものの、ディープ記念(G3)で勝利するとクラシック3冠では2着→1着→2着と世代屈指の実力を誇っています。
鞍上はデビュー戦以来のコンビとなるムーア騎手。
前走の菊花賞(G1)から2ヶ月が経ち、疲れが取れたであろうタイミングで今年のダービー馬の実力を発揮したいところです。
ドウデュース
- 戦績:11戦5勝
- 年齢:牡4歳
- 血統(父):ハーツクライ
- 血統(母):ダストアンドダイヤモンズ
22年の日本ダービーでは世界最強イクイノックスを破って勝利を収めたドウデュース。
23年は京都記念(G2)を快勝したものの、ドバイターフは怪我のため出走を取り消し。復帰戦となった天皇賞・秋も7着に敗れて評価を落としましたが、前走ジャパンCではメンバー2位の上がりタイムで追い上げて4着となりました。
有馬記念では、直近2戦で怪我のため騎乗を回避していた主戦騎手の武豊が復帰予定。
これまでオグリキャップ・ディープインパクト・キタサンブラックで本レース3勝を挙げているレジェンドジョッキーと日本ダービー以来のG1制覇を目指します。
下記ではドウデュースのこれまでのレース内容を詳しく解説していますので、本記事と併せてご覧ください!
スターズオンアース
- 戦績:11戦3勝[3-4-4-0]
- 年齢:牡4歳
- 血統(父):ドゥラメンテ
- 血統(母):サザンスターズ
前走のジャパンカップではイクイノックス・リバティアイランドに次ぐ3着入線を果たしたスターズオンアース。
約6ヶ月ぶりの復帰レースで一線級の馬相手にこれだけの結果を残せているので、有馬記念では前走以上のパフォーマンスに期待していいでしょう。
また、過去11戦全てで3着以内に入線を果たしていることから安定感も抜群。
23年G1・6勝のルメール騎手と共にビッグタイトルを掴みにいきます。
ディープボンド
- 戦績:25戦5勝[5-5-2-13]
- 年齢:牡6歳
- 血統(父):キズナ
- 血統(母):ゼフィランサス
3年連続での有馬記念出走となるディープボンド。
21年の有馬記念では勝ち馬のエフフォーリアと0.1秒差の2着と好走しています。
天皇賞・春では3度の2着、芝2200mでは
スルーセブンシーズ
- 戦績:13戦4勝[4-3-2-4]
- 年齢:牡5歳
- 血統(父):ドリームジャーニー
- 血統(母):マイティースルー
父ドリームジャニーは2009年の有馬記念覇者で、自身も全4勝を中山競馬で挙げているスルーセブンシーズ。
6月の宝塚記念ではイクイノックスからクビ差の2着に。G1は未勝利ですが、世界最強馬に今年最も迫った馬として高い評価を受けています。
鞍上は有馬記念で4勝を挙げ、”グランプリ男”とも呼ばれている池添謙一騎手。
来年の3月いっぱいで引退が決定しているため、JRAのG1は事実上、今回がラストチャンス。グランプリ男が悲願のG1初制覇に導くことを期待しておきましょう!
連続出走となる馬は?
まずは、連続出走となる馬を確認しておきましょう。
- タイトルホルダー(3年連続)
- ディープボンド(3年連続)
- ジャスティンパレス
今回の有馬記念は3年連続出走となる馬が2頭。
昨年の有馬記念では9着となったタイトルホルダーは全体4位の24万6,436万票を獲得。
本レースでの引退も発表されているため、実力以上に人気を集めることが予想されます。
また、昨年は8着でしたが21年には2着入線を果たしているディープボンドは全体9位の19万2,503票を獲得。
これらを抑えて全体3位(出走馬の中では1位)の29万1,113票を獲得したのが2年連続出走のジャスティンパレスとなります。
余談ですが・・・
これまでに計67回開催されている有馬記念において、連覇、あるいは2度制覇したことがある馬がこちら。
開催 | 年度 | 馬名 |
---|---|---|
第56回・第58回 | 2011年・2013年 | オルフェーヴル(牡) |
第47回・第48回 | 2002年・2003年 | シンボリクリスエス(牡) |
第43回・第44回 | 1998年・1999年 | グラスワンダー(牡) |
第33回・第35回 | 1988年・1990年 | オグリキャップ(牡) |
第29回・第30回 | 1984年・1985年 | シンボリルドルフ(牡) |
第14回・第15回 | 1969年・1970年 | スピードシンボリ(牡) |
67年の歴史の中で、有馬記念を2度制覇したことがある馬はたった6頭のみ。
いかに連覇することが難しいかがわかります。
有馬記念の過去の優勝馬と傾向について
有馬記念の過去13年間の傾向についてお話していきます。
あくまで競馬はギャンブルなので絶対はありませんが、競馬場の特徴に対してどの馬が活躍しやすいのか。
こちらの項目でお話する内容は以下の3つ。
- 過去13年間の優勝馬・上位入着馬
- 過去レースのレース結果からみた傾向
- 有馬記念の過去配当について
それでは順番に解説していきます。
直近13レースの有馬記念入着馬・優勝馬について
2010年から2022年まで、過去13年間のデータを下記にまとめてみました。
第55回【2010年12月26日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ①ヴィクトワールピサ | 2番人気 | 8.4倍 | 1枠 | 牡3 | M.デムーロ | 4-4-2-2 |
2着 | ⑦ブエナビスタ | 1番人気 | 1.7倍 | 4枠 | 牝4 | C.スミヨン | 11-11-9-8 |
3着 | ⑪トゥザグローリー | 14番人気 | 75.9倍 | 6枠 | 牡3 | C.ウィリアムズ | 3-3-3-2 |
先行したヴィクトワールピサに最後の直線でブエナビスタが追込みをかけ、写真判定にまでもつれ込む激戦となった2010年の有馬記念。
この年の有馬記念で勝利を飾ったヴィクトワールピサは翌年のドバイワールドCに選出。
スタートで出遅れ最後方からの競馬となりましたが、残り300mで先頭に立ちそのままゴールし、日本馬初のドバイワールドC優勝を飾るなど有馬記念制覇後も輝かしい成績を残しました。
第56回【2011年12月25日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑨オルフェーブル | 1番人気 | 2.2倍 | 6枠 | 牡3 | 池添謙一 | 11-10-8-5 |
2着 | ⑤エイシンフラッシュ | 7番人気 | 26.8倍 | 4枠 | 牡4 | C.ルメール | 5-5-6-5 |
3着 | ⑦トゥザグローリー | 9番人気 | 47.1倍 | 5枠 | 牡4 | 福永祐一 | 8-7-10-8 |
同年のジャパンCを勝利したブエナビスタ、2年連続の有馬記念出走となったエイシンフラッシュ、有馬記念連覇を狙うヴィクトワールピサなど、近年稀に見る豪華メンバーの中から2011年の有馬記念を制したのは3歳の牡馬オルフェーブル。
レースを制したオルフェーブルはナリタブライアン以来17年ぶりとなる同一年のクラシック三冠と有馬記念制覇を記録。
また、2009年に同レースを制したドリームジャーニーと共に史上初の兄弟での有馬記念制覇を達成しました。
第57回【2012年12月23日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑬ゴールドシップ | 1番人気 | 2.7倍 | 7枠 | 牡3 | 内田博幸 | 16-15-14-10 |
2着 | ⑥オーシャンブルー | 10番人気 | 27.6倍 | 3枠 | 牡4 | C.ルメール | 10-7-10-10 |
3着 | ⑨ルーラーシップ | 2番人気 | 3.7倍 | 5枠 | 牡5 | C.ウィリアムズ | 13-13-14-12 |
2年ぶりの有馬記念出走となったルーラーシップに3年連続の出場となったエイシンフラッシュなどおなじみの顔が出揃う中、2012年の有馬記念を制したのは不沈艦ゴールドシップ。
圧倒的なパワーとスタミナでロングスパートをかけた菊花賞のレース展開とは裏腹に、この年の有馬記念では10番手から最後の直線で追込みをかけ勝利。
1990年のオグリキャップ以来2頭目の芦毛馬の有馬記念制覇となりました。
第58回【2013年12月22日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑥オルフェーブル | 1番人気 | 1.6倍 | 3枠 | 牡5 | 池添謙一 | 13-13-12-2 |
2着 | ④ウインバリアシオン | 4番人気 | 16.1倍 | 2枠 | 牡5 | 岩田康誠 | 9-11-12-4 |
3着 | ⑭ゴールドシップ | 2番人気 | 4.4倍 | 7枠 | 牡4 | R.ムーア | 12-11-8-4 |
2年連続の有馬記念制覇を目指すゴールドシップの前に立ちはだかったのは2011年有馬記念覇者のオルフェーブル。
このレースをもっての引退が発表されたオルフェーブルは最後のコーナーで抜け出すと、最終的には2着のウインバリアシオンに8馬身差をつけて圧勝。
ラストランとは思えない素晴らしい走りを見せてくれました。
第59回【2014年12月28日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ④ジェンティルドンナ | 4番人気 | 8.7倍 | 2枠 | 牝5 | 戸崎圭太 | 3-3-3-2 |
2着 | ⑥トゥザワールド | 9番人気 | 31.2倍 | 3枠 | 牡3 | W.ビュイック | 7-7-6-7 |
3着 | ⑭ゴールドシップ | 1番人気 | 3.5倍 | 7枠 | 牡5 | 岩田康誠 | 11-10-6-5 |
G1馬10頭、出走馬16頭全てが重賞優勝馬と豪華な顔ぶれになった第59回有馬記念を制したのは、2012年度牝馬三冠を達成したジェンティルドンナ。
2012年のジャパンカップでは牝馬ながら三冠馬オルフェーブルを下し、3歳牝馬史上初制覇を成し遂げたジェンティルドンナは翌年のジャパンカップも連覇。
引退レースに選んだ2014年の有馬記念では、4番人気ながら4分の3馬身差で押し切って有終の美を飾りました。
ディープインパクト産駒初の有馬記念制覇に加え、2008年ダイワスカーレット以来史上5頭目の牝馬の優勝となりました。
第60回【2015年12月27日】天候:曇/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑦ゴールドアクター | 8番人気 | 17.0倍 | 4枠 | 牡4 | 吉田隼人 | 3-3-5-3 |
2着 | ⑨サウンズオブアース | 5番人気 | 9.9倍 | 5枠 | 牡4 | M.デムーロ | 3-3-5-6 |
3着 | ⑪キタサンブラック | 4番人気 | 8.4倍 | 6枠 | 牡3 | 横山典弘 | 1-1-1-1 |
このレースをもって引退を発表したゴールドシップ、同年の宝塚記念と天皇賞(秋)を制したラブリーデイ、菊花賞馬の3歳馬キタサンブラックなどが出走するなか、レースを制したのは8番人気の伏兵ゴールドアクター。
相性抜群の横山隼人騎手を鞍上に迎え、洞爺湖特別から3連勝の勢いそのままに有馬記念も制覇。
このレースでゴールドアクターはG1初勝利、鞍上の横山隼人騎手もG1初勝利と嬉しいコンビでのG1初制覇となりました。
第61回【2016年12月25日】天候:曇/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑪サトノダイヤモンド | 1番人気 | 2.6倍 | 6枠 | 牡3 | C.ルメール | 4-3-3-3 |
2着 | ①キタサンブラック | 2番人気 | 2.7倍 | 1枠 | 牡4 | 武豊 | 2-2-2-2 |
3着 | ②ゴールドアクター | 3番人気 | 7.9倍 | 1枠 | 牡5 | 吉田隼人 | 3-3-3-3 |
同年の天皇賞(春)・ジャパンカップを制し2年連続の出走となったキタサンブラック、前年の覇者ゴールドアクターなどが出走した2016年の有馬記念を制したのは1番人気の3歳馬サトノダイヤモンド。
オッズを分け合ったキタサンブラックが先頭でゴール前までレースを運んだものの、最後はサトノダイヤモンドがクビ差で差し切りゴール。
サトノダイヤモンドは次走の阪神大賞典も勝利し連勝記録を4に伸ばしました。
第62回【2017年12月24日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ②キタサンブラック | 1番人気 | 1.9倍 | 1枠 | 牡5 | 武豊 | 1-1-1-1 |
2着 | ③クイーンズリング | 8番人気 | 33.1倍 | 2枠 | 牡5 | C.ルメール | 4-5-5-3 |
3着 | ⑩シュヴァルグラン | 3番人気 | 6.7倍 | 5枠 | 牡5 | H.ボウマン | 8-8-8-8 |
共和国杯を完勝した3歳馬スワーヴリチャード、前年の香港ヴァーズ・当年の宝塚記念を制したサトノクラウンなど、単勝オッズ一桁台が4頭となった中で通算3回目の出走となったキタサンブラックが悲願の有馬記念初制覇。
引退レースに加え、本競走を制した場合の獲得賞金がテイエムオペラオーを超え歴代1位になるということで単勝オッズ1.9倍とダントツの1番人気となりました。
スタートから驚異の逃げ切りで有馬記念を制したキタサンブラックは優勝賞金3億円を獲得。
これまで1位だったテイエムオペラオーを超えるJRA通算獲得賞金18億7684万3000円となり歴代1位となりました。
第63回【2018年12月23日】天候:曇/芝:稍
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑧ブラストワンピース | 3番人気 | 8.9倍 | 4枠 | 牡3 | 池添謙一 | 6-6-7-4 |
2着 | ⑫レイデオロ | 1番人気 | 2.2倍 | 6枠 | 牡4 | C.ルメール | 9-9-9-8 |
3着 | ⑮シュヴァルグラン | 9番人気 | 22.7倍 | 8枠 | 牡6 | H.ボウマン | 13-11-11-10 |
牝馬三冠を達成した後、同年のジャパンカップを世界レコードで勝利した女王アーモンドアイは出走を回避。
そのジャパンカップでアーモンドアイに0.3差の2着で入線したキセキ、オールカマー・天皇賞(秋)と2連勝中のレイデオロなどが出揃う中、レースを制したのはデビューから無傷の3連勝を記録したブラストワンピースでした。
3歳馬の有馬記念制覇は史上19頭目。
鞍上の池添謙一騎手は2009年のドリームジャーニー、2011年と2013年のオルフェーブル以来4度目の有馬記念制覇となりました。
第64回【2019年12月22日】天候:曇/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑥リスグラシュー | 2番人気 | 6.7倍 | 3枠 | 牝5 | D.レーン | 10-10-11-9 |
2着 | ⑩サートゥルナーリア | 3番人気 | 7.8倍 | 5枠 | 牡3 | C.スミヨン | 13-13-11-7 |
3着 | ⑦ワールドプレミア | 4番人気 | 13.4倍 | 4枠 | 牡3 | 武豊 | 15-16-16-16 |
史上最多11頭のG1優勝馬が出走した2019年の有馬記念。
牝馬三冠にG1レースで6勝を挙げている女王アーモンドアイ、菊花賞優勝馬のキセキ、3歳にしてホープフルS・皐月賞を制しG1を既に2勝しているサートゥルナーリアなど名だたる実力馬が勢揃い。
アーモンドアイの単勝オッズが1.5倍(支持率50.95%)と圧倒的人気を集める中、レースを制したのは2番人気のリスグラシューでした。
最終コーナーで中団から抜け出したリスグラシューは大外から一気に順位を挙げ有馬記念を勝利。
同レースでは1番人気のアーモンドアイがデビューから初の掲示板外となった他、優勝馬のリスグラシュー、レイデオロ、アルアイン、シュヴァルグラン、アエロリット、クロコスミアの6頭が引退を発表し話題を集めました。
第65回【2020年12月27日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑨クロノジェネシス | 1番人気 | 2.5倍 | 5枠 | 牝4 | 北村友一 | 12-12-3-3 |
2着 | ⑭サラキア | 11番人気 | 74.9倍 | 7枠 | 牝5 | 松山弘平 | 13-13-13-12 |
3着 | ⑬フィエールマン | 2番人気 | 3.5倍 | 7枠 | 牡5 | C.ルメール | 2-4-2-2 |
同年の天皇賞(春)を1着・天皇賞(秋)で2着に入線し2年連続の出走となったフィエールマン、デビューから12戦中10戦で馬券内のカレンブーケドールなどが揃う中、芝G1最多勝のアーモンドアイやクラシック三冠のコントレイル、3歳牝馬三冠のデアリングタクトなどを抑えファン投票1位となったクロノジェネシスが初制覇。
クロノジェネシスは宝塚記念に続きグランプリレース連覇となり、同一年の連覇は史上11頭目、牝馬では前年のリスグラシューに続いて史上2頭目。
また、半姉のノームコアが同月の香港カップを優勝したため姉妹による史上初の同年同月の海外G1・国内G1制覇と異例づくしの年となり、2020年度JRA賞特別賞を受賞しました。
第66回【2021年12月26日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑩エフフォーリア | 1番人気 | 2.1倍 | 5枠 | 牡3 | 横山武史 | 9-9-8-5 |
2着 | ⑤ディープボンド | 5番人気 | 20.9倍 | 7枠 | 牡4 | 和田竜二 | 5-6-6-5 |
3着 | ⑦クロノジェネシス | 2番人気 | 2.9倍 | 7枠 | 牝5 | C.ルメール | 7-7-8-8 |
ファン投票にて歴代最多の260,742票を獲得したエフフォーリアが期待に応えて勝利。4着には3番人気のステラヴェローチェ、5着には4番人気のタイトルホルダーなど人気馬が意地を見せたレースになりました。
エフフォーリアは皐月賞、天皇賞(秋)と着実にステップアップを踏んだ上での勝利。2021年JRA賞年度代表馬及び最優秀3歳牡馬に選出されました。
第67回【2022年12月26日】天候:晴/芝:良
着 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 枠 | 馬年齢 | 騎手 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | ⑨イクイノックス | 1番人気 | 2.3倍 | 5枠 | 牡3 | C.ルメール | 8-9-6-3 |
2着 | ③ボルドグフーシュ | 6番人気 | 14.1倍 | 2枠 | 牡3 | 福永祐一 | 14-14-15-6 |
3着 | ⑤ジェラルディーナ | 3番人気 | 7.4倍 | 3枠 | 牝4 | C.デムーロ | 14-14-11-12 |
史上最多36万8304票を得てファン投票1位となったタイトルホルダー、連覇を狙うエフフォーリア、昨年2着のディープボンドなど各世代のトップホースが揃った中で、ファン投票では294,688票の第3位でしたが、凱旋帰国したタイトルホルダーを抑えて単勝オッズ2.3倍の1番人気に支持されたイクイノックス。
スタートもしっかり決まり、折り合いを欠くことなく中段付近に抑えると、第3コーナーの手前から少しペースを上げて好意に寄せると、第4コーナーでは持ったままの形で先団へ。
先頭を走るタイトルホルダーをあっさり捉えると、最後はムチを入れることなく2馬身差の快勝。
C.ルメール騎手はレース後に「2度あることは3度ある。僕にとってクリスマスの日は、2005年にハーツクライでこのレースを勝ち、2016年はサトノダイヤモンドで勝っていますから、今日も本当に嬉しく思います」とコメント。
天皇賞・秋に続いて父キタサンブラックと史上4頭目の親子制覇となりました。
直近13年のレース結果からみた傾向を徹底分析!
ここからは上記13年のレース結果から性齢・人気・枠順・騎手・脚質の傾向をそれぞれ分析していきます。
性齢
年齢別の勝利数は以下の通り。
- 3歳馬:7勝
- 4歳馬:2勝
- 5歳馬:4勝
有馬記念が引退レースとして選択されることも多く、調教にも気合を入れてくるためか5歳馬でも勝利数は3歳馬に次いで4勝と好成績。
もちろん調子・実力を踏まえた予想を展開するのが1番ですが、上位人気馬の勝率が高いこと、年齢別では3歳馬と5歳馬の成績が良いことも覚えておくと予想を組みやすいでしょう。
また、過去13戦の牡馬or牝馬の勝利数、及び連対率は以下の通りとなります。
牡馬or牝馬 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|
牡馬 | 75% | 84% |
牝馬 | 25% | 16% |
牡馬の勝率、連対率が圧倒的に高いことがわかります。
また、牝馬が3着以内に2頭入線したのはクロノジェネシスとサラキアがワンツーで飾った2020年の有馬記念のみ。
もちろん人気等も加味すれば牝馬にも十分勝機があると判断できますが、主に牡馬を軸とした馬券の勝率が高いことは覚えておきましょう。
人気
過去13年に先着した馬の人気は以下の通り。
- 1番人気:8勝
- 2番人気:2勝
- 3番人気:1勝
- 4番人気以降:2勝
4番人気以降が先着したのは2014・15年の2度のみ。
13戦中11戦で人気上位(3番人気以内)の馬が有馬記念を制覇していることがわかりました。
また、3着以内馬延べ39頭中29頭を5番人気以内の馬が占め、6番人気以下の伏兵馬は馬券に絡んだとしても年に1頭なので、予想は上位人気馬を中心に組み立てるのが得策と言えるでしょう。
枠順
過去13年の枠順別の勝率・連対率・複勝率は以下の通り。
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連帯率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 2-1-1-9 | 15.3% | 23.0% | 30.7% |
2枠 | 1-3-0-9 | 7.6% | 30.7% | 30.7% |
3枠 | 2-2-1-8 | 15.3% | 30.7% | 38.4% |
4枠 | 2-2-1-8 | 15.3% | 30.7% | 38.4% |
5枠 | 3-2-3-5 | 23.0% | 38.4% | 61.5% |
6枠 | 2-1-2-8 | 15.3% | 23.0% | 38.4% |
7枠 | 1-2-4-6 | 7.6% | 23.0% | 53.8% |
8枠 | 0-0-1-12 | 0% | 0% | 7.6% |
直近3年で3連勝し、連対率・複勝率でもトップの数字を残しているのが5枠。
一方で、大外8枠の勝率は0%。連対率・複勝率を見てもワーストの数字となっており、本命候補が8枠に入った際は改めて検討が必要になるでしょう。
騎手
過去13年の勝利騎手は下記の通り。
- 3勝:池添謙一
- 2勝:C.ルメール
- 1勝:M.デムーロ・内田博幸・戸崎圭太・吉田隼人・武豊・D.レーン・北村友一・横山武史
過去13年で複数勝利を挙げているのは、池添謙一とC.ルメールのみ。
中でも池添謙一騎手は有馬記念を通算で4度制覇し、「グランプリ男」とも呼ばれています。
また、有馬記念は上位人気馬が強いG1で、過去13年では前走と同じ騎手が乗った3番人気以内の馬の3着内率が60%を超えています。
一方で、前走と同じ騎手が乗って4番人気以下だった馬の3着内率は4.3%とかなり低め。
また、穴を狙うのであれば前走から騎手が乗り替わっている4番人気以下の馬が3着以内に9頭入っているので、このあたりに妙味があることも覚えておくと良いかもしれません!
脚質
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連帯率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-1-2-9 | 7.6% | 15.3% | 30.7% |
先行 | 4-5-3-1 | 30.7% | 69.2% | 92.3% |
差し | 5-5-2-1 | 33.3% | 76.9% | 92.3% |
追い込み | 3-2-6-2 | 23.0% | 38.4% | 84.6% |
会場となる中山芝2500mは、外回りの3コーナー入り口あたりからスタートしてスタンド前を通過し、2周目は内回りコースを1周してゴールを迎えるレイアウト。
きついコーナーが6つあるうえに直線も約310mと短く、ロスを抑えて走る先行・差し勢が強い傾向にあります。
展開次第で待機勢が恵まれるケースもありますが、それでも後方から直線一気を決めるのは至難の業。
実際に2013年以降は最終4コーナーの通過順位が2桁だった馬の勝利はないため、追い込み一辺倒のタイプに過大な期待を抱くのは危険と言えるでしょう。
まとめ
過去13年の傾向を踏まえた上で、有馬記念2023年における各条件に当てはまる各馬を下記にまとめてみました。
- ドウデュース
- ソールオリエンス
- ジャスティンパレス
もちろん当日の馬体状態や直前の騎手変更等により想定していた走りにならない可能性も。
しかし、馬体・条件共に問題ない場合は過去の傾向に近い走りが期待できるでしょう。
予想の軸選びに迷っている方やワンチャンスありそうなヒモとなる馬を選びかねているという方は是非、上記の該当馬を参考にしてみてください!
有馬記念の過去配当一覧
過去13戦の券種別配当をまとめてみました。
年度 | 馬連 | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|
2010年 | 550円 | 1,640円 | 11,610円 | 60,770円 |
2011年 | 3,170円 | 3,650円 | 24,290円 | 78,260円 |
2012年 | 3,730円 | 5,200円 | 4,020円 | 24,250円 |
2013年 | 860円 | 1,020円 | 1,420円 | 5,240円 |
2014年 | 12,350円 | 21,190円 | 15,250円 | 109,590円 |
2015年 | 6,840円 | 13,780円 | 20,360円 | 125,870円 |
2016年 | 440円 | 770円 | 1,050円 | 3,940円 |
2017年 | 3,170円 | 3,810円 | 5,420円 | 25,040円 |
2018年 | 940円 | 2,400円 | 4,910円 | 25,340円 |
2019年 | 2,990円 | 6,130円 | 10,750円 | 57,860円 |
2020年 | 10,330円 | 11,360円 | 7,370円 | 50,150円 |
2021年 | 1,740円 | 2,070円 | 1,440円 | 7,180円 |
2022年 | 1,320円 | 1,770円 | 2,520円 | 9,740円 |
ここ13年は2着、3着に中穴馬や下位人気馬が入線することも多く、比較的荒れやすいレースが続いていました。
しかし、昨年2021年のレースでは人気馬が上位を独占。
荒れると思いきや順当に来る時もある。
もちろん人気や実力も見極める必要がありますが、一筋縄ではいかないのが有馬記念ということでしょう。
有馬記念におけるレース展開・特徴とは?
ここからは、有馬記念が開催される中山競馬場のコース解説と例年のレース展開、有馬記念のコース条件と似ている重賞レースについてご紹介します。
中山競馬場のコース解説
有馬記念が開催されるのは中山競馬場の芝2,500m内回り。
最初のコーナーまでの距離は192mと短く、先行争いが激しくなることからハナを取りたい馬にとってはスタートが最も重要となります。
スタートからゴールまでの約1周半でコーナーを6回まわるため、レース中盤にかけてペースが落ち着きやすいことでも知られています。
また、今年大きな話題を集めたスマホゲーム・ウマ娘の実況にも登場する「中山の直線は短いぞ」の言葉通り、ゴール前最後の直線は310mと短め。
これによりスパートをかける位置も重要とされるため、騎手の腕が最も試されるコースと言っても過言では無いでしょう。
出走馬に関して言えば、直線一気に持ち込めないこのコースでタイトなカーブを攻略できる器用さが大きな武器となります。
さらに、コース全体の高低差はJRA全10会場の中でも最大の5.3m。
2階建ての高さに相当する中山競馬場ではパワーはもちろん、スタミナも必要となります。
有馬記念と条件が似ている重賞レースについて
レースを予想するにあたり押さえておきたいのが天皇賞(秋)・ジャパンカップなどで好走したとしても有馬記念で好走できるとは限らないという点です。
天皇賞(秋)とジャパンカップが開催される東京芝2,000m・2,400mのコースではゴールまでの最後の直線が525.9mと長く、直線で末脚勝負ができる馬の活躍も目立ちます。
しかし、有馬記念が開催される中山芝2,500mではゴール前最後の直線距離が310mと、上記で挙げた2レースに比べ約215mも短いため末脚をうまく発揮できない可能性も。
このことから、有馬記念とはコース条件が異なる天皇賞(秋)・ジャパンカップなどで活躍していたとしても有馬記念では苦戦する可能性があると言えます。
一方、コーナリングに必要な操作性と最後の上り坂でパワーを求められる有馬記念のコースに似た条件を持つレースが皐月賞(中山)・大阪杯(阪神)・東京優駿(東京)の3つ。
皐月賞は有馬記念と同じ中山競馬場が舞台。
大阪杯と東京優駿に関しては会場こそ異なるものの、出走馬に求められるステータスは似ているため、ここで好走していればスタミナ次第で十分に力を発揮できる可能性があるでしょう。
有馬記念で押さえておきたいポイントまとめ
ここまで、有馬記念の過去データを元に詳しい内容をお話してきましたがいかがでしたか?
記事自体もとても長くなってしまったため、改めて今年の有馬記念において押さえておきたいポイントをまとめてみました。
- 上位人気(1番〜3番人気)の勝率が高い
- 上位人気が3歳馬もしくは5歳馬であれば狙い目
- 牡馬の勝率・入線率が高い
- 最終直線が短く追い込み馬は苦戦しやすい
- 皐月賞・大阪杯・東京優駿での入線馬は要チェック
- 天皇賞(秋)・ジャパンカップのデータを参考にするのは危険
上記のデータはほんの一部ですが、有馬記念での予想に少しでも役立つ情報かと思います。
有馬記念での予想を予定している方は是非、参考にしてみてください。
有馬記念の基本情報
ここからは、有馬記念の基本情報と優勝賞金について解説していきます。
有馬記念の概要
1995年(昭和30年)まで、中山競馬場では日本で最も難度が高いとされる中山大障害が最大の呼び物でした。
しかし、当時の東京優駿などに比べ「華やかさに欠けている」という理由から当時の日本中央競馬会理事長の有馬頼寧が「暮れの中山競馬場で日本ダービーに匹敵する大レースを」と提案。
ファン投票で出走馬を選出する方式が採用され、1956年(昭和31年)に「中山グランプリ」の名称で創設されました。
第1回中山グランプリ開催後の1957年(昭和32年)1月9日に創設者の有馬理事長が急逝したため、その功績を称えて第2回の開催から「有馬記念」に改称。
以来、中央競馬の1年を締めくくるレースとして定着しました。
地方競馬所属馬は1995年(平成7年)から出走可能に。
外国馬は2000年(平成12年)から2006年(平成18年)まで当該年度のジャパンカップ優勝馬にのみ出走資格が与えられていましたが、2007年(平成19年)からは国際競走となり、外国馬の出走枠も6頭に増やされました。
有馬記念の競争条件
出走可能頭数は最大16頭。
サラ系3歳以上となっています。
- JRA所属馬(ファン投票選出馬、及びJRA選定馬)
- 地方競馬所属馬(JRA選定馬のみ)
- 外国調教馬(最大6頭、優先出走)
特別登録を行った馬のうちファン投票上位10頭と外国馬は優先出走が可能。
上記以外のJRA所属馬・地方競馬所属馬は「通算収得獲得」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のG1競争における収得賞金」の統計が多い順に出走可能となっています。
有馬記念2023の優勝賞金
有馬記念の優勝賞金は以下の通り。
1着 | 5億円 |
---|---|
2着 | 2億円 |
3着 | 1億1300万円 |
4着 | 7500万円 |
5着 | 5000万円 |
ジャパンカップ同様、中央競馬で施行される競走では最高額の1着賞金が設定されています。
また、天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念の3競走を同一年に全て優勝したJRA所属馬には内国産馬に2億円、外国産馬には1億円の褒賞金を交付。
さらに、当該年度のG1・JpnI競走で3着以内の成績、または平地の重賞競走で優勝したJRA所属馬がファン投票上位(1位〜 10位)で出走する場合、1位から3位は2000万円、4位・5位は1000万円、6位から10位は500万円の特別出走奨励金が交付されます。
2023年の獲得賞金増額について
日本中央競馬会(JRA)は2023年のジャパンカップ・有馬記念の1着賞金を今年からさらに1億円増となる5億円に大幅増とすることを発表しました。
背景には円安の進行による海外へのアピール薄が原因とされていますが、国際競争力を維持するため2年連続での増額を決めたそうです。
有馬記念で役立つ【厳選情報】をご紹介
最後までご覧いただきありがとうございます。
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注目馬と傾向同時に見れるのありがたいです。
去年の有馬記念の時はまだ競馬にハマってなかったのでデータも何もわかりませんがこの記事を参考に馬券勝ってみたいと思うのですが、最後に紹介されてる競馬予想サイトを使う方がオススメですか?
競馬予想サイトもあまり使ったことないのでよくわからないのですが、当日に買い目が公開される仕組みという認識で合ってますでしょうか。
ヴェラアズールだなー。大賞典とジャパンカップを制覇して調子が上がってきている。
ただ、2500m持つかなーってところだけど、騎手の動かし方が良ければ全然ある。
初コンビとか関係無しにボルドグフーシュに単勝ぶっこむ!!!
ボルドグフーシュの馬券1回も買ったことないけど福永がラストなら勝ってくれるはずや!
あとはイクイノックスもここ勝って最強になってほしい!
タイトルホルダーやイクイノックスで結構迷ってる。
まあ軸はこの2頭だとして、意外とポタジェとか競う。あとは走りきれるかってところだな。
エフフォーリアは厳しいかな〜…
素人目からみてもぶよぶよだもんな〜
タイトルホルダーに期待してます!!
去年の有馬記念は割とガチガチだったから今年は荒れてほしい
この前の朝日杯もガチガチだったし
僕もボッケリーニくるんじゃないかなって思ってます
どの競馬予想サイトも今年は有馬記念の予想を公開するのでしょうか?
競馬予想サイトを利用すること自体がはじめてなので教えていただけると助かります。
また、1回の予想で必要な馬券代はいくらくらいでしょうか?サイトにより異なるのでしょうか?
今年の有馬記念がエフフォーリア1強ってわけでも無いし予想マジでむずい
キセキの単勝にぶっこむのもアリか……笑
ちなみにウマラクってサイトは当たるの?
解体新書さんの予想は公開しないのでしょうか?
それとも予想サイトの予想をそのまま参考にする形でしょうか?
できれば予想されるレース展開だったり解体新書さんの予想があると嬉しいですm(_ _)m
エフフォーリアがこんなに人気な理由がわからない…
なんとなくだけどレース当日めちゃくちゃ荒れる気がする。
それも踏まえると予想めちゃくちゃ難しいな…
エフフォーリアが1位でしたね!
横山武史とも馬券の相性良いので有馬記念も横山武史に期待してエフフォーリア軸で買いたいと思います!
個人的にはメロディーレーンも気になってますが・・
あとはクロノジェネシスも捨てがたい…w
僕も気になる馬でメロディーレーンを挙げたいです。
ここまで小さな馬が有馬勝ったらめちゃくちゃ面白くなるのではないかと…
変な話メロディーレーンがここで有名になればファン人気もですが女性の競馬ファンも増えてくれそうなので競馬業界で旋風巻き起こしてもおかしくないなと。w
予想は難しいですが僕はもし出走になったらメロディーレーンを軸にしたいと思います。
単勝勝ったレースで横山武史に1回飛ばれてるから不安だけど今回はエフフォーリアに賭ける。これまでの傾向とかも加味した上で3歳馬だしフレッシュさ重視で期待してる。
ウマ娘をはじめてから現実の馬にも興味を持ちはじめて最近は競馬もちょっとやってます!
G1とかしか予想したことないですけど、有馬記念はビッグレースらしいので年末に向けてお金貯めてます笑
勉強はするつもりですが現状でオススメの馬がいれば教えて頂きたいです(^^)
キタサンブラック以来の逃げで大勝が見たいんでタイトルホルダーに期待してます。
あとはキセキも頑張ってほしい…
キセキとタイトルホルダーが逃げて後ろのペース崩したりしたら面白くなりそうですね!